ガイドのDDからブキットラワンが出来た歴史を聞きました。私の英語力ですから多少の間違いもあるかもですが、事前にご了承下さい。
ブキットラワンが今の体制になったのは最近の話で、1986(1987年だったかも)
年からで、それまではジャングルしか無い他に何も無い村だった。当時はパーム椰のプランテーションや果物の農場しか無くて、そこに入ってくるオランウータンは、殺したり罠の檻に入れていたりしていた。そこに、スイス人の〇〇さん(名前は忘れました)がエコロジーの考えを持ち込み、農場に捕まったオランウータンは、農場にお金を払ってそのオランウータンを山に返して彼等の命を守った。そしてそれを長年続けた。一方で、そのオランウータンを買い取る資金を得る為に、この地域にバンガローを建て観光客を呼び、ジャングルトレッキングを始めて、それらの収益金の一部でこのシステムを維持して今に繋がっている。なので、ブキットラワンのこのジャングルトレッキングがスタートしてあまり歴史は無いが、我々はその〇〇さんを本当に尊敬している。
オランウータンのミナの話
最近まで、ココにはミナと名付けた有名なオランウータンがいたが、その姿はもう2年程誰も見ていない。多分ジャングルの奥深くに帰ったのかと思っている。
彼女の年齢は46歳だった。子供は4頭いて孫は1頭いる。彼女の特徴はこうだ。ジャングルでじっと耳を澄まして我々トレッキングしている人の話し声を聞いている。そして我々がどのルートを通るのかを予想して先回りして待っている。そして我々のガイドの荷物に果物が入っている事も知っていて、それを横取りしようとする。彼女は力が強いのでとても危ない。ある時、1人のガイドと彼女がお互いに取っ組み合って争ったがそれを観光客がビデオに撮って有名になった事もある。そんなミナもここ数年誰も見ていないがそんな有名なオランウータンもいたよ。
スマトラトラの話
この広大な国立公園にはスマトラトラも数百頭?いる。でも我々ガイドも実際に見た事は無かったが、丁度1週間ほど前にとうとうそのスマトラトラを、あるガイドが見てしまった。なので、もしかしたら我々も見れるかもだけど、自分もこの仕事を15年やってて一度も見た事ない。
DDについて
とてもイケメンです。たぶんガイドの中でも1〜2位を競うと思います。歳は35歳で独身。2人の妹もいるそうです。
彼曰く、インドネシアでは25歳前後が結婚適齢期で、自分はニューゼネレーションだと笑いますが、この地の結婚式は600人や700人の招待客を呼ぶそうです。凄いお金がかかるそうです。そして、自分はこのガイド以外は仕事はしていない。このガイドの仕事が好きだからとチョット切ない目をしたのを私は見逃しませんでした。つまり結婚するにはガイドから得る収入だけでは生活するのが難しいのかもしれません。妹さん達は結婚しているのか、いないのかはとても聞けませんでした。
日本人で、ブキットラワンでジャングルトレッキングする事が有れば、その時にガイドにDDを指名してもらえれば続きの話も聞けるかもしれませんよ。
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