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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

憎悪か、ゆるしか?(人間とは何だろう② 3/10)

2019-05-25 | 第四章「愛とゆるし」
 昔、ディズニーランドのお化け屋敷に入って、どこが怖いのだろうかと不思議に思ったが、日本人のお化け観というかお化けの原型?は他の国とあきらかに違っているようだ。
 
四ッ谷怪談を子供のころテレビで見て心底震えたが、地下のジメジメした(井戸だったり)ところから出てくるお化けは本当に怖い。これは、何も江戸時代の一作家の話と言うことではなく、縄文時代にまで遡ると私は思う。記紀のイザナミ、イザナキの黄泉の国の神話に、カグツチ(火の神)を産んで亡くなり、黄泉の国の住人となったイザナミを探しにイザナキが訪れるが、姿を見てはいけないとイザナミに言われたにもかかわらず、恐ろしい死後の肉体の姿をイザナキが裏切って見てしまい、憎悪でイザナミが追いかけていく。この場面は日本神話の圧巻であるが、最終的には黄泉比良坂で大きな岩で追撃を免れる。この大きな岩は意味深であるが、本来どのようなことを言おうとしていたのだろう。
 
 憎悪する女神や魂のイメージは、古代を題材にする現代の日本の小説にも時々でてくるが、憎悪の暗闇は本当に深く果てしないと思う。司馬遷の死屍に鞭打つ話もあるが、憎悪は人をとんでもない世界に導くようだ。それに対してゆるしの道はどうだろうか。難しいようであるが実は遙かに簡単だと私は思う。
 
 憎む相手にもどこかに魂がやどる。そして魂は愛そのもの、病むこともなく死ぬこともない永遠不変のもので、臨終と供に身体から離れていく生命体と考えてみる。当然、自分の中にもそうした魂があると考えると、ゆるしへの一歩が始まりだす。考え方が変わると世界が変わりだす。
 
人間とは何だろう② 3/10

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