伊藤浩之の春夏秋冬

いわき市遠野町に住む市議会議員。市政や市議会、日常の活動などを紹介していきます。

遠野和紙、今年のボランティア活動開始

2022年01月13日 | 遠野町・地域
 もともと最初の活動は一昨日の11日だったが、雨のため中止。昨日刈り取った枝が4釜分になったため、今日も臨時に活動することになった。

 愛犬の散歩に出かけた昨日の朝は、庭がうっすら薄化粧。散歩の道すがら、路上も雪を被っていた。



 画像がピンクっぽく見えないだろうか。

 見上げる空に広がる大きなもやっとした雲全体がピンク色に染まっていた。





 いつもの朝焼けとは違う。どうしてだろう。たぶん、もやっとした雲の氷の密度が低く、昇りつつある太陽の赤い光を乱反射しているのだろう。赤い光と白い雲。混ざり合えばピンク色に見える。雲のもやもや感は、上空で舞っている雪のせいなのかもしれない。
 
 空で乱反射されたピンクの光が地上にも届き、上空だけでなく、地上付近もピンクに染めている。そう考えて良さそうだ。雪雲と雪の恩恵だ。

 散歩の折り返し付近では、太陽が山際に顔をのぞかせた。





 金色の空とピンクの空。なかなか良い情景を見せてくれる。

 さて、この後、遠野和紙ボランティアに出かけた。大平のコウゾ畑の刈り取りが今年の御用(活動)始めだ。
 作業を始めると雪が降り始めた。結構、本格的な降り方だったが、作業を終える頃にはほぼ止んだ。
 刈り取った枝は、軽トラックの荷台にいっぱいになった。



 この後、和紙工房の「学舎」に移動し、枝蒸しと皮むきをした。



 2日間で4釜分の黒皮を採取した。

 合間には、地域おこし協力隊員がしているちり取りを手伝った。しょしとり(コウゾの皮から黒皮と甘皮をそぎ落とす作業)で作った白皮を水に浸け、ごみを取り除く作業だ。1枚、1枚からゴミと汚れを探しながら取り去る、なかなか根気のいる作業だ。学舎は地下水を利用しているので、水は思ったより冷たくないのが幸いだ。

 ボランティア活動終了後、夕方4時半頃までちり取りをしていたので、2日間で5時間ほど作業をしたのだろうか。ちり取り後の白皮は、丸めて握りしめ水を切る。根を詰めて作業をしている分けではないので、スピードは遅めかもしれないが、大きめのザルで半分弱程度しかできていないのではないだろうか。

 しょしとりの準備(乾燥させた黒皮を水に浸けて潤〈うる〉かしておく)がされていたので、少ししてみた。昨シーズンのこの作業で肘のあたりの筋肉痛というか、関節痛というか、それが続いているが、まあ、痛みが来ないようにしてみた。厚く成長した今年のコウゾの皮は、しょしとりもしやすい。薄い皮だと、採れる白皮が透き通るようにペナペナなのだが、厚みもしっかりした白皮を残すことができる。成果が大きい作業には、実が入るというものだ。

 今日の作業、途中に航空機のエンジン音がした。高度が低く、機体が大きめに見え、湯の岳から続く山並みと田人に続く山並みに挟まれた谷間の地形にある入遠野を、横切るように飛んでいった。



 この方向なら、羽田以西の国内航空か、アジア大陸方面、すなわち南西に向かっているに違いないと思って写真に撮った。そのカラーリングからANAの便と分かった。その後、アプリ「フライトレコーダー24」でこの便を確認すると、予想した方向に飛ぶ航空機はない。

 あれれ・・?

 近くを飛んでいる航空機は、東と南に向かう2便。東はアメリカに向かう便に違いなので、疑問を深めながら念のため南に飛ぶ便を確認すると、フランクフルト発成田行きのANAの便・・先程の便らしい。

 このことで気がついた。そもそも入遠野の里は、おおよそ南北に細長い地形と思っていたのだが、むしろ東西よりに細長い地形だったようだ。

 大発見。

 しかし、一方、無知が証明されたようでもある。方位磁石を車に積んでおけば、方向感覚が養われるだろうか・・。
 そんな発見があった今日、ちり取り作業をやめて帰宅のため学舎の引き戸思いがけず思いがけず雪がざんざん降っていた。午後2時頃は晴れていた。3時頃も晴れていたと思う。その後、雪が舞いだしたと戸外に出た協力隊員が言っていたのだが、これだけのふるとは思いもしなかった。帰路の車内でニュースを聞いていると、そもそも予報されていたようだ。



 今シーズンは雪が多い。そんな気がする。入遠野は上遠野に比べても積雪量が多い。通行には十分注意を払おうと思う。
 次回ボランティアは18日。


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