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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

解釈が変わると世界が変わる!(こころをみつめる方法 8/10)

2015-11-20 | 第三章「無意識の世界」

 今の私は臨床心理系の生き甲斐の心理学に集中しているが、一昔前、若いころは等価変換創造理論に没入していた時期がある。これは、湯川秀樹先生や市川亀久弥先生に遡る理論であり、本来発明理論というより、芸術論や心理学、マーケティングなども含んだ壮大な理論枠組みだったように思う。

 その理論は、発明に応用して発展してきたところがあるが、たとえば魔法瓶の例を以前聴いた。この理論が実際使われたのかどうかわからないが、後から考えると理論どおりということかもしれない。

 真空管メーカが、半導体の発展により、その地位が揺らいできたころ。企業の存続問題で悩んだそうである。真空管は、フィラメントを真空技術で熱を遮断することで成り立つ。真空技術は当時はその程度の応用しかなかったが、ある日、熱を遮断するという技術の本質に気付き、それをお湯がさめないようにする、という応用に転用したようだ。物事の本質、真理を見極め解釈を変えると世界が変わる。技術の応用例だがよくわかる話である。

 そして、臨床心理系の心理学でもこの解釈の問題は、ある意味で同じである。

 臨床心理系の問題の場合は、無意識の世界が関わることが多く、本人も気付かない解釈の問題があることが多いようだ。私の典型的な自己事例では6歳のときの友達が交通事故死することがあったが、倫理道徳的な一般的な解釈と、自分の感情・本音からの解釈の相克だったようだ。その本質が観え、そして深く解釈しなおすことで世界が変わる。これは事実だと思う。

 今の世の中、マスメディアやインターネットと様々な人さまの解釈に溢れている。もちろん、それも無益とは言わないが、それにより自分の隠れている本音(多くの場合正しい)がスポイルされる。時に、静かにのんびりと自分自身と対話する習慣が大切なことだと思う。

 こころをみつめる方法 8/10

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