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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

つまらなそうな仕事をどう解釈していくか・・・(明るい解釈は何故いいか 2/10)

2016-06-28 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 青春時代の一時期、すべての仕事がつまらなく観えたことがあった。そんな時は、自分が高齢者になるなど信じられなかったが今私はりっぱな?前期高齢者となった。

 生き甲斐の心理学で学ぶプロセススケール(カール・ロジャースの理論)の中に、体験過程という概念がある。初めての体験などは典型的だが、はじめは緊張し、自分が何をしているのか実感がわかないところから体験は始まる。そして、慣れて体験が自分のものとして意識化され、最後には体験そのものの中に生きるようになる。

 人生で経験をつみ、豊かな体験過程も経験していくと、自分なりに体験を身に着ける術も身につけるようだ。体験を明るく解釈していくこと。これも大事なノウハウだと私は感じている。世の中、暗く解釈することが何か知的で良いような雰囲気があったりするが、こころの健康面、問題解決を考えると暗いのも行き過ぎるとどうかと思う。

 かつて、外資系企業を辞めて新しい世界に飛び込んだことがあったが、その中には初めての体験がめじろおしであった。当然ながらいろいろ失敗もし、いろいろ学んだりも。

 そんな時に、新しい仕事をつまらない仕事と暗く解釈していくと、自分の経験から「体験過程」が進まず、身に付きにくい。一方、その中にポジティブな意味を少しでも見出し、小さな幸福感を意識していると体験過程はスムースになってくる。

 体験過程に問題のあったケースで、私は自動車運転免許取得で苦労した学生時代を思い出す。実は小学生の低学年の時に友達が交通事故にあったこともあり、運転自体に嫌悪感を覚えていたが、就職に際しどうしても取得しなければならなかったのだ。半分病的だったので、一度は免許取得を途中であきらめてしまい、2度目は取得期限ぎりぎりの6ケ月をかけてやっと取得した。

 反対に、最近の例で法務関係の仕事のことだが、ちょうど忙しい時期で何故こんな仕事をとつまらなく感じる時もなかったわけではないが、自分でその意義をいくつか見出したりしているうちに体験過程が健全になり、いつの間にか仕事も完了してしまった。

明るい解釈は何故いいか 2/10

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