模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

今年も山陰呑み歩き

2024年04月05日 | お出掛け

関西の大学に通っていた娘が卒業するので、貸衣装をまとった姿を見に行くことにしました。
昨年の同じ時期に山陰のクラフトビールを呑み歩きをしたのが楽しかったので、ほぼ同じコースを再訪です。
昨年と違うのは、福知山線と姫新線の全線完乗という目的をやめて、伯備線の新見で姫新線に乗り換えず倉敷経由にすること。そして一人旅ではなく嫁と二人旅であることです。
息子の大学がもう少し早く決まっていれば、本当は昨年行けなかった木次線まで足を伸ばしたかったのですが、3月中旬まで決まらなかったので、短めのコースですがしょうがありません。


切符額面の行き先は京都ですが、中央西線の最寄駅から京都行にストレートに行く単純なものではなく、ぐるっと6の字に大回りする経由の注釈が入るカスタム品です。


京都から山陰本線を伯耆大山まで行って、伯備線で陰陽横断し山陽本線で京都に戻って一筆書きの輪が閉じるルートです。
定年後に切符発券機をマスターしたという年配の職員はブツブツ言いながらこの切符を作るのに20分以上掛かりました。こんな長いのを作ったのは初めての経験だそうです。現役の時の部署は駅員じゃなかったんでしょう。


昨年は新大阪から特急こうのとりでしたが、今回は京都から特急きのさきです。
京都駅山陰線ホームも、自分の知っているものとはずいぶんと変わっていました。
小中学校の夏休みに丹後に帰省したときから記憶が止まっているので当然ですね。
保津峡を通らない山陰線も初めて乗りました。
今月16日のダイヤ改正で、在来線特急の新幹線乗継割引が廃止されてしまったのは残念でした。

最初の下車駅は城崎温泉。
私はシャワーだけで十分な人間で、温泉にはまったく興味がありません。
城崎から先は列車の本数が激減し、次の浜坂行まで2時間ほどここで時間をつぶさなくてはなりません。
昨年は1時間ビールを飲んで、1時間は駅のホームで電車を見て過ごしました。
今年は温泉好きが同伴なので、外湯のひとつで1時間つぶしました。
ふたりとも高血圧なので、温泉ファーストです。

約束した1時間も温泉ではつぶせないので、私はひとり先に城崎ビールの店に進攻します。
嫁は気持ち良くてつい長居したと言っていましたが、私は近所の銭湯と大差ないと思いました。
昨年はWBCの勝利をこの席で聞いたのでした。

2人だと飲み物の量は変わりませんが、食べ物の種類を増やせるので昨年食べられなかったメニューもいただきました。
店内で焼いているピザがおいしかった。

浜坂まではタラコ色の気動車キハ4713に乗りました。
この車両は調べてみると昭和52年度製の最初期車でした。車体を更新改造しながら頑張ってますね。
昭和52年の中学の夏休みに山陰線で新車のキハ40系に乗ったことを覚えています。
その時の車両の同級生なんですな。

浜坂は昔からの中核駅なので蒸気機関車時代の給水塔が残っています。レンガ造りの古風なもの。
側線が何本もあって、町の規模の割には大きな駅だったのでしょう。

土日は乗り継ぎが悪く、この浜坂でも乗り継ぎの各停を50分待つので、漁港まで歩いてみました。
この日は鳥取泊です。


晩飯は鳥取駅から10分ほどの酒処わさびさんという海鮮と地酒のおいしい居酒屋でした。
しかし調子に乗って飲みすぎたせいで翌朝起きたらすでに9時を回っており、ホテルの朝温泉にも朝食にも間に合わず、駅のドトールでコーヒーを買って倉吉行きの各停に駆け込むはめになりました。

今回の旅で最大の失態です。ひとりならばもう少し緊張するのでこんなミスしないのですが。

途中、通過する特急の退避で停止した駅は昭和の匂いの素敵な駅でした。
鳥取大学の新入生と思わしき青年と同じボックスシートに収まり西に向かいます。

倉吉では昨年と同じ旧市街にある倉吉ビールで昼呑み。
NHKの新日本紀行の再放送で倉吉をやっていました。その番組に見たことのあるレンガ造りの角煙突が映っており、醤油醸造所のものでした。
倉吉ビールのマスターに「あの煙突はどこですか?」とお聞きしたらお隣の醤油屋さんの煙突だということでした。

