イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

人生の歩み方を教えてくれる心理学の命題 (こころの自由  6/10)

2018-03-26 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 世界の中心は自分なんだ・・・そんなことに薄々気づいてきたのはいつのことだろうか。7歳のころのあの体験だったか、・・・アラスカで暮らし始めたころだったか。

 世界の中心というのは、ちょっと大げさかもしれないが、森羅万象が移り変わる世界の中で、自分の感情・思考・行動決定に対する自由な感覚と、それに伴うある種の責任を実感することかもしれない。

 生き甲斐の心理学でも大事にされている人格形成理論に、ロジャースの19の命題があるが、その一番目に「個人は、自分が中心であるところの、絶え間なく変化している経験の世界に存在する」がある。恐らく、私の当時の感覚を学問的に言うとこのようになるのかもしれない。

 幼い頃の、何か魂の覚醒の時期といったらよいのか、それは今の自分にとっては大事だと認識できるが、意外に社会人となり忙しく過ごしていたある時期は、とても希薄だったように思う。日々の忙しさの中で、何となくいろいろソンタクし(笑)、それでも自分が世界の中心が居ることを実感できればいいのに、その自分がどこかに行ってしまうような。自分の代わりに何かの幻影がいるような。

 ところで、女帝・持統天皇の話になるが、持統天皇の時代に藤原京造営に関係するのだと思うが、部下の大三輪高市麻呂が持統天皇の伊勢行幸が民百姓が苦しむということで、職を辞してまで諫言(かんげん)した。それにも関わらず持統天皇は意思硬く伊勢行幸を実施した。このほか、あるときは持統天皇は新羅からの贈り物を封をして送り返すこともあったようだ。内戦といってよい壬申の乱や白村江の戦いなどの時代でもあり、為政者も部下も気骨があったんだなと思う。ロジャースの命題を知るわけではないが、人は環境に振り回されず自由に生きる存在なのだと思う。

こころの自由  6/10

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ <・応援いつも感謝しています!


大学教育ランキング

 ------------------------------------------------------------

縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。葉書

「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」購入方法

1.紙の本の入手については・・・

  四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。

  電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)

    住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-2  

2.電子書籍版は定価(1,000円)でアマゾンさんで、

  Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。

  サンプルもあります。

縄文小説 森と海と月: 五千年前の祖先の愛と魂

森 裕行


  なお、カスタマーレビューを書いていただけると励みになります!

 尚、私の電子書籍は現在この縄文小説だけです。同姓同名の方の

 著作がありますのげご注意ください。私の著作の確認はこちら

 ------------------------------------------------------------

+++スマートフォン等のブログ表示で心理学関係の広告が掲載されることがありますが、私が推薦しているわけではありません。ご注意ください。

 

 

 


人には解釈の傾向がある (こころの自由  5/10)

2018-03-25 | 第一章「意識と知覚」

 持統天皇の生涯に興味を持ったが、その周りにも凄い人たちが存在して、これまた激しく興味を覚える。藤原不比等や物部麻呂などの政治家もそうだが、役小角、道昭、道基といった宗教家もだ。その中で、不比等の兄、定慧と一緒に遣唐使で唐に渡り、さらに三蔵法師にも直接会った日本の仏教の祖の一人ともいえる道昭は以前から気になっていた存在だ。日本ではじめて火葬されたことも一因である。その後数年して亡くなった持統天皇も火葬だった。そして、先日「道昭」(石川逸子著 コールサック社 2016)という小説に出会ってしまった。

 かなりの大著なので、まだ読み終えるまでかなりの時間がかかりそうだが、詩人である石川逸子氏のこの本はとても面白そうだ。大体、小説家や歴史家の大半は持統天皇を暗く解釈する方が多いが、ちょっと違うようにも感じている。

 さて、世の中の森羅万象に出会って、私も含めた人は感情・思考・行動をとおして解釈をする。持統天皇は明るい人であったか暗いひとであったかは、この感情・思考・行動の傾向がどうかということで決まるようである。私は女帝のなしたこと後生に残したこと、から、意外に明るい人ではなかったかと推測している。

 私は政治家ではないが、政治家を志す人は、世のため人のためを目指すのだと思うが、複雑な世の中の森羅万象に対してはどうしても複雑な対応にならざるを得ないのかもしれない。しかし、そのおおもとのアイデンティティが普遍的でありブレることなく自分で感じ・思考し、行動するのであれば長い時を経て良い評価をもらうのではと何となく思うのである。

 自分の感情・思考・行動の傾向はどんなものか。明るいか暗いか、自由かそうでないか。ちょっと気になってくる。

こころの自由  5/10

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ <・応援いつも感謝しています!


