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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

古代日本の政治を考えつつ・・・(愛の問題 6/10)

2016-03-07 | 第九章「愛」

 奈良旅行から帰ってから、どうも飛鳥時代とか日本の古代が頭を離れない。当時の歴史は学生のころに習った歴史から学問の成果もあるのか随分変わってきているようだ。現在「日本書紀の虚構と史実」(遠山美都男著 歴史新書)を読んでいるが、厩戸皇子は存在しても、推古天皇の摂政で憲法17条を作ったとされる聖徳太子は虚飾の可能性が高いとのこと。あるいは、写真の孝徳天皇は実力者で、大化改新(乙巳の乱)の首謀者は中大兄や鎌足ではなく孝徳天皇だとか・・・確かに、いろいろ読んでいくと辻褄が合わなかったりで遠山氏の説が正しのかもしれない。

 しかし、真実は教科書と違っているにせよ、古代の権力闘争は猛烈だったと思う。そうした状況の中で、生き延びることはなんなんだろうか?支配権を得るために他者を利用し、時には政敵の命までもないがしろにする。とても嫌だと思う反面、歴史の流れの中で考えると、そういったことがすべてダメかといえば、そうでもないこともある。実際に政治の舞台に投げ込まれた人は、どのように判断をしていくのだろう・・・考え込んでしまう。

 自己愛の問題の中で、「対人関係における搾取性」という問題がある。政治の世界ではよくある話なのだろう。その中で何がよく、何が悪いのだろうか。自分の事例をいろいろ考えてみたくなった。

愛の問題 6/10

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