倉吉の白壁土蔵地区を散策して倉吉駅にもどり、米子行各停に乗り伯備線の乗換駅伯耆大山に向かいます。
途中山陰線最古の駅舎という御来屋駅でも信号待ちで停車。良いものがじっくり観れてありがたい。
大正〜昭和初期の国鉄標準タイプで、急行停車駅クラスの素敵な駅舎でした。半切妻と石州瓦で個性を出してます。

名峰大山は今年も雲の中。

伯耆大山で生山行各停(電化しているのにDC)に乗り換えて伯備線を南下。
米子まで行って始発の特急に乗っても良いのですが急ぐ必要もないし、切符の範囲外なので。

中央西線と伯備線は同じ山岳路線のせいか使用車両がよく似ています。
SL時代はD51で電気機関車はEF64、ディーゼル特急はキハ181で電車特急は振り子電車の381系という具合。
JR東海の特急しなのでもかつて使っていたこの381系を、JR西では特急やくもとして長年使っていたのですが、ついに今年から新型車両に置き換わるということで、撮り鉄や親子連れのファンの姿を沿線で多く見かけました。
下の写真のフレームの外側でも2組ほどがカメラを構えていました。

生山で特急やくもに乗り換えます。
自販機で特急券を購入しようとすると、自由席が選べない。
昨年乗った自由席が3月のダイヤ改正で廃止になり、全席指定になったとのこと。
よほどやくもは人気列車なんでしょうね。強気だなあ。

この日は岡山泊。
トリブという炭火焼き鳥とワインの店で晩ご飯。
ルーマニアの赤ワインをフルボトルでとりましたが、これも2人だからできること。
人気店のようでいっぱいでした。
オサレな店の割には価格もリーズナブルで、ボトルにしたにもかかわらず鳥取で地酒を飲みまくったのよりは安く上がりました。

翌日早朝に岡山を立ち、大学最寄り駅に立ち寄って袴姿の写真を数枚撮って帰宅しました。

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加賀は大雪でした

2023年12月28日 | お出掛け

秋から月いちで出掛けては呑み歩いていましたが、12月は金沢に行ってきました。
出発日の12/22は今季最強の寒波到来という天気予報だったので、キャンセルすべきかギリギリまで考えました。
結局、北陸各地のライブカメラの映像を観て路面に雪がないことが確認できたので、受験生だけ家に残してカミさんと犬連れで出発しました。
ルートは3案あり、西から(1)敦賀経由の北陸道、(2)郡上から九頭竜湖経由の中部縦貫道、(3)高山から砺波経由の東海北陸道なのですが、このうち(1)(2)は予報では降雪量がもっとも多い地域なので通行止めになると推測し、(3)のコースにしました。

R41を走り高山市のスパイスカレー屋でゆっくりと昼食を摂ってから東海北陸道に向かいました。
このコースでも郡上IC-飛騨清見IC間はすでに通行止めになっており、飛騨清見からは富山方面のみ入ることができました。
入れはしましたが、路面は全面圧雪状態で横殴りの吹雪でした。
トンネルだらけの区間で普段は嫌いなのですが、今回ばかりはトンネルがシェルターとなって救いでした。
私は運転に必死なので写真を撮る余裕がなく、カミさんに撮らしたらこんな画像しかなくて。

高速道でしかも利用車が少ないのに、60Km/h以上は怖くて出せませんでした。
雪の轍でハンドルを取られたのか、砺波までに2台も単独で事故ってました。
雪道でも、急ハンドル、急発進、急制動さえしなければ、それほど危なくはありません。
冬の山形の合宿教習で運転免許を取ったので、路上はいつも圧雪でしたから慣れました。
やっと北陸道にたどり着いたら富山石川県境が通行止めになっており、小矢部ICで降ろされてR8で金沢へ。
何年か前に大雪でR8が完全にストップして、何時間も車に閉じ込められた事件が頭をよぎります。
その教訓が活かされているのか、路面は早くから除雪されておりスタッドレスタイヤで問題なく走れました。

