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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

心が原因の身体症状と薬を飲むこと (不安感を思索する 10/10)

2018-01-12 | 旅・雑記帳

 心もそうだが身体も、病になるときは次の6つの要因が重要になるとU先生の「生き甲斐の心理学」から学んだ。そして、これはとても役立っている。

 ①環境②老化③遺伝④自律神経⑤内分泌⑥免疫

 なかなか含蓄のある知識であるが、自分自身でコントロールできそうなものは意外に少ない。①の環境はなるほどと思うが、それ以外はどうだろうか。④の自律神経については、U先生から太極拳は素晴らしいと聴いて、私も月に何回か練習をしているが確かに良いようだ。その他、免疫力を高めたりする健康食品や運動のことは時々お聴きするが、自分でコントロールできる範疇かはよくわからない。

 日々の生活の中で不安感、怒りの段階を越えてくると体調がへんになってくるようだ。「生き甲斐の心理学」では「身体症状」と呼んでいるが皆さんも経験されているのでは?寝られなくなる、胃腸がへんになる、腰や背中が痛くなる、まあいろいろであるが、病院で診てもらうことが重要なようだ。心に関し大切なことは、身体症状になる前に心の問題に気が付きセルフコントロールして怒りの段階で抑え込むのが良いのだが、そうはいかないようだ。とはいえ、身体症状が出た時の注意点はどうか。

 さて、U先生の発案で2013年に奈良旅行をNPOで行ったことがある。その時に持統天皇にゆかりの飛鳥から吉野見物をマイクロバスで辿る楽しい旅をした。その時は、地元に詳しい運転手さんの素晴らしいガイドで、飛鳥から吉野に向かうときに高取町を経由して説明を受けた。高取町は飛鳥に接している町だが、何と沢山の薬問屋さんがあり不思議に思ったものだ。後で調べると、その歴史は古く薬狩りとも関係し古代からの由緒ある薬に因む土地のようなのだった。

 今年の3月には、高取町の壷阪寺(眼と関係が深いお寺であり、持統天皇との関わりもあるとされている)や高取城址に行った。それから近くの草壁皇子の古墳と言われる束明神古墳にもよった。日本書紀にも持統天皇や天武天皇の時代に薬師寺が創建されたり、また、天武天皇も病で亡くなったり、一人息子の草壁皇子も身体が弱く夭折したことを述べていて、持統天皇も薬と深いかかわりがあったのではないかと想像してしまう。

 また、日本は水銀を含む辰砂がでる鉱山もいろいろあり、吉野にも辰砂が採れたということで、持統天皇が辰砂を不老長寿の薬として、飲んでいたのではと想像する人もいる。中国で辰砂が珍重されていた時代でもあり、中国文化の影響を受けていてもおかしくない。当然ながら、水銀は猛毒であることが今は判っていて、持統天皇への悪い影響もあったかもしれない。

 身体症状が出て、お医者に行き薬をいただく。こうしたフローは一般的だと思うが。最近見聞きすることで、薬が原因で不健康になるということだ。薬には副作用が大なり小なりある。さらに複数の薬を飲めば、その複雑な相互作用があるわけだ。ただ、これに関してはどこまで研究され警鐘されているか疑問である。調剤薬局で待っていると、お年寄りが沢山の薬を渡されて、「こんなに飲んで身体にわるくありませんか?」と不安げに薬剤師さんに問うている場面を思い出す。良いお医者さんを選ぶのは一般的だが、良い薬剤師さんに出会うというのも重要だと思う。もちろん、時にはネットで薬を調べると大切な情報に出会えたりする。自己責任という言葉は嫌いだが、まさしく今は自己責任に時代になってきているので薬は慎重にならざるを得ない。

不安感を思索する 10/10

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