大学教育ランキング

 ------------------------------------------------------------

縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。葉書

「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」購入方法

1.紙の本の入手については・・・

  四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。

  電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)

    住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-2  

2.電子書籍版は定価(1,000円)でアマゾンさんで、

  Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。

  サンプルもあります。

縄文小説 森と海と月: 五千年前の祖先の愛と魂

森 裕行


  なお、カスタマーレビューを書いていただけると励みになります!

 尚、私の電子書籍は現在この縄文小説だけです。同姓同名の方の

 著作がありますのげご注意ください。私の著作の確認はこちら

 ------------------------------------------------------------

+++スマートフォン等のブログ表示で心理学関係の広告が掲載されることがありますが、私が推薦しているわけではありません。ご注意ください。

 

 


縄文小説が書けた理由とは(こころの自由  4/10)

2018-03-24 | 第七章「光と復活体」

 今は持統天皇に興味を持っていて、持統天皇に関する本を山ほど参照できるのは楽しいものだ。そして、弥生時代と縄文時代の混在期以降ではなく、5000年前の縄文小説を数年かけて書いたころが懐かしくなる。それこそ、遺跡や遺物の情報とか、人骨の情報とか、同時代のメソポタミアといった文字を持った文明、民俗学や言語学、古代天文学くらいの情報しかなかったのだ。

 それでも、愛情を傾けて書くことができたのは、宗教心理学の主流の大テーマである、「神や魂を信じて見える世界」を意識したからで、U先生に感謝している。まだ、読まれてない方は是非こちらを

 それはとにかく、今日はU先生によるオックスフォード大学流の宗教学学会の下記の魂の定義をいろいろ読んで楽しんでいる。何故、このような定義になったかは専門外でよく分からないが。これの定義を前提にすると確かに見えてくるものがあるようだ。

魂とは<病む事もなく、死ぬ事もない、永遠に生きるもの、普遍的な知恵をもつもの、自由意志もあり記憶力もある、臨終の時、初めて身体から離れていく知的生命体>を言います。

 今の世の中は、お金や名誉や地位を目指す人で溢れているようだが、それも無意味とは言わないまでも、こうした魂の存在を意識されている方はどうだろう。

 持統天皇や藤原不比等のことを考えるとき、魂の定義にある、「普遍的な知恵をもつもの、自由意志もあり」といったことを考えると、二人の生きた次の、奈良時代や平安時代への流れが見えてくるように思う。

こころの自由  4/10

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ <・応援いつも感謝しています!


大学教育ランキング

 ------------------------------------------------------------

縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。葉書

「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」購入方法

1.紙の本の入手については・・・

  四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。

  電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)

    住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-2  

2.電子書籍版は定価(1,000円)でアマゾンさんで、

  Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。

  サンプルもあります。

縄文小説 森と海と月: 五千年前の祖先の愛と魂

森 裕行


  なお、カスタマーレビューを書いていただけると励みになります!

 尚、私の電子書籍は現在この縄文小説だけです。同姓同名の方の

 著作がありますのげご注意ください。私の著作の確認はこちら

 ------------------------------------------------------------

+++スマートフォン等のブログ表示で心理学関係の広告が掲載されることがありますが、私が推薦しているわけではありません。ご注意ください。

 


歴史の中の本物、持統天皇 (こころの自由  3/10)

2018-03-23 | 第六章「螺旋状に上昇する意味」

 持統天皇については10年近く興味を持ち、また7,8世紀についてもいろいろ楽しんできた。そして、今年は本気で持統天皇について考えようと思っている。生き甲斐の心理学のU先生がケーススタディのテーマにされていることもあり、このあたりで成果物を出したいとも思っている。

 持統天皇については、様々な歴史学者、小説家、漫画家などが研究し発表している。特に最近の何かへんな日本において、もう一度自分のアイデンティティを無意識に統合したいのだろうか、里中満智子さんの「天上の虹」などは静かなブームになっているようである。すべてを持統天皇の業績といえないとも思うが、今に至るまで、持統天皇の影響は大きい。そのいくつかを思いつくまま、あげてみよう。

1.天皇家、藤原家(藤原不比等)とのパートナーシップで律令制度を作り、今に至るまでその影響が続き、天皇家、藤原家も大きな影響を持ってきている。例えば、五街道の整備なども、起源はこのころである。

2.万葉集、記紀などの編纂は日本の文化の原型かもしれない。

3.藤原京は、平城京、平安京の雛形といわれているが、規模的にはさらに巨大であり、当時の政治力が強大であったことが分かってきている。

4.日本の宗教も統合してきている。外国からの宗教や日本古来からの宗教など。伊勢神宮の式年遷宮は天武・持統朝からである。

5.中国、朝鮮半島の国々との関係は当時は重大な懸案事項であったが、7-8世紀以降、江戸時代くらいまでは非常に安定してきている。

 持統天皇は645年~702年の57年の生涯を送ったが、大きな貢献をしたと思う。当時の謀略が横行する政治の中で、なぜこのようなことができたかを考えると、やはり、持統天皇は非常に普遍的なアイデンティティを持って生き抜き、倫理道徳的には問題があった可能性も拭えないが、それを超えて生き抜いてきたようだ。

