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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

最大のストレスの中でも生き抜く知恵 (生き抜く力 6/10)

2019-03-02 | 第七章「光と復活体」

 人はどんな時に大きなストレスを感じるか。さまざまな統計があるが、配偶者の死が人生でもっとも大きなストレスの一つであることは確かなようだ。

 私も福祉の仕事を経験したことがあるが、老人ホームで幸せそうに過ごされているような方々の背後に、配偶者を亡くされた深い悲しみがあるのに愕然としたものだ。気休めの言葉などまったく意味がない。

 私も高齢者となり、今まで考えたことも無かったことを考えるようになったが、昔に亡き父から聞いた話を思い出す。父が生まれた時に、父の祖父が亡くなった。そんな中、父の祖母(私の曾祖母)は父を曾祖父の生まれ変わりと信じていたようで、慈しみかわいがったそうだ。そして、父は父が60歳になったときに曾祖父の供養をして欲しいと、再三曾祖母に言われたそうである。そして、父はその通りに60年目の法要をした。

 これは、瀬戸内海の文化の古層に横たわる宗教性の表れのように思うが、沖縄の久高島(女系社会とも言われる)には、同様の文化が連綿と残されているようだ。今、私の手元には「日本人の魂の原郷 沖縄久高島」(比嘉 康雄著 集英社新書)があるが、祖母霊を孫娘が継承するという12年に一度のイザイホーという祭儀まである(今は途絶えているようだが)。どうもこれは、縄文からの文化かもしれない。

 こうした久高島に残る祭儀というか古層の宗教や文化を学ぶことは、縄文小説を書こうとしている私にとって意味があると思っているが、愛の孤独感を癒やす知恵にも繋がるかもしれない。孤独感を癒やすには、愛と親密性が鍵とエリクソンの理論は語っている。さらに、絶望の中で慈しみ深いサムシンググレイトや魂の存在を信じるのも、絶望感に対する大きな知恵なのだろう。

生き抜く力 6/10

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