最近は立ち会い出産などがあり、夫も子供の誕生に直接出会うことも増えたようだが、私のころは生まれた赤ちゃんが母親の隣で、すやすや寝ているのを見たりするのが父としての初対面だった。
すやすや寝ている赤ちゃん。見ていると顔も緩んでくるが、寝ている様子は何ともいえず良いものである。本人は残念ながら、生まれたころの記憶は無いのが普通なのだろうが、その誕生のころの愛され安心して眠る経験はきっと残り人生の糧になっているのではと思ってしまう。
心の問題を勉強していくと、愛の孤独の問題を知る。年をとってからも、愛の孤独を紛らすために、愛をお金に置き換えて執着したり、さまざまな固執につながるとも聴いたこともある。赤ちゃんのようにすやすやと愛に包まれ、置き換える術すら知らずに眠る。なんとも良いものである。
気功・太極拳を下手ながら時々習いにゆくのだが、その時に自然体を学ぶ。身体が自然体になることは防御の基本とも言われ、すべての原点のようだ。そして、身体が自然体になると、こころも自由になりアイデアなどが湧きやすくなるようだ。傾聴力とも大いに関係がありそうだ。生まれた赤ちゃんがすやすや寝ている時、それは何か自然体のようでもある。
誕生日 2/10
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| 森 裕行 | |
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