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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

伝統的な不安の扱い方 (私にとっての吉野 6/10)

2018-01-20 | 第二章「五感と体感」

 今の世の中でも、占いの人気は凄い。それは、さまざまな将来の不安に対する一つの智慧といってもよいかもしれない(悪徳商法などはべつにして)。

 さて、日本書紀を読むと壬申の乱の時に天武天皇は黒雲が出てきたときに占い、勝利を信じた。さらに伊勢に向かって禊をして天照大神の加護を祈ったのも有名だ。

 私は、学生時代、数理統計などを学んだ身であるが、何かそれを超える不思議な現象というのも否定できないように思う。一作日浅草寺に行ったのだが、愛犬が亡くなったこともあり、何となく不安な中での拝観であった。そして、その本堂で立派なおみくじ台があり、その前で若い女性2人がおみくじをしながら、話していることを何となく聴いてしまった。「浅草寺のおみくじは凶が出るので有名」だそうだ。

 そんなことを聴いて非常に興味を持ち、普段はおみくじなどしない私だが、してしまった。結果は「凶」(別に意識上は望んでいないが、無意識に望んだのだろうか?)。凶の文面を真剣になって読むと確かに凶だが、病気は治るとあったので、少し安心した。凶でも良いことはあるようだ。凶でも解釈のしかたがポイントかもしれない。凶の札は所定の場所に結んだが、それも優しいおまじないのようで安心した。

 「生き甲斐の心理学」だけではないが、日本ではジェンドリンが開発したフォーカシングが有名で良く知られている。なかなか良くできていて不安をうまく扱う方法として知っている人は多い。不安の感情を特定したりすることが重要だが、最悪の場合と最善の場合を思索するプロセスがある。それが占いにちょっと似ている。最悪の状態(まあ凶)でも、この程度かと思うと、安心するところがあるのだ。

 世の中、果てしなく最悪ということはなく、解釈の仕方とらえ方で、安心して暮らせることもできるのだと思う。

私にとっての吉野 6/10

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