写真は学生のころ、夏休みに鳥取砂丘に行ったときのものだ。鳥取砂丘に帽子もかぶらずよく行ったと思う。今でも灼熱の砂漠の熱さで足の裏が大変だったことを思い出す。
今年の猛暑もコロナ禍の中での熱中症が社会問題になっていて、写真のようなことをしたら非難されるかもしれない。若気の至りで恐縮だが、当時の私の心の中はどうだっただろう。
青春時代は学園紛争が盛んなころで、今のコロナ禍で生活が大きく変わったような体験もしたようだ。そんな中で、当然心は不安定になるが、この頃に生き甲斐を見つけることで、こころは健全になり人生に目標が見えてきたと思う。
U先生がブログの中で書いているが、自己実現とか生き甲斐の問題は、心の世界ではとても大事であり、心の健康のポイントの一つといってもよい。そして、心の問題で人を支援する気持ちがある人は、「あなたの人生は価値があるか?」と問われたなら、ピシッと回答できるようになるべきなのだろう。
さて、私も何年か前から高齢者に分類されるようになり、青春時代のように平均寿命を気にすることなく過ごせるわけではなく、死の問題が身近に感じられるようになってきた。また、年をとると認知機能も衰えてくるので、思考力で勝負する分けにも行かなくなる。ただ、人間のこころには意識と無意識があるという現代の心理学の発見や信仰の世界が救いだ。「何のために生きるか」、「生き甲斐は何か」、「自分(身体とこころと魂を含む)を大事にしているか」が自己実現を考える代表的な自問自答と言われる。そして、時々考えることで、どうも無意識の世界から回答らしきものが湧き起こってくるように思える。
自己実現という言葉は、言い出したマズローも嘆いていたが、決して世俗的に堕すものではないようだ。そして、今の私たちだけではなく、この数万年の間のどの地域の方にも大切にされたものだと思う。
縄文時代の人々。特により分かっている縄文中期(約5000年前)の人々は、近親者と部外者からなる環状集落を営み、中央広場には先祖たちお墓を大切にし、魂の世界を送っていたようだ。死後の魂を信じ、血肉化した縄文文化の人生を歩んでいたことは間違いない。私のような縄文時代の高齢者の祖先も、死後の自分の魂のありかを想像し、今のリアルな問題も考えて総合的な自己実現をはかったのだろう。
自己実現の三つの問いかけ。暑いのでお題目のように唱え・・・後は回答が天から降ってくるのを待とう(笑)。
心の世界は今も縄文時代も 4/10
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