イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

背中を軽く押される経験!(背中を軽く押す人 1/10)

2013-02-22 | 第十章「今ここでの恩寵」

 昨日は「うきうき太極拳」の練習日。A先生のご指導による練習は楽しい(練習も楽しいが、会話も楽しい)。そして八王子の「うきうき太極拳」も3年目に入った。いつも練習の時に声をかけて頂いているが、今回は24式では単鞭(ダンビエン)を中心に教えていただいた。そして、うまくできない時に先生が近づいてきたので緊張してると、「子供が怒られそうな眼をしている」と優しく言われて、思わず笑ってしまう。そして、リラックスするとうまく出来るように。

 太極拳の練習ひとつにしても、自分の性格(生育史の集大成?)が滲み出ているなとつくづく思う。そして、軽く直してくれる先生はありがたい。

 心理学では自己概念とか自己イメージとかが、よく話題になる。自分は恥ずかしがり屋とか・・そういう、生育史上つくられてきた自分の特徴・自己概念(とても主観的)が原因で、見えるべきことが見えなくなり、自分の正中線がずれてくるという問題だ。

 自分の感情や五感体感を正確に掴んでいれば、こういう現象は少なくて済むのだろうが、訓練の足りない私はすぐ自己概念の虜になってしまう。

 過去の人生の分かれ道でも、当の自分が分からなくなり混乱していると、親切な他人に背中を軽く押され随分助かった。こうした恩もあるので、お返しをしたいと思っているが、なかなか険しい道であるようだ。

 背中を軽く押す人 1/10

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インターネットの時代の人間関係!(のんびり自己実現 10/10)

2013-02-21 | 第十章「今ここでの恩寵」

 私はコンピュータに関わる会社に勤めていたこともあるので、他者とのコンピュータによるコミュニケーションの経験は長い。

 e-mailに触れたのは1984年(29年?)。ホームページを始めたのが2004年(9年)。ブログを書き始めたのも2005年(8年)。SNSを始めたのが2006年(7年)からだ。しかし、この2年経験したFacebookは強烈な印象で、それまでとは違う。

 システムが、生育史を切り口に設計されていて、また、実名登録が徹底していることもあり、自分の生育史に沿って様々な人達とネット上で再会する機会が増えた。

 小学生のころの友達、中学生のころの友達、高校生のころの友達、大学生のころ、社会人になって大阪でお世話になったころ、・・・不思議に増えていく。

 Facebookは今では世界人口70億人の中で10億人が登録しているとのことだが、さほど不思議に感じないくらい、よくできたシステムだと惚れ惚れする。

 ただ、道具は素晴らしく、多くの人とネット上で関わることができても、人間関係は今までの日常の延長であり、ミラクルは決して起きない(もちろん効率性とか経済性の恩恵は受けるが)。

 人間関係の問題は、「生き甲斐の心理学」ではエンカウンターの知識(10章)として勉強しているが、皆、悩む問題である。エンカウンターは、自分の本音を知り、自分の感情を知覚し表現する。さらに、自己主張をしつつ他者の本音も理解し、他者の一貫性を信じ自分の役割を果たす。こんな一連のプロセスに関わる知恵だが、結構重宝する。そして、この知識もネット時代でも、ますます必要だと思う。

 ただ、ネットの世界は、普通に会うのと違い五感・体感が制限されるので、変なストレスの原因にもなりがちだ。微妙なニュアンスは表現しづらい。そこで、たまには実際に会うなど、バランスをとる必要がある。

 最後に、こうして簡単にコミュニケーションができる道具が豊富な時代では、今まで以上に人間観が重要になってきていると思う。「生き甲斐の心理学」では、聖パウロの「人の身体は神の神殿」の思想を大事にしている。この思想は様々な人権思想にも影響を与え、そして生き甲斐の心理学にも影響を与えている。

 のんびり自己実現 10/10

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移りゆく自分の世界!(のんびり自己実現 9/10)

2013-02-20 | 第十章「今ここでの恩寵」

 昨日は、寒さ厳しきなか四ツ谷でU先生の勉強会があった。今回のテーマは「自己実現」。ちょうど私も自分の勉強会で「自己実現」を取り上げていたこともあり、楽しく勉強できた。

 その中で、ロジャースの命題1が取り上げられていた。自己実現は自分の生育史、性格形成、自己概念(自己イメージ)などと関係が深いが、その基本は次のロジャースの性格形成論の命題1なんだなとあらためて確信した。

 命題1: 個人はすべて、自分が中心であるところの、絶え間なく変化している経験の世界(world of experience)に存在する。

 生まれ落ちてから、人は五感・体感を通して得られる世界から、常に経験を積みつつ、思考・感情・行動を変化させ成長していく。それも自分一人の世界が基盤。そんな意味であろうか。

 私は、この命題にこの十年くらい何回も触れたが、ちょうど私の好きな座右の銘と重なっている。わたしの座右の銘は、聖書の一節である。ルカ福音書の1-21-38である。受胎告知で天使がマリアに身ごもったことを告げ、驚愕しつつもマリアが天使ガブリエルの言葉を受諾するシーンであるが、ご自分の人生を決定する言葉でもある。

