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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

やる気の源泉を知ろう (生き抜く力② 6/10)

2019-03-22 | 第三章「無意識の世界」

 昨日は東京都埋蔵文化財センターの本年度の企画展示の説明会に参加し、縄文早期の犬の遺骨や縄文後期前葉の鳥を想起されるようなとってのついた土器に心を躍らせた。ちょっと風邪気味なのに、思わず行ってしまう、このやる気というか情動。これは何処で生まれ、どのように働くのかということを前回のブログを補足するために、今日は考えている。このところU先生の勉強会で学んでいる点でもある。

 私の場合は、四ッ谷坂町の生まれで、祖父母の家の庭先に両親が家を建て、その二つの家の間の庭を中心とした世界が今の生活にすら大きな影響を与えているようだ。1950年代から1960年代くらいであろうか。

 庭には、太平洋戦争で焼失した祖父母の家の土台が残っていて、それが花壇を形作り、季節の花が咲いていた。小さい庭ではあったが、そこで一人で蟻を観察したり、愛犬の糞に集まるハエを退治したり、時には先の土台を金槌で壊したり・・・まあいろいろしたものだ。土を掘ると赤土ではあるが、昔のゴミが出てきたりしたりし、これが縄文オタクの原型になっているのかもしれない(笑)。

 しかし、それだけではなく父とキャッチボールをしたり、祖母から甘納豆をもらったり・・・いろいろな愛の原型・原風景もあるようだ。後から知ったが、母が東京大空襲の時に武蔵境の工場からこの家に戻ってきたときに、祖母がぽつんと待っていてくれたこと。あるいは関東大震災の時は庭で家族で寄り添って過ごしたという祖父の話もあった。縄文中期などの関東や中部高原では広場を中心とした環状の村が形成されたが、同じような愛の原型の広場となっていたのだろうかと妄想してしまう。

 もちろん、庭を中心にした私の世界は、愛の原型だけでなく、虫を大量殺戮してしまった罪悪感の原型とか、恐怖感の原型とか、様々な感情の缶詰であるようだ。しかし、それをどう把握するかというアイデンティティは情動と密接に関係し(縄文時代への興味は愛の原型とどこかでにつながってる)、縄文小説を初めとする私の活動の源泉になっているようである。

 さて、アイデンティティといえば高齢者の私にとって大事なのはキリスト教なのであるが、このキリスト教も庭の世界に関係しているのだ。この家の半径200mくらいの場所には二つのキリスト教の教会(プロテスタント)があり、仏教のお寺がなかったのは不思議な気がする。私は母に連れられて別の宗派(カトリック)のキリスト教の教会に通っていたが、何となく毎日のように教会の十字架を見、鐘を聞く毎日であった。こうした環境での私の庭の世界。とてもミクロな主観的な世界であるが、今のやる気・情動の源泉になっていることは確かなようだ。

 生き甲斐の心理学では、時々愛の原型について考えたりするが、一つとは言わず、その原型についてあれこれ考えていくと、今の自分のやる気が変わることもあるように思う。愛の原型についてのこころの整理というのだろうか。

生き抜く力② 5/10

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