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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

「食洗機」を愛すまで!(ストレスを再考する! 6/10)

2015-09-06 | 第一章「意識と知覚」

 もう5年前になってしまうが。我が家に食洗機が導入された。妻や娘たちの圧倒的な支持で、しぶしぶであった。というのは、いつもではないが皿洗いは好きなほうで、大きなスペースをとる食洗機は、自分流の洗い方ができなくなるし、場所が狭くなるのでいやだったからである。

 そんな中、食洗機は不安感(ストレス)の中で導入された。妻や娘たちは、そのうち使い方も完全にマスターし、技術革新に遅れた私だけが残った。食洗機は眼のうえのたんこぶのようになった。まあ、台所に以前より行かなくなり、食洗機をさけることでなんとか過ごしたが、やはり、家族が不在で私だけで生活するときは困った。そして、そのうち、使い方をしぶしぶ覚えるようになった。興味を持ち、実際に食洗機と付き合ってみると、はじめは、欠点が眼につく。洗い方が下手だとか、電気の消費量が問題だとか、場所を取りすぎるとか・・・

 さて、生き甲斐の心理学では、嫌いという感情(不安だったり、怒りだったり)を大事にする。ふつうは嫌いー>避ける/やっつける/逃げる・・・こんなパターンを人は自動的にしがちだが、その嫌いの意味を真面目に前向きに、ちょっとは考えることだ。自分にとって、嫌いという感情をもつ意味。

 まあ、多勢に無勢の我が家のポリティクッスが反映されているのだが、私は意味を積極的に考え(自分にとっての綺麗にすること意味、和解と平和?)の、そして積極的に使いこなすようにした。すると、嫌いという感情が友好的感情に変化してくる。

 ボタンを押すだけで何十分かかけ、時には揺れながら食器洗浄に奮闘する食洗機の姿が好きになってきた。すると、もっときれいに洗えるように、いろいろ工夫したりする。コップや茶碗の置き方、はしの入れ方・・・

 食洗機を愛するようになると、大きなスペースをとることが気にならなくなる。逆に存在感を楽しんだりする。洗い方がここひとつとかの欠点も、それを補うためにどうするか・・・そんな風に前向きになれる。感情の世界は非常に不思議だが、生き甲斐の心理学の理論どおり。

ストレスを再考する! 6/10

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