イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

好きな人でない人と接するには・・・(他者からのストレス 2/10)

2015-09-27 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 気の合う人や好きな人と接するのは楽しいが、そうもいかない時がある。仕事の関係とか、まあ、世の中のしがらみというか。

 気の合わない人、嫌いな人、そうした人と会うと、すぐに何か感情が動く。いやな相手を知覚するのだ。五感・体感を通し、どこかで瞬時に行われる解釈の世界を通して、私たちは歓迎しない人を知覚する。
 
 不思議なもので、今まで話したこともない人でも、初対面というか、わずかな時間で何か違和感を感じるなど知覚してしまう。生育史からくる無意識の世界の働きが大きいと考えるべきか。

 こうした、知覚は、もうどうしようもない感じである。感情は正直なのだ。

 しかし、こうしたときでも仕事の関係から、あるいは、しがらみからお付き合いをしなければならないこともある。

 普通は、人間なのでそれなりの対応をする。
 昨日の話ではないがロジャースの人格形成理論からすると、学問的には以下のように厳密に表現される。

 命題2:有機体は、場に対して、その場が経験されるままのものに、反応する、この知覚の場は、個人にとって実在(reality)なのである。

 有機体は人と置き換えてよいかもしれないが・・・そして、普通?に反応する。

 命題3:有機体は、一つの体制化された全体として、この現象の場に反応する。

 たぶんこれは、現代人も縄文時代に生きていた祖先も同じなのだろう・・・

 そして、私もそうだが、多くの人は自分の反応の仕方に幻滅したり、いろいろする。そして、だいたいにおいてネガティブに物事が進んでいったりも。

 こうした、プロセスは、もうどうしようもないのか?生き甲斐の心理学では、いろいろ対処方法を教えてくれるが、私がもっとも好きなものは、人間観に関するものである。ちょっとした哲学の問題だ。

 感覚器官などは変えられないが、知覚の知の部分を変えるのである。物事の解釈が変われば世界が変わる。知覚も変わるのだ。

 人間の尊厳は、いろいろ教科書に出てきたりするが、私もそうだったが、本当に理解し身に着ける人は少ない。ヒトという存在が単なる物体ではなく、成育史からなる心や愛そのものの魂があるなど、人間観を見直すのだ。そうすると、嫌いな人でも、感情の世界とは違う世界が見えてくる。つまり世界が広がるのである。嫌いは嫌いでも、すこしゆとりがでる。嫌いが好きになる可能性まででてくる。

他者からのストレス 2/10

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