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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

うまく自分の役割を考えるヒント!(役割を考える 3/10)

2016-06-02 | 第九章「愛」

 こころの健康を考えるときに何故「役割」を考えると良いのか?U先生の「生き甲斐の心理学」で「役割」が何故、大切に扱われるのだろうか?

 ちょっと不思議だったが、「役割」を哲学すると、実にその奥に「自分は何のために生きるのか?生き甲斐は何か?」を考えざるをえない。心の健康に直結するのは余り語られないが、アイデンティティの問題であり、それをうまく考えること自体が良いのだろう。

 しかし、どのように役割を考えたらよいのか?はたと気が付いたのだがエリクソンだった。エリクソンの8つの発達段階とネガティブな感情の関係がある。このところ毎日エリクソンの8つの人格形成の表を見ているが、暗い感情としては、・・・

 不信感、恥辱・疑惑、罪悪感、劣等感、自己混乱感、孤立感、停滞感、絶望感がある。これは生育史とも深い関係がある切り口としての感情だ。

 そして、それを解決するヒントは次の分類だ。暗い8つの感情を乗り越えるための凝縮した8つの言葉といえる。

 希望、意志力、目的志向性、技能、忠誠心、愛、世話、知恵

 驚いたのだが自分の「役割」をうまく考える上で、この8つの言葉はとても大事だと。そして、この8つの言葉が「役割」の位相を見事に表現していると。

 E.H.エリクソンは心理療法の実務の上でも実に功績のあった方だ(発達心理学として有名だが一流の心理療法家でもあった)。そして,、学歴等のハンディを乗り越えて世界に名だたる心理学者となった実力者である。90歳近くまで生き抜いたエリクソンはその役割という意味でも一流だったと思う。そんなエリクソンの人生を掛けた8つの言葉(分類)はとても意味があるように思う。

 3月に前期高齢者になった私であるが、その後、結構大きな環境の変化に直面した。その中で、役割を考えることで随分落ち着きを取り戻した。つまり、環境に適合してきた。長い人生その良し悪しはまだ結論はでないが、ひとまずこころの健康を得たことは大きい。人生の5月病にならなくてすんだようだ。

役割を考える 3/10

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