イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

船出のために、過去を整理する方法!(明るい感情を大切に 5/9)

2011-12-16 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 過去の失敗や苦労は、思い出すのも嫌だと、こころのどこかにしまい込んだり(抑圧、抑制する)。運が悪かったとか人のせいにしたりするものです(投影、感情転移)。それで、元気て日常を軽やかに過ごせれば問題はないのですが、新しい船出をしたり、新しいことを始めたりするときに、ふと過去の不安感が忍び寄り、極端な場合、船出が失敗することもあるようです。

 未来への不安がいっぱいなので、さらに過去の不安が重なるのは重過ぎるようです。

 私の場合は、仕事をはじめたり、やめたりする事例が判りやすい。8年前に会社を辞めるときは、まだ生き甲斐の心理学を学んで3-4年くらいのころで、自分の過去の問題が今より整理されていなかったようだ。

 ある程度予想していたとは言え、親しい人からの進言やちょっとしたハプニングで異常に混乱し、当初の船出の計画に、疑心暗鬼になったり、茫然自失してしまったことも。

 これは、過去に蓋をしていた不安感が何かの拍子で現れ、過度に動揺したようなのだ。

 こうならないためにはどうするか。実はとても論理的な良い方法がある。

 過去の不安感は、日常の中でもときどき顔を出す。この時にすかさず、整理できるものは整理する(理想と現実を再解釈して不安の原因を取り除く)。

 方法は、不安感は理想と現実のギャップという公式を思い出し。理想は本当なのか(幼い自分の稚拙な解釈や人の受け売りではないか?)、そして現実も本当かと吟味する(これも理想と同じように意外といい加減)。自分だけでは難しい場合は、人に尋ねたりすると新しい解釈も生まれる。

 かつては、カラオケで不安感に酔ったこともあるが(人間って不思議に過去の不安感に酔ったりできる)、不安感自体をまじめに分析し、それを消滅してしまうことも可能なのだと思う。

 ちょうど、U先生の最近のブログで過去の不安感のお話があり、事例を考えると本当だなと思いました。感謝です。

 明るい感情を大切に 5/9

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船出すること、新しいことを始めること! (明るい感情を大切に4/9)

2011-12-15 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 今日は、うきうき太極拳の忘年昼食会であった。A先生を始め、楽しいメンバーの外にゲスト二名が参加され、あっという間に楽しい会もお開きとなり、来年の再会を楽しみに別れた。

 しかし、考えてみれば、昨年の今頃は、うきうき太極拳の設立は、A先生と私くらいの頭のなかに、萌芽があった程度で何も具体的なものはなかった。勿論、参加メンバが誰か、ましてや忘年昼食会やゲストなどは影も無い・・・

 新しいことを始めるのは、何事もリスクがある。もちろん、コロンブスのような世界史に残るような大事業家もいるが、ささやかで、ほとんど誰も気づかないこともある。

でも、構造はかなりにているのではと思う。何かを信じ、不安をアンテナに船出することだ。


 船出によって、何が起こるか分からない。でも、魂が踊る喜びもあるのだと思う。

感謝しつつ

明るい感情を大切に4/9

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不気味な世界とアイデンティティの統合!(明るい感情を大切に 3/9)

2011-12-14 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 私も蛇とかヤモリなど嫌いな生き物がいるが、人それぞれ嫌いな生き物があるようだ。ブログに写真をアップするなかで気がついたのは、たとえば美しい蝶の写真を喜んで掲載しても、意外にいまひとつ反応が悪かったりする。蝶が嫌いという人が結構いるのだ。

 人にはそれぞれの成育史がある。私は、恐ろしかったのはヤモリである。青年時代まで住んでいた家には、ヤモリがいて、ときどき顔を出す。それが嫌いである日、たたいて殺した記憶がある。その行為が、自分の中で混乱感をさらに増殖させたようなところがあり、ますますヤモリが嫌いになってしまった。

 猫が嫌いな人、犬が嫌いな人、蝶が嫌いな人・・・恐らく、人それぞれ納得できる原因とその解釈があると思う。現世人類七十億人分の嫌いな生き物蘊蓄があるのだろう。

 さて、生き物にも何か不気味な要素があるが、やはりお化けの世界はもっと不気味だ。このブログでも、幼いころの恐怖体験を書いたことがあるが、世の中にはもっと凄いものがある。高校生のころはラフカディオ・ハーンの怪談をよく読んだ。高校までの通学路に、のっぺらぼうが出た場所があったりし、夜道で怖い思いもした。

 心理学の世界では、たとえばエリクソンが、アイデンティティ統合、混乱感、忠誠心の深い関係を述べているが、混乱感の最たるお化けは、深層心理学を学ぶ意味でも大切にされているようだ。

