この一週間で必要な机なども揃え、私は約30年ぶりに部屋というか書斎というかを楽しめるようになった。子供の巣立ち等で部屋が空き、完全な個室を手に入れた。そうすると、妻をはじめ今までの他者との距離感が変わってきて、何か自分の本音に向きやすくなったようだ。
そうした中で自分の興味・関心の対象も少し変わってきているようだ。
今年は、縄文世界から一歩距離を置き、6-8世紀の古代を楽しみ、持統天皇の論文を仕上げたいと思っていた。その中で、中国映画「武則天」を見始めていたが、部屋を持つようになって韓ドラ「善徳女王」も見るようになった。持統天皇の論文のためと・・・建前上言っているものの、本音として実に面白い。
持統天皇の時代は思議で、東アジアは唐の則天武后、新羅の善徳女王等、日本の持統天皇等(その他、推古天皇、皇極天皇、など沢山の女帝も登場)と女帝の時代だった。
私の家族もどういうわけか子供、孫と女性が占めているが、部屋を持つことで少し距離を置き、そこで女帝の時代を思索することは何か良いように感じる。距離を考えると意外なことが見えてきたりするようだ。
生育史を楽しむ 4/10