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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

ノアの箱舟の中で動物たちはどうしてた?(愛と親密性と孤立感 5/10)

2017-03-22 | 第九章「愛」

 Youtubeを見ていたら、「貴方は何からできていますか?」という質問が投げかけられ、殆どの日本人がうまく答えられないでいた。確かに、そんな質問を急に投げかけられたら自分でもどうかわからないところがある。ただ、私はオックスフォード仕込みのU先生の生き甲斐の心理学を学んでいるので。「物体としての身体、成育史からなる心、死んで身体から離れる愛そのものの魂からなる」と答えることが今はできる。そして、その基本的な認識から、私は人権ということも考えられるし、自己責任ということも考えられ、いろいろな人と関係をもつことの意味も直観的に把握できる。

 さて、こうした人間観の話のほかに、もう一つ生命観というものもあるように思う。私は、ある方からいろいろ心理療法のための訓練について学んだが、砂漠の激しい暑さ、極限の寒さの中で人間はもちろん様々な動物はどう振舞うかということについてお聞きしたことがある。動物の間には天敵の関係もある。ライオンと人間などもそうかもしれない。毒蛇とXXの関係もあるかもしれない。それが、極限状態の中では肌と肌をくっつけてしのぐこともあるようだ。

 人類や生命・・・地球の歴史を考えると、時に彗星とぶつかり何年も太陽が出てこないで極寒の時もあったようだ。あるいは猛暑もあったかもしれない。そんな時は、狼と人間なども身体を寄せ合ってしのいだのだと思う。

 世界中に、洪水伝説がある。一番有名なのは旧約聖書のノアの箱舟であるが、すべての動物の雌雄が一対箱舟の中に入ったとされる。考えてみれば当然普段なら天敵どうしも入ったのであろう。人も含めあらゆる動物が同じ船に乗り、身体を寄せ合う。これは、意外にあり得る話のように感じてならない。

 高齢化社会で認知症の親を介護しなければならなくなったとき、あるいは病で自分の理解を越えた行動をとる身内がいたときどうするか。人間とは何か、生命体とは何か・・・こうしたちょっととっつきにくい世界の話が意外に心を支えることができるように思う。人には愛そのものの魂が存在する。あるいはあらゆる動物も、長い歴史の中で呉越同舟が可能な関係もあったことを知ることは大事だと思う。そうした認識の中で、親密性もより理解できるように思う。

愛と親密性と孤立感 5/10

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