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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

何でも打ち明ける習慣でストレス解消!(富士山! 9/10)

2015-01-08 | 第一章「意識と知覚」

 ある本をたまたま年末に買って読んでいるが、その中にストレス対処法として「悩みを打ち明ける習慣」のことが書いてあった。

 「自分の悩みや心配ごとを人に打ち明ける習慣をつくる。胸につかえたものを吐き出す「こころの煙突掃除」をすることはストレス減少に非常に役立つ。ただし、いつも同じ人に延々と悩みを打ち明けていては、その人の精神的負担になり、ストレスの原因ともなるので、その人以外にも一人か二人心の重荷を打ち明けられる友人を持つことが望ましい。」(心の危機と民族文化療法 布施豊正著 中公新書 66Pよう、布施先生に感謝します。)

 自分の人生を考えてみても、青年時代から不思議なことに自分の悩みなどを打ち明けることができる人が、その時々に有難いことに、何人かいたようだ。日本では欧米のように気楽にカウンセラーに悩みを打ち明けて支援してもらう習慣が余りないが、この打ち明けることのできる人の存在は日本でも大いにあるだろう、そしてその意義は実に大きい。私など、打ち明けることが出来た人の存在で、どれだけ助けられたか・・・実にありがたい。

 さて、「生き甲斐の心理学」を初めて知ってから15年経過するが、この臨床心理学を中心とした学びの中で傾聴を随分勉強した。ちょうど、日常の中で友人から悩みの相談を受ける立場の勉強だ。これは、とても奥が深く日々研鑽というものであるが、その要諦は、じっくりと相手の方の真実をお聴きするということである。そして、相手の身になりながら一緒に考えていると、相手の方の中から解決策が出てくるのだ。もちろん相手が取り乱したりしていて、混乱しているときは緊急避難的に僭越ながら指示をすることもあるが。

 人の真実とは、倫理道徳を抜きにして、その方が置かれた環境や生育史の中でのホンネをしっかりと把握することである。そして、その方の立場なら、そういうホンネに至るのは当然と思えるようになれば、その傾聴はかなり成功している。普通、話を聴いても、すぐに自分の意見や批判を言いがちになるが、その人の真実を聴くという聴き方は実に深いところで援助の手となるようだ。

 正月に木の実をつつく鳥。傾聴的に見ていると何かいろいろ教えてくれるようだ。春の日がまじかであることを、冬の何もなさそうな世界にもご馳走があることを。

同じように傾聴的に富士山を眺めるとどうだろうか?

富士山! 9/10

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