最近、晩御飯を作っている。
元々、料理自体は好きな方だったので、そんなに負担には思わないが、気が付いた事が有る。
現役時代や退職後しばらくは、肉料理にしろ、魚料理にしろ原材料にお金をかけて俗に言う「男の料理」を作っていたと思う。生活費を見てみると酒類と食費に1番出費している事が分かった。今になってだが、やっと長年の神さんの料理の有り難さが認識できた。分かるまでに何十年もかかってしまった。
そこで、最近は私もお金をかけずに安い物でいかに美味しい料理が出来るかを考えている。買い物するスーパーも、今までのヨーカ堂やイオン系等だったものを、安売りの業務スーパー等や、魚市場で少しでもお得なお店で買い物をしている。
神さんと一緒に昔を思い出してみると、まだ2人が新婚の頃や娘達が産まれて楽しかった頃も、近くの西友で、鯛やマグロ等の切り身等も高くて買えなかった事、夕方安くなった時間帯に鯛のあらを買って、甘くあら煮を作って4人で美味しく食べていた事。肉類も牛肉はなかなか買わずに鶏肉が中心で、子供達の食育に経験させようと、すき焼きなんかを作る時に買うくらいだったと。
今、その頃を思い出して、最近は肉類もコレ迄の牛肉の塊や脂肪がついた美味しいものから鶏肉や豚肉にシフトして、更にコマ切れのお肉にも一度小麦粉をまぶして炒め、かさ増しと調味料の絡みを良くする様に一手間かけて使う様にしり、魚も好きなマグロや鯛の刺身やお頭付きの白身の魚から、青物魚を中心にフライや梅干し煮、南蛮漬け等で変化を持たせ始めたら、意外と手をかけるとどの食材もとても美味しく頂ける事が、私にも分かって来た。
野菜については、コレまでは貸農園を借りていたので、殆ど自家製の無農薬有機栽培野菜が食べ放題だったのに、お店で買うとびっくりする程高いと感じている。既に貸し農園は返しているので、山小屋の庭ででも新たにビニールハウスでも作って野菜畑を復活させたいと思う。
酒類に関しては、やめようにも止められない。神さんは大のビール好きで国内外の旅先ででも晩御飯にビールは欠かせないくらいなので、こればっかりはどうしようもないと思っていた。昔、バックパックやってた頃にオーストラリア人が自宅で作っていた自作のビールを振舞ってくれて、これがとても美味しかった記憶があったが、友人が日本でも作れると教えてくれた。勿論日本には酒税法があるので、確かアルコール度0.5%以下にしないといけないが、作ったビールに甲種の焼酎でも混ぜて飲めば良い感じになりそうだと思い、近々挑戦してみようと思う。
今現在、色々と工夫しての生活が面白くなり始めてきた。案外とどうにかなりそうな気もしてきた!
まだまだ新型感染症である武漢ウイルスは、世界中で終息宣言出ていないので、私達夫婦の予定していた海外バックパック旅行に飛び立てず、私も足腰衰えていくばっかりなので少しイラついてもいるが、これも人生、楽しみつくすぞ!