イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

良いところを見つけて信じる練習 (人間とは何だろう② 1/10)

2019-05-20 | 第一章「意識と知覚」
  自分の人生を振り返ってみると、疑ってばかりの人生より信じることの多い人生のが楽しいとつくづく思う。周りからはちょっとおめでたいと思われがちかもしれないが、自己肯定・他者肯定のスタンスをとっていると、友人・知人などのアドバイスの中で軌道修正もされるので、危険な道には行かないようだ。
 
 信じることの多い人生を歩むためには、まず、人もモノでも良いところに気づくこころが必要な気がする。それは自分で楽しいことを見つけて、その延長線で世界を広げるということなのだろう。
 
 最近は、人間の五感・体感の勉強をしているが、その中で動物や人間の歴史や感覚器について興味をもつことが多くなった。そして、今週新宿で勉強会があることもあり、昨日の夕方に多摩動物公園に行った。閉園間際の動物園は、時としていつも寝ている動物が元気に活動していたりする。昨日は猪さんが元気に餌を食べている姿を見たのが印象的であった。縄文時代にはポピュラーな猪も今の動物園では少しマイナーである。
 
 感覚器の勉強をしていたので、普段殆ど興味を持てなかったカナヘビとアオダイショウを一生懸命観察してしまった。カナヘビはトカゲのようであるが、2億年以上前に盛んだった脊椎動物の三ツ目をもっている。二つの眼は当たり前だが、三つ目は頭頂部に可愛く目立たないが眼(頭頂眼)をもっているのだ。人間にもそのころの面影が松果体として生体時計のような働きをする内分泌器官として残っている。
 
 もう一つは、アオダイショウの孔器(眼の前方にある)だ。これは赤外線を感知する珍しい器官で、暗闇で獲物や敵を感知するのに役立てるそうだ。人間の眼は一般に三原色を感知はできるが、紫外線や赤外線は感知できない。蛇さんはどんな感覚で世界を観ているのか興味をもってしまった。因みに蛇は私も生理的に大嫌いであるが、恐竜が絶滅した時代に地下に潜って生き延びた生物であり、手足が退化し眼も退化する中で、不思議な感覚器を手に入れたのだ。
 
 良いところを見つけて好きになるというのは、さすがに蛇さんには無理ではあるが、種としての蛇の長い歴史や苦労を考えると、少しホンワカとした気分になる。
 
人間とは何だろう② 1/10

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どろどろの人間関係をリセットしたい (人間とは何だろう 10/10)

2019-05-17 | 第四章「愛とゆるし」

 はじめは良い関係だったのに、微妙な違いから糸が急にもつれるようになり、いつのまにか互いに傷つけあう関係になってしまう。こうしたときに、関係をリセットしもう一度やり直したいと思うことが、人生で一度や二度あるのではないでしょうか?

 U先生のブログを見ていたら、その時の処方箋がいくつか書いてあった。一つは<深層心理学の常識である、自分以外の他人は驚きの対象>ということを思い出すこと。若い頃、仕事で外国人と付き合う事が多かった時代があるが、皆、外国人は個性に溢れていて驚きの対象ばかりだったなあと思ったことがあった。それに対し日本人はみな気心が通じて・・・など当時は考えていたが、どっこい日本人でも、当初は同類に思っても、付き合うほどに違いを感じることが多いものだ。今考えると、文化の差で見えやすい見えにくいはあるにしろ、所詮、他人は驚きの対象と考えていたほうが心の健康には良いようだ。

 二つ目は<愛の原型は人それぞれ>ということだ。ちょっと心理学用語になってしまったが、幼い頃に多いが、五感・体感を通して、自分が愛されていると感じた経験を愛の原型という。それが、二重写しのように現実の世界に影響を与え、知らず知らず、相手に無理な期待をしたり、反対に期待されたりする。それがストレスとなり不満が拡大していくのだが、愛の原型は人それぞれ違うということ、それから他者の愛の原型を意識するとずいぶん違ってくるようだ。