 「わたしは主のはしためです。お言葉どおり、この身になりますように。」そこで、天使は去って行った。

 命題1には、自分しか出てこないために神を含めた他者との関わりが誤解されやすい。私は受胎告知の場面と命題1は通底していると思う。それは、個人の自由とか自己決定に繋がる人間のあり方だそのものだ。自分と他者を混同することなく、魂から絞り出すような言葉で応えるのはいい。蛇足ですが、この言葉はビートルズのLet it beにも随分影響をあたえているようです。

のんびり自己実現 9/10

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自分の生まれたころ・・・源流を探る!(のんびり自己実現 8/10)

2013-02-19 | 第十章「今ここでの恩寵」

 どんな人間でも、出生や時代から無縁であることはない。そして、自分の夢や自己実現も、源流を探ると出生や時代の影響を沢山受けていることを感じてしまう。

 私は1951年生まれであるが、2歳に近づいたころに、やっと記憶の一端がでてくる。当然ながら0歳のときの記憶はない。

 ただ、記憶にないといっても、生育史は確実に始まっている。エリクソンによれば0-2歳は希望の時代で、基本的信頼感や不信感が芽生える時期でもある。

 父母の影響はあるにせよ、その背後には時代がある。1951年はどんな時代であったのだろうか。

 最近、興味がまして戦後史関係の本を読んだりした。勉強していくと、1951年は日本の節目の年であった。1945年に日本は終戦を迎え米軍の占領時代が始まる。そして、6年間の格子無き牢獄とも言われる時代が終わり、9月8日に対日講和条約がサンフランシスコのオペラハウスにて48カ国参加の中で締結される。一方、日米安保条約が、同じくサンフランシスコの米軍第6軍下士官クラブで密やかに締結される。日本の今にも影響を与える条約である。

 マッカーサーが連合国最高司令官を解任される。

 こうした背景には1950年に勃発した朝鮮戦争(日本の景気にはプラス)があった。私は四谷に縁が深いが、生まれてからしばらくは羽田飛行場の近くに住んでいたのでで、米軍の航空機の離着陸の爆音を聞きながら育ったようだ。

 社会も明るさを増す。第一回紅白歌合戦が放送され、日航第一号機が飛び、ジャズとパチンコも大流行。ただ、医療や保健は今から考えると遅れていて、死因の第一は脳溢血、第二が結核。赤痢で1万人以上が亡くなる時代であった。平均余命も男性60.8歳 女性64.9歳であった。当然ながら、子供を育てるのも今より大変だっただろう。

 こういう時代に生まれ、そして生き抜いてきた1951年生まれの私を含む人たち。性格形成が似ているので、同い年に生まれた人達で集うと何か兄弟のような感覚がある。

 のんびり自己実現 8/10

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小さな夢、大きな夢を実現する方法!(のんびり自己実現 7/10)

2013-02-18 | 第十章「今ここでの恩寵」

 かつては自己実現というと事業計画のようなイメージがあったが、今は随分変わってきている。自己実現は単に頭で理知的に考えるだけではなく、感情・五感とか無意識とかいろいろな要素から、何かにじみ出るような夢みたいなものから始まるのかもしれない。

 そんな中、「生き甲斐の心理学」の師匠のテレビ番組(動画)を拝見させていただいた。その中にちょうど、恩師の自己実現の事例がイキイキと語られていて感動的であった。U先生が楽しい海外旅行のイメージをもち、それをリアルにしていく(3Vの法則)。是非ご覧になると良い。心のともしびのテレビ番組をクリックし、写真の二つ目の「元気に生きる」植村高雄の24番(生きる喜び)である。

 このテレビから触発され、自分の拙い事例を考えてみた。自己実現のイメージ(夢と言ってもよいかもしれない)をもち、それを言語化し、小さいかもしれないが行動に移す。この3つのステップ①Visualize②Verbalize③Vitalizeを称して3Vの法則と呼んでいる。

 その3Vの積み重ねというか、あるとき、ふっと夢が実現していく。小さいといってよいかどうかだが、夢を実現する成功事例もいくつかあるようだ。小学校のころ、お小遣いを貯めて天体望遠鏡を買ったこと(始めに見た天体は月であった)。青年時代、父が「おまえが一人前になって、酒を酌み交わすことがひとつの夢だ!」に応えた楽しい団欒。そんなこともある。絶体絶命と思えるような困難を、不思議に乗り越え素敵な幸福を味わったこともあった。

 今の日常の中でも、よく感動するのであるが、Facebookの縁も嬉しい。忘れがたき方、心が残っている方にふっと再会できたり、仮想的なグループで交流できたり。ネット社会の是非はまだ判らないが、私には何か恩寵による自己実現かな・・とも思えてしまう。

 尚、老婆心ながら、夢や自己実現を考えるときの次の3つの自問自答も大切にしなければならないと思う。良い夢もあるが、変な夢に引っかからないためにも。①自分は何のために生きているのか?②生き甲斐は何か?③自分(魂、心、身体)を大切にしているか?

 のんびり自己実現 7/10

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