16時頃金沢に到着。
今回のお宿は繁華街の片町交差点から歩いて10分ほどのところにある一軒家です。
お菓子屋だった家をリノベーションした町家で、築半世紀以上ではないでしょうか。
外観はボロですが中はきれいで、2ベッドルームとLDKにシャワールームという間取り。
友人や兄弟の2家族で利用できそうです。
犬を座敷に上げても良いというのも、ここに決めたポイント。
もうミーちゃんも10歳を超えたので、いっしょに楽しい思い出作りをしておきたいと考えての旅行です。

1階の土間が車庫になっていてコンパクトカーがギリギリ1台停められます。
HeVの小型車で来て正解でした。ミニバンだったら入れず屋外で雪に埋もれてます。
でも初日に入れるのは楽勝でしたが、夜間にこんなに積もったので出すのには苦労しました。

夕飯に出掛ける頃はこんな感じの積もり具合。
カミさんは長靴。私は普通の防水靴で十分でした。この晩は。

寒い晩は金沢おでんで日本酒というのが今回のテーマでした。

1軒目のおでんとお魚の店。
いつも行っていたお店が観光客で混んでしまうので初めての店にしましたが、おでんは可もなく不可もなく。
日本海は大時化が続いているので地魚は期待していませんでしたが、念のため何ができるか聞いてみたらサーモンとか言うのですぐに店を出ました。
では肉ということでビールバーへ。

調べてみるとピルゼンとはチェコの都市ピルゼニのドイツ語読みだそうです。なかなか複雑ですね。
そのせいなのかチェコのピルスナータイプも、南ドイツの白ビールであるヴェルテンブルガーも両方飲めます。

白ビール好きなのでヴェルテンブルガーから。ポタージュスープはお通し。
アイスバインという豚すね肉の煮込みを初めて頂きました。

ほのかな塩味でマスタードとザワークラウトが良く合います。美味しい。
これを食べたら、2軒目でそれほどおなかが減っていないこともあってもう軽い物しか食べられません。
なので軽く生ハム。イタリア産が品切れでスペイン産に変更になったからか大盤振る舞い。

この日のお薦めグラスワインは「紅の豚」というフランスワインでしたが、きれいな澄んだお味で美味しゅうございました。
他にも美味しそうな料理がありましたが制覇できなかったので、翌日空いているか確認したらカウンターが2席だけ残っていて予約できました。

ミーちゃんは家の中ではシッコができないので数時間ごとに散歩しなければなりません。
夜も雪が降り続きます。

この宿は勝山へ至る古い街道である鶴来街道(白山街道)に面しているからか宿の隣はお寺で、周辺にも忍者寺をはじめお寺が密集しています。
その雪の街道をお散歩。酔いなんかすぐに醒めてしまいます。

翌朝はこんなに積もってました。
金沢でもこんなに降ったのは数年ぶりだそうです。


ひと晩で20cm以上降ったそうです。
出発が金曜日だったので強行しましたが、土曜日だったらこの雪であきらめて中止したと思います。
翌朝は早朝からやっている片町のパン屋さんに散歩を兼ねて買い出し。

ミーちゃんが肩まで埋まるほど。さすがに私も長靴にしました。
農作業用の長靴を車に積んできたのです。

当初、2日目の計画はドライブで、千里浜で犬を遊ばせたり七尾のフィッシャーマンズワーフなどに行く予定でしたが道路事情が予測できないので中止にしました。
宿にはTVがなく時間をつぶせないので、除雪された市内をドライブすることにしました。
相変わらず雪道でも金沢市民はせっかちというか、人には決して譲らず、我先にって運転ですね。
大きな釣具店で防寒着を物色。ショッピングセンターでは古着のシャツを購入。
ムサシというホームセンターにはアート&クラフトというコーナーがあって、東急ハンズやジョイフル本田のような品揃えで1日過ごせそうでした。
広葉樹の銘木端材がかなりお安い。
線材を丸く曲げるラウンドノーズプライヤーを購入。それほど安くはなかったけどこれも出会いなので。
下の画像の白い紙はt0.3とt0.5の塩ビ板。
本来は何に使う用途なのか350X670という変わったサイズでしたが¥200位で安かったので。
100均で買ってストックしてあったB4カードケースの塩ビ板を、この前カマロの窓ガラスに絞って使ってしまったので補充です。

