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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

初恋のことを思索する (ひとり立ちについて 10/10)

2018-01-02 | 第九章「愛」

 正月になると、初夢、初荷、初・・・と忙しいが、今年は初恋のことを考えている。U先生の「生き甲斐の心理学」のバックナンバーを読んだためかもしれない。

 持統天皇の初恋は、どんなだっただろう。歴史家や小説家で持統天皇の初恋を扱ったものは、私の記憶にはないが、漫画家の里中満智子さんの「天上の虹」では有馬皇子がそれにあたるようだ。

 私も、万葉集を読んでいたり、当時の有名人の年齢表を見比べていると、有馬皇子との関係がふと気になったことがあったので、里中満智子さんが取り上げたことに、あらためて共感させていただいた。

 有馬皇子の変(最後に謀反の嫌疑で処刑されてしまう。残された和歌は有名)は持統天皇が13歳の時(有馬皇子は18歳)であり、また持統天皇の大海人皇子との結婚も12歳前後と言われているので妄想が掻き立てられる。政治的には敵対していく、有馬皇子と持統天皇の父との関係もあり、持統天皇が有馬皇子を見初めていたとしても、結婚するできる可能性は極めて少ないということも、物語をつくるうえで興味をそそられる。

 ロメオとジュリエット、そして拙書「縄文小説 森と海と月 五千年前の祖先の愛と魂」のマポとウタリ?でも、政治的なものと恋の行方は興味のあるテーマだ。

 初恋というのは何だろう。胸に湧きおこる得体のしれない何か、それは、それこそ政治的状況などとも関係なく起こるものだろう。そして相手に近づきたいと思うが、大きな不安感が立ちはだかる。特に未成熟な少年少女では手に余るようにも見えるかもしれない。そして、相手に対しぎこちなくなったりする。

 ただ、この経験は様々な「私とあなた」の関係を豊かにする機会なのだと思う。そして、自分の湧き上がる思いを発露させ、そして表現できるようになっていけば素晴らしい。それがうまく行くか否かは少年少女時代では難しいかもしれないが、やがて、成長し、友達、親子、伴侶、神仏・・・などの「私とあなた」の関係に生かされればと思う。もちろん、その前提には自他肯定的なこころの心理状況が大事で、自己肯定・他者否定などがあってはまずいと思う。

ひとり立ちについて 10/10

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 初恋に関する解釈は万とあるが、私は長い人生において、友達、伴侶、神仏・・・様々な人間関係を豊かにするための大事な経験だと思う。それがうまく行ったかどうかは別にして、素直に自分の感情を発露させ、爽やかに表現していくことへの糧となれば良いと思う。それは、いろいろな「あなたと私」の関係を豊かにする。もちろんYou are OK. I am OK.の自他肯定的心理状態が大切だと思うが。