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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

オンラインの私たち、詫び・寂びの縄文人たち・・・ (1/10 五感と生き甲斐と縄文)

2020-12-16 | 第二章「五感と体感」

 年末になり、何となくこの一年を振り返り、来年はどうしようか・・などを考えることが多くなったようだ。今年はコロナ禍ということであったが、周りを見るとコロナ禍を契機に新しい動きが芽生え確実に変化が起こり始めているようだ。昨日も某所での生き甲斐の心理学の勉強会に参加して、つくづく感じた次第である。

 私はこの一年、「縄文」と「生き甲斐の心理学」に明け暮れ、縄文取材旅行も北海道、九州、千葉、甲信越もこなし、初めての経験で縄文を楽しむという市民講座にも講師としてお手伝いをさせていただいた。「生き甲斐の心理学」もオンライン勉強会を始めたり、なんと言っても2015年以降余り勉強をしていなかったが、持統天皇のケーススタディをこの10月から書き始め、勉強をするなかで目から鱗・・といった経験をしている。

「縄文」と「生き甲斐の心理学」。それから来年から本格化するはず?の「縄文小説」。その一見繋がらないようなことは、一つのキーワードで実は繋がる。それは五感・体感なのである。

 小学校のころ。私は肉や魚は好きだったが野菜は苦手だった。キャベツなどは良く食卓に上がったが残したりしていた。しかし、還暦をだいぶ過ぎて来年は車でも高齢者研修・・などの年齢になり、不思議なことにキャベツが好きになり、自分でもスーパーで買ってくるほどになってしまった。身体の変化で好みも変わる一例であるが、五感・体感で感じるものも年齢とともに変わる。好きとか嫌いとか・・個人にとって余り変わらないように思われる感情も移り変わるのだ。生育史を見つめていくと本当に変わる。嫌いだった人も好きになったり、嫌いだった宗教も好きになったりする。

 そして、つくづく思うが、変化は自分一人で変わるのではなく、何かとの出会いで変わる。それは人であったり本などの情報であったりもするが、ポイントは五感・体感で彩られた経験なのである。深い理解は頭の中の操作だけでは駄目で、五感・体感を伴なった出会いで生まれる。

 今年のコロナ禍。あたりまえだった年末年始の忘年会や新年会もなくなり、マスク忘年会やオンライン忘年会があれば良いほど。年をとればそれなりに出来ないことが増えるが、加速してできないことが多くなった。まあ、私は自宅でできることだらけなのでストレスは少ない方だが。しかし、コミュニケーションの面ではストレスが多い。リアルが会合がオンラインの勉強会に変わったりした。オンライン(Zoomなど)はコロナ禍がなかったら出会えなかった経験である。もちろん五感・体感をフル動員できるリアルな会合と違う。視覚・聴覚は参加者が設定したカメラとマイクのみ。臭覚・味覚・触覚はあり得ない。花形のように言われても、コミュニケーションとしてはいろいろ不足しているのである。しかも苦労して自宅で行うのが普通。

 しかし、その中でも不思議にコミュニケーションがすばらしかったりする。新しい出会いや発見、学び・・・

 ふと、昨年見た昔のハガキを思い出した。それは私が生まれたころで、社宅住まいの母に送られた祖父母をはじめ親戚一同?のぎっしり書かれた寄せ書きだった。絵があり、冗談があり、今と違って書き殴りのが当たり前のハガキ・・・それでも伝わる大きな愛。

 オンラインも、基本は同じなのだろう。そこには、工夫とプラスαが必要だ。

 不足や経年劣化を文化にまで高めた日本文化。それを詫び寂びというのだろう。芭蕉の古池やは一匹の蛙との出会い。しかし、詫び寂びの文化は決して江戸時代の特許ではない。持統天皇の白鳳時代。そして縄文時代にも。割れた土器を工夫して漆で修復したり・・・そんな祖先の姿は詫び寂び文化そのものかもしれない。

 1/10 五感と生き甲斐と縄文

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