奥様はアートコーナーで芸術に目覚めたのか、作家さんの額入りリトグラフをご購入。どこに掛ける気なんでしょう。


早めに宿に戻り、シャワーを浴びて昨夜のビアバーへ長靴で再訪。

クリスマスだからか満席で、外で待っているカップルもいました。予約して正解。
皆さんコースを頼まれていました。スパークリングワインとチーズフォンデュとかお得なセットでした。

うちはアラカルトで、ひと品目は牛カイノミの炭火焼。
甘めの赤ワインソースで美味しいの。

鶏モモ肉のコンフィ、子羊のハンバーグと続けて3品肉料理を食べて、最後は香箱ガニのタリアテッレで〆ました。

2日目の晩も少し降りましたが、それほどは積もりませんでした。
気温がそれほど低くないので、雪が凍らなかったのは幸いでした。

雪が無ければ、犀川の土手をミーちゃんと散歩するのを楽しみにしていたのですが、残念ながら雪の行軍になりました。

3日目の朝食は近くにあったアパホテルのレストランで朝定食を食べました。
ブリの昆布締めが美味しかった。ブリの臭いが嫌いなのでお金を出してまでは食べないのですが、目から鱗でした。
朝食の帰り道、街道沿いの寺の松が雪の重みででしょうか、崩壊していました。

翌日仕事だったので早めに金沢を出発。金沢東ICから高山西ICまで高速を飛ばし高山で昼食。
昔ながらの高山ラーメンには飽きたので、ニュータイプの「力」というお店で。

15時には帰宅しました。
1月は何の予定も立てていません。
受験生は共通テストもあるし。



 

 

 

 

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呑み歩き 霜月は博多

2023年11月26日 | お出掛け

今夏の定年退職後から受験生に留守番させてカミさんと2人で始めた呑み歩きは、今月で3回目。
9月は名古屋でドイツ料理、10月は上野のガード下で焼鳥。今月は福岡博多で呑み歩いてきました。
ただダラダラと過ごした3日間の記録です。

無計画に出掛けようとしていたら、カミさんが宿と新幹線がセットで片道¥20,000というのをJTBで見つけてきました。
通常新幹線片道は¥20,000ほどなので、ホテル代分がお得です。

しかし後から調べると、航空券の早期予約だと中部国際空港から福岡空港まで¥11,000というのがあるので、そっちの方が¥5,000位の安いビジネスホテルに泊まってもお得です。次回からはもう少し計画的に調べて考えましょう。

11/18(金)は会社をサボって通勤客に混ざって名古屋駅へ。
朝にしては中央線は以前よりも空いていました。コロナ以来在宅勤務の方が多いのでしょうか。
自宅では軽くカフェオレだけにしたので、席に着いたら早速朝食です。

名古屋駅のみやげ屋街に惣菜屋があるのでおつまみを調達しました。味はたいしたことない割に高いです。
図書館で借りた本を重たいのに持ってきましたが、すぐ寝てしまいました。

昼ごはんから福岡で食べるつもりの時間設定です。
博多駅の飲食店街である一番街は、12時前でも人気の店には行列ができていました。
ここでは無事到着の祝杯だけでいいので、エビスバーで軽く1杯。

チェックインには早いのでホテルのクロークに荷物を預けてから、ランチを食べに祇園方面に歩きます。
風は強いですが、晴れて街歩き日和。


以前出張時に博多駅で食べた箸で摘まむと切れてしまうほど軟らかいうどんがどうしても食べたかったので、今回は有名な老舗で頂きました。

50年ほど前でしょうか、のど飴のコマーシャルで永六輔が舌を噛みながら言っていたお店です。
定番のゴボ天うどんにしました。コシが無く軟らかくて美味しかったですが、もっと軟らかいのを期待していたので残念でした。
キャナルシティというショッピングモールを歩いて腹ごなしをしてから、博多駅前のホテルに戻り晩ご飯までお昼寝しました。