 自分の愛の名場面(原型)をいくつか気楽に思い浮かべ、当時を振り返ってみる中で、その愛の原型が自分の今にとってプラスに働くこともあれば反対にマイナスに働くこともあることに気がつくと世界が広がる。また、何故、愛の原型となったかを思索していくと、他人からの影響が意外に大きかったりで、今だったら違うなと思うことも。人生を左右する価値観というかアイデンティティも時と供に変わっていくものなのだ。もちろん、価値観の変化により愛の原型も変わっていくこともあるようだ。

 さて、そうは行ってももつれた状態はなかなか理論通りにはいかない。体験の解釈がうまく変われば良いのだが、実際はなかなか難しい。本来こころは自由であるはずなのだが、考え方を変えることは時に極めて難しかったりする。

 遅刻しそうなときに、迂回策などがいろいろあるのに関わらず、一つの思いに囚われて失敗するというような経験はないだろうか?こうした視野が狭くなる現象は心理学の常識であるが、のんびりとして解釈の自由度を高めるかは、三つ目の知恵かもしれない。無防備になる練習も重要だ。

人間とは何だろう 10/10

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五感と体感を大切にしていくと (人間とは何だろう 9/10)

2019-05-16 | 第二章「五感と体感」

 このところ身体について本を読んだり思索したりしている。縄文時代の世界はせいぜい16、000年前の時代のことであるが、身体の歴史はDNA等を考えると38億年(3、800、000、000)くらいの歴史があり桁が5桁も違う。しかも、何故そんなもの(地球の生命体)が産まれたかというと、今の時代の科学でもお手上げである。こうした身体であるが、私は今まで、特に生き甲斐の心理学や気功・太極拳に触れるまで、何かぞんざいに扱い過ぎてきたのではないか、あるいは謙虚であったのか反省してしまう。

 確かに、医学や薬学などの進歩で、自分の身体を理性的に制御できるかのような錯覚に陥るのだが、どうも人生の質を考えたりすると、そんなものではないようだ。変な理性でものごとをがんじがらめにするより、自分の五感や体感を直感的に把握し、さらに真善美をちょっと意識するだけで、ストレス曲線は幸福曲線に移り変わっていけるようだ。

 気功で足の裏で自分の体幹を意識したり、美しいバラを愛でたり、ついでに素晴らしい香りを嗅いだりする。好きな音楽を聴いたり、緑の多い郊外を散歩したりする。あるいは、知人からいただいた、新鮮な野菜をいただいたり、子供を抱き上げたりする。直感で良いなというものはやはり良い。この延長線上で美術館や音楽会、食事などで直感的に楽しむ。

 さらに、五感・体感を意識した生活をしていくと、傾聴力も育ってくるように思う。

 さて、今日はこれから、身体に関係する本を楽しもう。

人間とは何だろう 9/10
 

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人間嫌いは、なおるか? (人間とは何だろう 8/10)

2019-05-14 | 第九章「愛」
 私は1951年生まれである。この年はサンフランシスコ講和条約が結ばれ、日米安保条約が調印された年でもある。今につづく戦後日本の象徴的な年に生まれた。そして、67,8年経つわけであるが、同い年の人の生育史は、もちろん父母とかさまざまに違うものの、同じ時代を同じ年に経験したということが大きいのだろう。結構似ているようだ。
 
 私も2016年に縄文小説を上梓したが、比較するのはおこがましいが同い年の有名な小説家に夢枕獏氏と桐野夏生氏がいる。そして、夢枕漠氏は最近縄文小説を書くことを宣言されたし、桐野夏生氏は昨日に読み終えたが、沖縄の久高島と日本神話に題材をもとめた女神記という小説を書かれている。古代に興味を持ち、何かアイデンティティを模索するところは、この年に生まれた人の特性かもしれない。他にもWikipediaで調べると、高橋源一郎氏と浅田次郎氏が出ている。その生育史を読んでみると、当然ながら進む道と個性の美は違っていても、時代(特に若い頃)に翻弄された共通点を持っていて、将来、縄文小説を書かれるかもしれない(笑)。
 
