イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

恥辱からの脱出・・意思力と自律性! (未知の世界にこんにちは! 4/10)

2018-02-28 | 第一章「意識と知覚」

 小学校1年生の時の私は、自分より強いものには巻かれる、ひ弱で自律性のない男の子であったように思う。しかし、小学校2年となり夏に異文化のアラスカに家族で赴任してからは、そうは行かなくなったようで、両親もいろいろ心配し、自分もそれに真面目に答えていったようだ。

 一人で異国の英語だけしか通じない小学校に突然通うことになったり、異国人のクラスメートや地域の子供たちとも、生き延びるために、それなりの人間関係を築きあげねばならなかった。戦後まもなくということもあり、アラスカでも反日感情を持っている人もあり、また、周りには日本人に似た先住民もたくさん住まわれていた。そして、私がアラスカで生活した年に、アラスカが米国の50番目の州になった画期の年で、どこもそうだが、そうした土地の歴史を背負うこともあったかもしれない。

 恥辱を味わうとき、それに対していくつかの対処法がある。①恥辱で傷を負いながら、玉虫色の生き方をする。②徹底的に戦う。③恥辱のストレスをいろいろ解釈を変えて耐える。④共存共栄の道を模索する。

 そして、父はどうも②の道に、それとなく私を誘導したように思う。日の丸のアイデンティティを背負った子供。それ故、私はネイティブと幼いながらも、意地を張り取っ組み合いの喧嘩をしたこともあり、クラスメイトに日本語で大声で怒鳴ったりもした。もちろん、世の中には気の合う人も当然いて、私を支え得てくれたのだが。

 これは、私の恥辱感に関わるこころの原型の一部だが、今でもこうした恥辱感とは無縁でない。おそらく、誰でも恥辱感に悩まされることはあるのだろう。そして、生き甲斐の心理学を通じて、恥辱にどう対処するかも学ばせていただいた。先ほどの①~④では、③とか④の具体的な対処方法としてU先生の生き甲斐の心理学は役だっている。もちろん、大人になれば②についてもも自然に知恵がついてくる。

 さて、今日はこうした対処方法についてお話をせず、すこし異なるエリクソンの人格形成論の考え方から恥辱感の対処方法を述べてみたい。それは、恥辱・疑惑感を考えるときに自律性と意思力を意識するということだ。それを具体的に言葉にすると、「人は自分が考えたとおりの人になる」という言葉だ。これに関しては古今東西、様々な言い方でいわれてきている。例えば、聖書に「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。・・・」(マタイ7-7)などは有名だ。そして、本当にそうだなと思った経験があるが、皆様はどうだろうか。自分がどういう人生を歩むか、何のために生きるかが明確であればあるほど、意思力は増し自律性が豊かになり、つまらないことで恥辱感や疑惑感に悩まされることは少なくなる。

 特に私は現在まだ現役で働いていてある意味幸せだが、厳しい人生の中で生き抜き定年退職された方、あるいは子育てが終わったかたなどで、当面の目標がなくなった方の場合は精神生活上危険なところがある。再度自分が死をどのように迎えるか、何のために生きるかを意識し、見いだす努力をすべきではと思ったりする。

未知の世界にこんにちは! 4/10

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