イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

聖域に棲む鯉は何か違う!

2007-02-23 | 第二章「五感と体感」

伊勢神宮内宮の前を流れる清流、五十鈴川は聖俗界を分ける川として知られている。有名な観光地で、昨年バスツアーをしたときはただ本殿に行ったくらいであった。

昨日は、早朝にゆったりと時間をとって行くことができ、宇治橋を渡るとその清流にまず驚かされた。

手水舎のお水、御手洗場の五十鈴川の清流にはこころまで洗われた。水は宗教で禊や洗礼など重要な働きをする。人は水に触れ、研ぎ澄まされた五感と体感から、何かを掴むのだと思う。

内宮の池の鯉も、清流のお水のせいか、聖なる生き物という感じさえする。

清い水の恵み、ありがたいものである。

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北極星は動かない星!

2007-02-22 | 第二章「五感と体感」

この二日間、伊勢・志摩に小旅行をしてきた。日本の一番有名な聖地、伊勢に行きたいと思ったのは、昨年中途半端に伊勢に行った反省もあるし、じっくり行きたいという妻の想いがあった。

昨晩は、海が見える鳥羽に宿をとった。夜中にふと目が覚めて、何の気なしに窓を開けると、柄杓の形の北斗七星と北極星(ポラリス)が目に飛び込んできた。

東京では、八王子ですら、目に星ぼしが飛び込んでくるということは無い。都会の光が夜空の星を消しているのである。

久しぶりに、美しい星ぼしを見た時は大きな感動を覚えた。

少年のころに天体観測に興味をもち、北極星が動かず、その周りを北斗七星の柄杓とカシオペア座をはじめとする星ぼしが時間と共に回る姿を何度も見た。

動かない北極星!

Wikipediaで北極星を調べると、やはり、いろいろな発見がある。航海術など人類の文明の歴史と殆ど重なると思っていたが、やはりアッシリアやエジプトでの北極星の記録がある。

そして、もうひとつは、伊勢神宮の式年遷宮に使用される材木等は、天皇に関わるものに太一(北極星)と書かれるとのことである。伊勢神宮の式年遷宮をこの2日興味深く見たこともあり不思議な想いがした。

動かない北極星、祖先も同じように感動しつつ見てきた北極星!

身が引き締まる体感である。

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居眠り天国!電車の座席はあたたか~い。

2007-02-21 | 第二章「五感と体感」

昨日は帰りの電車の中、前の座席で居眠りをしていた方が、7人中6人もいらっしゃった。冬の電車のヒータが入った座席は居眠りを誘う。

寒いプラットフォームから、電車で運よく座れ、暖かい座席の気持ちよさを味わうこと、まさに天国!

電車での居眠りは学生時代から。そして、気持ちよく居眠りをしているときに、降りる駅に気づきあわてるのも当時から。昨日も一駅乗り越してしまいました。

電車の座席のヒータは昔も今も変わらない。技術的に最終到達系で、この調子だとあと数百年冬の居眠り天国は続くかもしれない。

電車の程よい揺れ、規則正しい振動。最近は車内放送も小さくなり、居眠りがますます加速される。面白い本を読み始めても、知らず知らず居眠りを始めてしまう。

暖かい座席に座る体感、公衆で安心感と心地よさを誘う場所。

ただ熟睡して、乗り過ごしたりしないようにね!

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オダマキ。電車の居眠りで見るような綺麗な花です。


大国魂神社、魂にしみいる!

2007-02-20 | 第二章「五感と体感」

腹に響く日本一大きいと言われる大太鼓の重低音。25年前に多摩に引越しして始めて聴いた大太鼓の音は忘れられない。丁度春に府中の大国魂神社のくらやみ祭りがあり、山車が家の前を通ったからだ。この大太鼓の音を聴くたびに、関西とは異質の文化がここに育まれてきたのを感じる。

大国魂神社(おおくにたま)は由来によると西暦111年に創立され、スサノオの尊の御子神、大国魂大神(おおくにたまのおおかみ)をお祀りし、出雲大社と繋がりの深い神社である。そして大化の改新645年に国府が置かれた。

丁度北に国分寺がある。南には東京競馬場がすぐそばにある。昔は南に多摩川が隣接していたようだ。神社の大鳥居前、東西を旧甲州街道が走り、東側が皇居となる。西方向が八王子、甲府方面。東西南北のきちっとした布陣も、心を落ち着かせるように思う。

たまたま、寄った大国魂神社!

その体感はこころを貫き、魂の次元にまでしみわたるようだ。

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冬の雨天に美術館に行く!

2007-02-19 | 第二章「五感と体感」

久しぶりに八王子の村内美術館に寄った。バルビゾン派の絵画などで有名であり、私の八王子で好きな場所のひとつである。そしてもうひとつの楽しみは、美術館に入る階段の窓から見える景色である。四季折々の里山の風景が綺麗で、いつも楽しみにしている。

残念ながら、当日は冬で木々は葉を落とし、さらに雨天でワクワクする美しさは感じられなかった。窓には、子供さんが景色を見やすいようにステップも用意されている。それも逆に淋しさを誘った。

雪が降るわけでもなく、一年で一番見るべきものもない時かもしれない。ただ、木々の骨格、木々の裏にある人家や建物、そういった冬でしか見えない風景もあった。

それでも、木々の生命を信じ、雨天の恵みを信じ、まもなく春の新緑の美しさを想像することはできる。夢の見えにくい状況こそ、本当は一番重要かもしれない。

ミレーの奥様の肖像画が美術館にある。凛として、いかにもしっかりしているお姿であり、ミレーだけでなく、私も励まされた。

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