「憲法九条を世界遺産に」(大田 光、中沢新一著 集英社新書)の92ページ「幕間 桜の冒険」(大田 光氏)に、・・桜は狂気も、毒も、その美しさの中に含んでいて、その表現は隠している。しかし、我々の潜在意識はその狂気と毒を感じ取ってしまうのではないか。・・・それでは何故妻は薔薇を部屋に飾って落ち着いたのだろう。・・薔薇がその棘によって、自分の毒をきちんと表現していることに思い当たったからだ。薔薇は正直に自分の毒を提示している。美しいだけではなく、人を傷つける危険性があることを示している。・・・
この一文に感激した。このところ、曼珠紗華を良く見かけたが、とても気になっていた。曼珠紗華は本当に毒のある花であり、桜と同様に狂気と毒を隠し持っているのかもしれない。
この2ヶ月の変化(退職)で、自分の中に毒(罪)を感じているためかもしれない。