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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

個性を伸ばすには!(仕事とか家庭とか ① 5/10)

2015-05-07 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 最近は、持統天皇の論文をつくる前にと思い、有名な歴史上の人物についてあれこれ読み妄想をしている。学生のころに、湯川秀樹さんと市川亀久弥さんの対談の形式で、ニュートン、アインシュタイン、ゴーゴリ、石川啄木、空海、世阿弥、荘子、ウィーナー、エジソン、宗達・光琳に関する楽しい雑誌を夢中で読んだことがあるが、それをもう一度読み返している。

 列挙された面々は、有名な天才であるが、その生育史に触れると、非常にナイーブな劣等感とか、そういう感情を創造的な活動に昇華したりしているのが垣間見られる。自分のことが制御しにくいので制御理論をつくったウィーナーとか。実に考えさせられる。

 それから、もって生まれた素質というか個性ということにもハッとさせられる。多くの天才は、幼いころは問題児であったりする。今の日本に生きていたら、ひょっとしたら変な病名をつけられ、薬を飲まされたかもしれない。そして、不思議なことであるが偶然が重なり、その個性が引き出され輝く。このあたりは実に神秘的だ。例えば、エジソンは沢山の発明をしたが、その影響は、もしエジソンがいなかったら今の自分はたぶん随分違っていただろう(電燈やレコード、ラジオ・・・そんな恩恵を幼いころに甘受できなかったかもしれない)。

 天才という人は、たぶん世の為人の為に大きな貢献をしたのだと思うが、その感情生活はどうだったのだろうか。もちろん人それぞれだろうが。ただ、エリクソンでいうと、世話・生殖性・停滞感の処理が上手だったように考えてしまう。さらに、一つの仮説ではあるが、さらにプリミティブな技能・勤勉性・劣等感、意志力・自律性・恥辱疑惑なども、特に仕事といった面では処理が上手だったかもしれない。

 私もそうだが、世の中でヘンだなと思うことは多い、それに単に不平を言うレベルではなく、生き甲斐という何か信念をもって意志力でばく進する。さらに、劣等感でだめになることなく、何かをこつこつと始める・・・。重要なことは、長期的に観ると暗い感情をうまく解放しつつ、素晴らしい活動に繋げていることだ。

 もちろん、天才は限られた人だとも思う。しかし、天才の対極にいるような私など凡人も、恐らく何か素質や個性をもち、何かをするように天から言われているのだろう。それを感じ考えるのは自分しかいない。

仕事とか家庭とか 5/10

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