 心理学的に考えると、問題が次から次に起こる中、持統天皇はアイデンティティを自然体で統合しつつ、物事をテキパキと進めたのではないだろうか。藤原氏の陰謀ともよく言われるが、持統天皇の蘇我氏の血も時に顧みず、藤原不比等と手組みをするのも、深慮遠謀があったからかもしれない。世の中では、多くの人が何かにへんに囚われてしまう。有能だと言われている人も、とんでもない罠にはまってしまうのは最近のマスコミなどでも分かる。

 へんな上から目線に囚われることもなく、自分のこころの下から目線に生き(自他肯定的)、こころを自由にして考え、感じ、行動していきたいものだ。

 それにしても、持統天皇のような政治家が今現れたらなぁ。

こころの自由  3/10

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ <・応援いつも感謝しています!


大学教育ランキング

 ------------------------------------------------------------

縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。葉書

「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」購入方法

1.紙の本の入手については・・・

  四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。

  電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)

    住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-2  

2.電子書籍版は定価(1,000円)でアマゾンさんで、

  Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。

  サンプルもあります。

縄文小説 森と海と月: 五千年前の祖先の愛と魂

森 裕行


  なお、カスタマーレビューを書いていただけると励みになります!

 尚、私の電子書籍は現在この縄文小説だけです。同姓同名の方の

 著作がありますのげご注意ください。私の著作の確認はこちら

 ------------------------------------------------------------

+++スマートフォン等のブログ表示で心理学関係の広告が掲載されることがありますが、私が推薦しているわけではありません。ご注意ください。

 


自信喪失体験が、人生を切り開くチャンスに・・・(こころの自由  2/10)

2018-03-22 | 第十章「今ここでの恩寵」

 劣等感の一つかもしれないが、自信喪失ということがある。一つのアイデンティティになるくらいの思いが惨めにも崩れることがある。そして、これが鍵だと思うが、他人のせいにできない現実がちらっと見える。

 こうした体験は時に恐ろしい展開につながることもあるが、人生の宝の体験となる展開をすることもある。試験を受けるということはわかりやすい例かもしれない。かなりの努力をして試験を受けたが、結果は合格点の7割りくらいで不合格。この場合でも、自信を無くしつつも、これから3割のギャップを埋めようと、こつこつ勉強を再開しようと踏ん切りができたり、もう、別の道を見つけたほうがよいと踏ん切りができれば、この体験は大いに意味がある。

 他人を巻き込むような自信喪失体験もあるかもしれない。一人で頑張っている中で何か事件的なものに巻き込まれるといったなど。この場合でも、自分の無力を明確に感じて表現できれば、同じように大きなに意味がある。

 そして、自信喪失体験を好転させる時に重要な働きをするのは、親しい人の働きだと思う。混乱の中にいる私、あるいは微妙で傷つけられやすい私に配慮して、十分に耳を傾け共感してくれ、変に説得しないで黙って聴いてくれる方の存在だ。その親しい人の働きで、心は自由さを取り戻し自分で回答を見いだすことができる。時にはは、感謝の気持ちからか、難局を切り抜ける知恵が次から次に出てきたりする。

こころの自由  2/10

にほんブログ村 ライフスタイルブログ 生き方へ <・応援いつも感謝しています!


大学教育ランキング

 ------------------------------------------------------------

縄文中期の関東・中部地方を中心にした愛と魂の物語です。葉書

「縄文小説 森と海と月 ~五千年前の祖先の愛と魂~」購入方法

1.紙の本の入手については・・・

  四ツ谷サンパウロさんへ 定価(1,500円+税)送料別。

  電話:03-3357-8642(書籍・視聴覚)

    住所:〒160-0004 東京都新宿区四谷1-2  

2.電子書籍版は定価(1,000円)でアマゾンさんで、

  Kindle unlimitedなどの特典で無料でも読めます。

  サンプルもあります。

縄文小説 森と海と月: 五千年前の祖先の愛と魂

森 裕行


  なお、カスタマーレビューを書いていただけると励みになります!

 尚、私の電子書籍は現在この縄文小説だけです。同姓同名の方の

 著作がありますのげご注意ください。私の著作の確認はこちら

 ------------------------------------------------------------

+++スマートフォン等のブログ表示で心理学関係の広告が掲載されることがありますが、私が推薦しているわけではありません。ご注意ください。