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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

信じてはじめて見える世界・・・(私にとっての吉野 7/10)

2018-01-21 | 第一章「意識と知覚」

  会社を辞めて3-4年経つと、会社時代に見えなかったことが見え、会社時代に見えていたことが見えなくなっていく。こんな経験を15年くらい前に経験したが、たしかに世の中には信じて見える世界と見えなくなる世界が存在するようだ。

 端的なのは、信仰の世界で、私は約20年くらい前に、カトリックの信仰を、不思議な経験で深めることができたのだが、その時以来、初めて見えることと見えなくなることをいろいろ経験した。さらに、U先生の心理学を学ぶことで理論的にも、そういった心理現象を学んできた。

 信仰は学問の世界とは全く違うものだと今では思っている。信仰を得るために宗教を学問的に勉強しても、信仰の世界は意外に見えないものである。本屋さんに並んでいる、その信仰を持っていない立派な学者が書いた宗教の本の的が外れていると思うことも多く、他の信仰者に訊いてみると、私と同様にピンとこないと感じる人も多いようだ。信仰の世界と学問の世界は別の世界と最近は思っている。

 壬申の乱を経験した天武天皇や持統天皇。吉野などは、持統天皇にとって特別な意味があったようだが、それは恐らく、信仰というか、何かを信じて見える世界があったからではないか。

 持統天皇が30回以上吉野に行幸したり、天武天皇・持統天皇陵の真東に伊勢神宮があることも、それに関係しているように思う。今となっては持統天皇の信仰が何であったかは長い時間が経ってしまい分からないが、きっと、見えていたものがあったと思う。

私にとっての吉野 7/10

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