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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

縄文の宗教とオニャンコポン・・(9/10 心理学の世界と縄文)

2022-10-01 | 第二章「五感と体感」

オニャンコポンとはアフリカのアカン族の至高神だそうで、以前U先生から教えて頂いた神様である。一度聞いたら忘れられず、古希を過ぎても覚えている。

さて、人間というのは周りの文化の影響をものすごく受ける。これは私が小学生低学年のころに身をもって体験したことで、同じようなことをやっても日本では怒られ、アラスカでは褒められたりした。そして、文化は宗教の影響をものすごく受ける。極端かもしれないが文化=宗教といってもよいかもしれないと最近思っている。

縄文時代を舞台にした小説を今書いているが、そんなことでどのような宗教を当時信じていたかは極めて重要である。しかも今でもそうだが宗教は時々刻々変化するものである。しかも大きく変化することもある(といっても数百年の単位だろうが)。それがうまく捉えられるか。

縄文時代の宗教。土器や土製品、石棒や住居や配石遺構などから、特に図像などを手がかりに神話や伝承を結びつけて推測することが先人の多大なご努力によって行われている。あるいは民俗事例などと結びつけ精緻化されていることもあるだろう。しかし、簡単ではない。さらに、時間を含めて宗教を進化論的に考える立場、あるいは現代のオニャンコポンのように、至高神は大昔からあったとする立場もあったりで今は単純ではない。また、神にも階層があるという考え方も当然あるし、キリスト教の三位一体の神のように四位一体の至高神などアフリカの至高神も検討する必要があるかもしれない。縄文時代の神はどうだったのだろう。

縄文時代の宗教を推測する。いろいろな理論に接するとことは単純ではないことに気づく。ただ、もう一つ大事な切り口があると思う。それはU先生から習った臨床心理学の学びに似ているのではないだろうか。自己事例を深めること、内省。それが問題解決への一番の手がかり。

9/10 心理学の世界と縄文

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縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。

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       森裕行

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