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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

運命が微笑むとき!(奈良にいきたい 9/10)

2017-06-01 | 第九章「愛」

 午前中、国会中継を見ていたら、皇室典範特例法案について議論していた。丁度、持統天皇や大宝律令、養老律令と中国の律令の比較などの本を読んでいる最中だった。1300年以上前に孫の文武天皇が即位するときに、女帝の持統天皇が太上天皇(上皇)として即位する。中国の当時の律令では、このような規定はなかったので、日本の当時の政治の世界では非常に大きな議論があったと思う。ひょっとすると、クーデターさえ起こりかねない状況だったのだろう。

 結果的に持統政権が成立し、1300年後の今も皇室典範が議論されている。縄文時代から続く日本文化はなんとも不思議だ。

 さて、その持統天皇が政権を握り藤原氏と組み、反対勢力である大津皇子や高市皇子などを押さえていく。そして藤原京を作っていくが、この時に歌った歌は百人一首にも入っていて、有名な和歌の一つだ。

 春過ぎて夏来たるらし白妙の衣乾したり天香久山

 この歌の解釈は、さまざまに解釈されている。素人の私があれやこれや論じるのはおこがましいが、私はこの衣が天女の羽衣ではないかと妄想してしまう。持統天皇は、奈良盆地からひと山超えた宮滝に即位してから30回以上行幸した。それは何故か、宮滝は奈良のような都会ではなく、縄文の香が匂う山の民の地であった。そして青根峯が見える地でもあった。そして、恐らくこれも律令で中国とくらべ特異な神事を行ったに違いないと思う。その時持統天皇は白妙の羽衣を着ていたかもしれない・・・

 いろいろ妄想してしまったが、この歌を読むと持統天皇は大きなストレス曲線を吹っ切って一段高い統御感の世界に踏み入れたように思えてならない。なにか感じる清々しさは何であろうか。

奈良に行きたい 9/10

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森 裕行


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