 現代も表面的には科学的な態度が幅を利かせ、伝統宗教が元気がなかったりする反面、ホラー映画をはじめ、不思議にお化けは元気がよい。さらに、自分の経験した60年代なる古き良き時代と比べても、現代は昨日の理想の問題にもあるように、無意識のうちに自他混同、理想と現実の混同があったりする不気味がある。

 実は、昨日U先生と今年最後の勉強会に参加したが、お化けのお話がメインであった。お化けの研究で有名な井上円了先生のお話もあった。何年か前に、何かのお話の中で、私が八王子の某図書館で、井上円了先生の妖怪学全集(復刻版)があると話したとき、大喜びをされたことが懐かしい。

 カフカの不思議な小説も良いが、どうも日本のお化けの研究は自分にとってもっと大事な研究のようだ。来年東北に仕事で行くので、古層を学ぶためにも遠野物語を、まずは読み始めてみよう。

 因みに、混乱感の反対のアイデンティティの統合も、混乱感で魂の問題があるように、魂の問題と深い関係があるようだ。

 明るい感情を大切に 3/9

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≪無意識に理想で傷つける≫に気おつけて!(明るい感情を大切に 2/9)

2011-12-13 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 心理療法家のU先生から、人が混同しやすい二つのことを教えていただいたことがある。それは≪理想と現実の混同≫と≪自分と他人の混同≫だそうである。確かに、じっくり自分の実態を考えてみると、そういう混同があるんだなと思う。

 しかも、その混同は意識の世界というより、無意識の世界に入り込むようで、思わずハッとするような失敗をして気がつくことも。

 自分も含め人は、~べきだ。~であるべきだ。という理想領域をもち。一方それが達成しないでいる現実の中で生きている。そのギャップが感情(不安、怒り・・・)と考えると何となく納得できる。ところが混同が始まると、どこか現実を忘れ(身の程知らずで)理想から、全能感の中で自分ではなく他人を責め立てることがある。

 こういうことを書きながら、何となく若いころの失敗を思い出した。高校、大学と学園紛争の時代であったが、考えようでは、理想が吹きまくり現実が置き去りにされる時代の先駆けだったようだ(現代の、情報社会はまぎれもなくその傾向が顕著)。

 あるサークルに参加していたが、生贄の子羊(仲間の中で、誰かが何かの拍子で集中的にいじめにあう)ではないが、自分も率先して理想からある人を責めた記憶がある。破壊は簡単に訪れる。そして、その人との関係は切れてしまった。

 ≪理想≫、≪現実≫、≪他者≫、≪自分≫。この関係の中でいじいじと悩むのは何ともみじめな感じであるが、それを単純化して破壊の導火線に火をつけるのは結局は自分も他者も不幸にすると考えたほうが良いようだ。

 しかし、いくら破壊されても、先日の月蝕ではないが、正確に太陽、地球、月は軌道を回り、宇宙は何もなかったかのように維持されていく。人は生きている限り希望するように作られているのでは。クリスマスが近い。

明るい感情を大切に 2/9

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平安感を意識して生きると何かが変わる!(明るい感情を大切に 1/9)

2011-12-12 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 人間の感情の本質は不安感といわれる。昨日一日の感情の動きを考えても、風邪をひいての体調への不安、ものを無くしたりでの不安、時間に遅れるのではという不安、・・・結構不安が支配しているなと思う。

 ただ、一日のうちにも、温かい日差しの中でコーヒーを飲んだり、クリスマスのプレゼントを買ったり、今まで気になっていた人に会えたり・・・ちょっとした平安感が支配する至福の時間もある。

 若いある時期は仕事とか勉強とか、そういう目標のために、ちょっとした幸福感などは、息抜きとして手段化され矮小化されていたなあと、ちょっと残念に思いだすことがある。目標はいつも自分の先にあり、当然ながら平安感は、健康のためや目的達成の手段のようで、その深い意味など考えることもない。

 しかし、世の中の人をいろいろ観察したり、理論的にも生き甲斐の心理学を勉強したりすると、平安感という一見頼りない一時的な感情も、深遠な世界があることに気づく。目標に向かって戦略的・戦術的に活動することも当然大事だが、平安感の湧きおこる今ここを大切にすることも大いに意義深い。

 月蝕を観たり、美しい三輪山登山をしたり、お寺や神社で、ご朱印帳を見事に書いて頂いたり、そんな時の平安感は得難い。人生の中の得難い瞬間ではないか。

 ただ、平安感とか明るい感情を、一貫して得ていくためには、技術が必要だ。自分とは何か・・・アイデンティティの統合への道を歩んでいること。必要に応じ、こころの鎧兜を脱いでリラックスできること(防衛機制のコントロール)。そして、日々刻々と変わる状況に対応する健全な判断が必要なのだろう。

 でも、まず大切なのは、湧きおこる明るい感情をのんびり味わうことではないだろうか。

 明るい感情を大切に 1/9

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