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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

どろどろの人間関係をリセットしたい (人間とは何だろう 10/10)

2019-05-17 | 第四章「愛とゆるし」

 はじめは良い関係だったのに、微妙な違いから糸が急にもつれるようになり、いつのまにか互いに傷つけあう関係になってしまう。こうしたときに、関係をリセットしもう一度やり直したいと思うことが、人生で一度や二度あるのではないでしょうか?

 U先生のブログを見ていたら、その時の処方箋がいくつか書いてあった。一つは<深層心理学の常識である、自分以外の他人は驚きの対象>ということを思い出すこと。若い頃、仕事で外国人と付き合う事が多かった時代があるが、皆、外国人は個性に溢れていて驚きの対象ばかりだったなあと思ったことがあった。それに対し日本人はみな気心が通じて・・・など当時は考えていたが、どっこい日本人でも、当初は同類に思っても、付き合うほどに違いを感じることが多いものだ。今考えると、文化の差で見えやすい見えにくいはあるにしろ、所詮、他人は驚きの対象と考えていたほうが心の健康には良いようだ。

 二つ目は<愛の原型は人それぞれ>ということだ。ちょっと心理学用語になってしまったが、幼い頃に多いが、五感・体感を通して、自分が愛されていると感じた経験を愛の原型という。それが、二重写しのように現実の世界に影響を与え、知らず知らず、相手に無理な期待をしたり、反対に期待されたりする。それがストレスとなり不満が拡大していくのだが、愛の原型は人それぞれ違うということ、それから他者の愛の原型を意識するとずいぶん違ってくるようだ。

 自分の愛の名場面(原型)をいくつか気楽に思い浮かべ、当時を振り返ってみる中で、その愛の原型が自分の今にとってプラスに働くこともあれば反対にマイナスに働くこともあることに気がつくと世界が広がる。また、何故、愛の原型となったかを思索していくと、他人からの影響が意外に大きかったりで、今だったら違うなと思うことも。人生を左右する価値観というかアイデンティティも時と供に変わっていくものなのだ。もちろん、価値観の変化により愛の原型も変わっていくこともあるようだ。

 さて、そうは行ってももつれた状態はなかなか理論通りにはいかない。体験の解釈がうまく変われば良いのだが、実際はなかなか難しい。本来こころは自由であるはずなのだが、考え方を変えることは時に極めて難しかったりする。

 遅刻しそうなときに、迂回策などがいろいろあるのに関わらず、一つの思いに囚われて失敗するというような経験はないだろうか?こうした視野が狭くなる現象は心理学の常識であるが、のんびりとして解釈の自由度を高めるかは、三つ目の知恵かもしれない。無防備になる練習も重要だ。

人間とは何だろう 10/10

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