 さて、今日は自分の人間嫌いと人間好きの歴史を振り返っている。人間嫌いを1,人間好きを5と5段階で振り返ってみると、人間嫌いの最たる時期は高校生から浪人、大学1年生くらいだったように思う。衝撃の高校紛争もあり最悪期であったようだ。五点評価で1だ。それが、大きく変わって行き、就職して2年目くらいから3くらいになり、その後、営業とかマーケティング、福祉関係、社会教育と人間好きでないとうまく行かない仕事をしてきている。今では4,5点くらいのように思う。
 
 では、何故、人間嫌いが人間好きに変わってきたかということだが、それは、人間観を巡っての哲学的・宗教的な捉え方が変わってきたことが大きいようだ。人間の本質というのをどうとらえるか。20年前に私はカトリックの信仰に復帰したが(幼児洗礼だった)、生き甲斐の心理学の師匠のU先生の魂の考え方にも大きな影響を受けたようだ。日本では魂というと、オカルト的にとらえることが異常に多いように思うが、U先生がよく言われる、世界の文化に通じたオックスフォード大学の比較宗教学をベースにした考え方、「魂とは愛そのもの、永遠不変なもので病むことも無く、老いることも無く、臨終の後、身体から離れていく<知的生命体>」は強烈であり実践的であった。こうした考えを持つことで、福祉の仕事などどれほど役だったか。傾聴なども単なる技術とは違う広がりがでてくるようだった。
 
 そして、もう一度人間をとらえ直してみる。私を題材にとれば、先の定義の魂を(どこかに隠れている)と信じる。
そうすると、私のこころ(生育史からなる臨床心理学の対象)も、生育史をベースに否定的なものから肯定的なイメージに再編集してくるように思えてならない。はじめは厳しいオセロのゲームのように変わりにくいが、しまいにはドミノ倒しのように過去の解釈が変わっていくように思える。
 
 さらに、人間のもう一つのようそ・身体の思索は大事だ。食欲・性欲を真面目に思索する。イザナミ(女神)とイザナキ(神)。旧約聖書の神とアダム(男)とイブ(女)。なんで二通りあるのか。あるいは、身体についての人類の思索の歴史も重要だ。60兆個の細胞を考えたり、40億年のDNAの歴史を考えたり、感覚器について読んだり、あるいはキリスト教だと雅歌などを読んで思索する。その他からだに関する本・情報は山のようにある。自分の今までの身体に関する考え方をどんどん脱皮させていく。真善美を考えながら思索すると良いようにも思う。
 
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愛の接続の問題 (人間とは何だろう 7/10)

2019-05-13 | 第九章「愛」
 愛に関して悩んでいる人は結構多いようだ。愛すことができない。愛されない。まあ、いろいろである。愛とは何か、哲学的、宗教的な問題としてとらえ、考を深めることで問題に光を当てることも大事だが、もう一つ接続の問題と考えて見るのも大事で現実的だと思う。
 
 美しいバラの花も、茎をとおして大地に接続しているからこそ咲くことができる。先ほどまで日本神話のイザナミとイザナキの話を読んでいたが、これも神々の話ではあるが身体や生育史・霊の神々の接続の問題と考えてみると、味わいが深まるようだ。仲良く結婚し国々を産んだりしたところまでは良かったが、火を産んで亡くなって黄泉の国にイザナミが行くところからとんでもない展開が始まる。さまざまな接続が悪くなり、黄泉比良坂(実に縄文的な名前)で大岩で塞がれてしまい決定的に分かれてしまう。そして、黄泉の国のイザナミが1000人の人を毎日殺め、イザナキがこの世で1500人の産屋を建てる。決定的な断線のようだ。
 
 さて、神々の話は興味深いがここまでにして、私たちの愛の接続の問題を考えたい。重要なことは①体験の解釈の問題②傾聴方法の問題・・・ではないだろうか。①は自尊心から生まれる解釈(ストレス)の問題で、相手の問題というより自分の考え方の問題(理想と現実)と気づくところで解決することが多い。②は傾聴により相手とつながって行く方法とも言える。無防備、共感性、受容性、間、理解力、熱意の6つのポイントが重要となる。どちらも訓練で上手になる世界である。
 よく愛の多寡を問題にしがちだが、接続の問題と考え訓練をしていくのが良いと自戒をこめて思う。
 
人間とは何だろう 7/10
 

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