イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

こんこんと湧く泉のように。自由意志の問題から (明るい解釈と暗い解釈 7/10)

2018-03-16 | 第七章「光と復活体」

 つらい挫折体験をしたあと、イキイキとした感情が湧かなくなり、日々空しく過ごしたりします。そんなときに優しく声をかけてもらい、いつの間にか立ち直って感情も泉のようにこんこんと湧いてくるようになった。こんな経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。しかし、ちょっと間違えれば自死を選んでしまったかもしれず、恐ろしい体験でもあります。

 さて、昨日は母の本棚から見つけた30年前の戦争体験を綴った高校の記念文集を、母の住むホームに持って行き母の一文を一緒に読んだ。内容は、学徒動員で東京郊外の工場で働いていた母が東京大空襲で帰路につき、新宿を経由して焼け野原になった四ッ谷界隈にたどり着く。家のそばに行くと、一人焼け野原で待つ祖母。そして、涙の再会。しっかりと食べ物や衣類を物色したが使いものにならず落胆したが、親戚の家に励ましながら向かう描写だ。その生きる熱意に二人で感動した。挫折体験は過去の理想に固執してしまい、感情生活は見えにくくなるが、同じようなつらい体験でも、イキイキとした意志に基づく体験には希望がある。

 U先生からお聞きしたが、欧米の心理療法関係の学会では、有名な新約聖書の「サマリアの女」の話(ヨハネによる福音書4)がよく話題になるという。5人の夫がいたと言われ村八分のようになって、ヤコブの井戸に水を汲みに来たサマリアの女に、イエスは声をかけるのだが、それは彼女の意志をとても大切にしているのがよく分かる。そして、少しの会話のあと、サマリアの女は明るい感情になり、自分の進む道を見つけ町に出かける。こんこんと湧く泉、自由意志と豊かな感情生活が始まったようである。

 暗い感情をいったん察知し、そして、しっかり明るく解釈することで、暗い感情が正反対の明るい感情に変わる。そうした解釈の知恵はどこかに必ずあると思う。そして、心が自由になればなるほどそれは探しやすい。

 写真は、それから10年くらいたった私が住んでいた家。庭のチューリップが咲いている花壇は、戦災で焼け落ちた家の基礎がリアルである。

明るい解釈と暗い解釈  7/10

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