マルチーズの子供コナツを引き取ってから3ヶ月。コナツも驚異的な成長を遂げ、今では親のノコ(6歳オス)と同じ大きさになってしまった。
マルチーズの親子を観察していると、父親のノコの不思議な行動に気付く。例えば、水や餌は親犬ノコは、子供のコナツに譲る。まず子供に飲ませたり、食べさせたりするのだ。
見ていると、眠る場所も譲るようである。子供を大切にするのは、人間でも動物でもあたりまえなのである。
最近は、元気の良い子供(コナツ)は、よく父親に前足などでチョッカイをいれる。遊んで欲しいようである。ただ、父親ノコにとっては、背中に引っかき傷やらで、結構大変である。そのため、父親ノコは子供を威嚇するが、コナツは巧妙に逃げてしまう。
親、子、誰も教えてはいないが、マルチーズは親と子のそれぞれの役割を果たしているのだ。生命が誕生して40億年以上たつが、既にDNAには、このような親、子の役割が記憶されているのであろうか?
私は、50数年生きてきたが、いろいろな役割を生きてきた。長男として、兄として、幼稚園児として、小学生として、日本人として、学生として、企業人として、組合執行委員として、友人として、先輩として、後輩として、同志として、ドライバーとして、介護人として、職員として、父として、夫として・・・・
いろいろな役割を生きてきたが、やはり役割を生きることも、40億年の長い生命の歴史があると思うと、とても不思議な気持ちになる。
学生のころは、行動科学を勉強したりしたが、役割といえば、機能的なことに想いが集中し、40億年の歴史などは考えてもみなかった。40億年の生命の歴史。そして雌雄といった、役割の発生。
それは愛の本質のひとつではないのだろうか。お互いを成長させあう何かかもしれない。
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