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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

身体が調子悪くなったときは、心の休養も・・・(縄文からの風 ② 7/10)

2015-01-28 | 第二章「五感と体感」

 風邪で寝込んでいたが、今日は久しぶりでマッサンの録画を拝見した。今週はマッサンとエリーさんの養女エマちゃんの学校でのいじめや葛藤がテーマであり、小学校低学年の子供の物語のようだ。

 おまえは、両親の子ではない。・・・これは、強烈なメッセージであるが、皆さんも「貴方は川の橋の下から拾ってきた」という衝撃のメッセージを受けた経験があるのではないかと思う。これは、エリアーデによると今でも世界中にある風習のようで、当然新石器時代の縄文の伝統を残した日本にもある習わしなのだと思う。

 私も、このようなメッセージに幼いころ驚き、小さな胸を痛めたものだが、こんなことが何故太古からささやかれたのであろうか?恐らく、これは子供が普通に感じている人間観を越えて、命を形而上学的に捉え死ぬべき運命の人生を生きるための人間観に変わってもらいたいという親の願いがあったのではないかと思う(新石器時代は輪廻観が強いようだが)。まあ、一種のイニシエーションかもしれない。エリアーデによると、川の精霊が人間として生まれてくるという思想らしい。

 エマちゃんの場合は霊や魂の話ではなく、DNA的な問題で極めて深刻な問題であるが、私たちも含め出世の謎はこの世では解決できそうにない謎で、宗教とか哲学の力を借りるしかない。

 さて、今日は自分の生育史の研究をしていたのだが、こうした小学校低学年にもある、精神的ショック。こうした時、食欲がなくなるとか、寝られなくなるとか、夢でうなされるとか、・・・まあ、身体的な症状がでることも多いのではないだろうか。私もそうだが、具体的に眼で観える身体症状的な現象に本人も周りもうろたえてしまいがちだが、一つ大事なことがあることをU先生のテキストでも確認した。

 ストレスがかかると、通常は、不安、怒り、身体症状、ウツ、錯乱と暗い感情が亢進(ストレス曲線をのぼる)してくるものだが、身体症状というものは自分や他人から観えるものであることが重要だ。外から観えず、いつのまにかウツ、錯乱と登っていくよりよっぽど良いのである。

 私も、小学校2年の時にアラスカに行った経験があるが、その時に運よく身体症状がでたことがある。そして、それ故、周りから暖かくケアされ、何か判らないうちに元気になっていった(良く寝て、五感をいやし、暖かい愛でいやし・・・)。身体症状は辛いものもあり、それが決していいともいえないが、一つの心のサインとして見ると役に立つ側面もあるのだと思う。もちろん子供だけでなく大人でも老人でも同じである。

縄文からの風② 7/10

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