労組書記長(←元)社労士 ビール片手にうろうろと~

労組の仕事している勤務社労士がもしや誰かの役に立ってるんかな~と思いつつ飲んだくれて書いてるっす~(* ̄∀ ̄)ノ■☆

2023年9月に読んだ本

2023-10-27 | 📖いい本読んでます?
9月の読書メーター 読んだ本の数:8 読んだページ数:2972 1日のページ数:99ページ

紙婚式 (角川文庫)紙婚式 (角川文庫)
読了日:09月03日 著者:山本 文緒
 一緒に暮らして十年、小さな綺麗なマンションに住んで、邪魔の生活に干渉せず、家計も完全に別々、という夫と妻。一言で裂けた。一緒にいるのに満たされない、変化のない日常になってしまった結婚のやるせなさ、微かな絆に求めてしまう、そら恐ろしさ。の中で手さぐりあう男女の繊細な心の彩りを描いた、直木賞作家の珠玉の短編集。 ☆☆★ いろんな人生があり、そしていろいろな夫婦生活があり、とわかっていても考えさせられるなぁ。

赤い砂 (文春文庫)赤い砂 (文春文庫)
読了日:09月08日 著者:伊岡 瞬
 男が電車に飛び込んだ。現場検証を担当した鑑識係・工藤は、同僚の拳銃を奪い自らを撃った。電車の運転士も自殺。そして、拳銃を奪われた警察官も飛び降りる。工藤の親友の刑事・永瀬遼が事件の真相を追う中、大手製薬会社に脅迫状が届く。「赤い砂を償え」——自殺はなぜ連鎖するのか? ☆☆★ かなりサスペンスフルで引き込まれた!これ、ありそう過ぎて、まじで怖いぞ!

闇の梯子 (文春文庫)闇の梯子 (文春文庫)
読了日:09月12日 著者:藤沢 周平
 素晴らしい板木師になろう、裏長屋でつましく清次とおたみ。道を踏み外した兄や先輩のように自分はいけないと心に染みて…ただ奈落の底に染まってゆく、過酷な宿命を描いた表題作。十四年に及んだ隠蔽探索を終えて江戸に戻った男が、己の探索の内容に漠然と疑いを持つ「相模守は無害」。もかけぬ運命で許嫁を忘れたとき…「紅の記憶」。そのほか「入墨」「父(ちゃん)と呼べ」の全五篇。四十代半ばの藤沢周平が描く、味わい深い短篇集。 ☆☆★ ほろ苦い話しが胸に沁む。とは言えこれが人間、それは江戸時代も現在も変わらない…泣ける。

神戸・愛と殺意の街 (新潮文庫)神戸・愛と殺意の街 (新潮文庫)
読了日:09月14日 著者:西村 京太郎
 〈神戸の悪党〉と人間人間から、ビール会社、銀行などに送られた不安な状況。その後続く巧妙な現金強盗事件。十津川警部は事件の鍵を求め、神戸に向かった。た男は、様々な作戦を使い、十津川と互角に渡り合う。 強敵の出現に闘志を燃やす捜査陣。 男は「夢の」を実現するために、十津川で最後の戦いを乗り越えたが――。 ★★★ そもそも西村京太郎の作品って好きでは無いのにうっかり読んでしまったが、やっぱ変すぎる~、警察機構があり得なさ過ぎる~(泣)

チェンジ 警視庁犯罪被害者支援課8 (講談社文庫)チェンジ 警視庁犯罪被害者支援課8 (講談社文庫)
読了日:09月18日 著者:堂場 瞬一
 元恋人の愛と昼食に向かっていた支援課・村野に、通り魔事件発生の一報が。混乱する現場に駆け付けると、捜査一課追跡捜査係の沖田が、被害者から乱暴に話を聴こうとしているのに遭遇する。迷宮入り事件の再捜査が仕事の沖田が、なぜ現場に――。 ☆★★ 犯罪被害者支援課と追跡捜査係のシリーズが混在して、さらにあっちやこっちのシリーズのキャラが出てきて、ある意味カオスでどないなっとんねん。それが必然ならいいけど、どうもそうでもないからな。どっちに行くんやろ、堂場。話しとしては悪くなかったけど。

放蕩記 (集英社文庫)放蕩記 (集英社文庫)
読了日:09月20日 著者:村山 由佳
 厳しい母親を恐れながらも、幼い頃は誇りに思っていた。いつからだろう、母を愛せなくなったのは―。小説家の夏帆は、母親への畏怖と立ち向かいを抱えながら生きてきた。の果ての密かな放蕩、結婚と離婚。 38歳になり独立母娘関係と夏帆に訪れた、衝撃の真実とは。 愛と憎しみ、最も近い女同士の、避けられないつながり。すべての人に贈る、共感と感動の自伝的小説。 ☆☆★ 母と娘の関係っていろいろやなぁ。自分には息子がいなくて娘だけやけど、父と娘の関係って普通なら娘の人格にちっとも影響しない気がするし…。村山由佳さんて一個上やから、時代背景的にはめっちゃわかる!

日本のおんな (新潮文庫)日本のおんな (新潮文庫)
読了日:09月27日 著者:平岩 弓枝
 日陰の身でありながら主人に尽し理想の妻であった母と、幸せな結婚をしながら何か物足りなさを感じる娘、二つの世代の女を対比的に描く『夕顔の女』。東北の漁村から上京して中華料理店に勤めた少女が、金持の息子に見初められる『北国から来た女』。――愛を求め、自由を求め、安らぎを求め、それぞれの幸せを手探りしながら健気に現代を生きてゆく、爽やかな七人の女たちの物語。 今から考えるとあり得ない戦後昭和の女性たちの生き方やけど、当時はこうだった。だから、それぞれの女のお話を全否定しないで読んでみて欲しい。

精鋭 (朝日文庫)精鋭 (朝日文庫)
読了日:09月28日 著者:今野 敏
 新人警察官の柿田亮は、警官としての日々の仕事に悩みつつも、異動先の機動隊で激しい訓練を受けていた。そんな柿田に、拳銃などを使ったハイジャックや立てこもり事件を解決する特殊急襲部隊『SAT』入隊の声がかかる。機動隊よりもさらに厳しいと言われるSATになることができるのか…。  ☆☆★ めっちゃ説明が多くて台詞回しも臭くて、とっても汗臭いお話ながら、なかなかのめり込めた!

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