夜は駅南音羽公園近くの、創作和食兜というお店にしました。
私はモツ鍋屋が良かったのですが、カミさんが魚料理がよいというので、予約客のみのこの店にしました。
これはフグのから揚げにからすみを掛けたもの。
飲み放題にしたので、地酒を5種類ほど頂きました。
料理はうまいし、酒はみんな個性があって飲み比べが楽しいです。どれがどんな酒だったか覚えてないけど。
この日の歩数18484歩。

11/19(土)朝食はホテルのビュッフェ。
今回1泊目だけは退職記念にもらった宿泊券利用で、ホテルは日航福岡でした。
いつもの安宿とはバイキングの内容が違いますわね。食が細くて量が食べられないのが悔しい。
自腹じゃ泊まりません。ベッド代よりも飲み食いにお金は使いたいですから。

食後すぐにチェックアウトして2泊目のホテルのクロークに荷物を移動しました。
本日の腹ごなしは、今回のメインイベントである太宰府天満宮のお参りです。
我が家の出来の悪い受験生でも官公様におすがりすればなんとかなるかと、神頼み。

行きはJRで博多駅→二日町駅。西鉄二日町駅まで歩いて大宰府までは初の西鉄電車利用です。
本堂が補修工事のためか土曜日でもそれほど混んでいませんでした。

お守りを頂いて任務完了。

地酒を試飲し、梅が枝餅と甘酒で10時のおやつにしました。
帰路は西鉄二日町から特急であっという間に天神駅へ。
狙っていたお店の12時開店には早かったので、警固公園の足湯で時間つぶし。
開店と同時に突入です。
ビアホールBAKUというお店でランチ。

明るいうちから呑むのは幸せな気分になりますね。
これこそリタイヤした憧れの生活です。

クラフトビールが昼から飲める店で調べました。ここはキリン系のようです。
福岡の地ビール系クラフトビールが飲める店にも惹かれたのですが、メジャーなブランドとはいえ9種類もタップに掛かっている店は少なく、2人なら全種制覇できますからこちらにしました。
店では瓶ではなくタップのものを飲みたいので。

食が細いので、軽いものを。
腹ごなしは街歩きです。
地下鉄で唐人町まで行ってフリーマーケットを見て、大濠公園から大名辺りのオサレな店をひやかして晩飯の祇園まで歩きました。
貧乏人にはオサレな店は買う店というよりも見る店という印象です。
一日いくら売れるか知りませんが、とてもやっていけそうにないので資産家の道楽に思えました。
美味そうな飲食店も多いです。カミさんは1か月ほど住んで研究したいと申しておりました。

福岡空港が近いので、低い空を旅客機が飛んでいるのがよく見える街ですね。
夜は祇園の料亭を予約してありました。
今回のテーマである「博多で水炊きを喰う」のお店です。

鶏のぶつ切りとスープが入った鍋が最初に出てきて野菜はセルフで投入するのですが、素人ではうまく盛りつけられないので、鍋の画像はいまいちでした。
鍋料理を食べながら写真を
撮るのは難しいですね。テーブルの上が取っ散らかっちゃうし。
まずは女給さんがスープだけ湯呑にとってくれて、スープだけを楽しみます。こういうのをやってみたかったんですよね。
コクがあるけど、クドく無くて上品なお味で美味しかったです。食が細いのにシメのチャンポン麺まで残さずに頂けましたから。
サイドメニューで頼んだ親鶏(ヒネ)の炭火焼が想像以上に美味しかったです。
関東にいる頃は知りませんでしたが、地方に行くと親鶏を使った料理をよく見かけますね。
少し歯ごたえがありますが、味が濃くて好きです。
2泊目のホテルは駅南の駅から遠いところで、朝歩いて懲りたのでバスを利用しました。
この日は歩数カウンタを付け始めてからの最高記録28883歩でした。

11/20(日)最終日。
ホテルは朝食無しにしてました。割高だし街中では朝からやっている店が多いのでいつもそうしています。
でもこのホテルの周りは駅から遠いせいか何もなかったので、チェックイン前にパンとヨーグルトと買って軽い朝食です。
新幹線が12:30なのでそれまでにランチとおみやげの買い物。
おみやげや晩ご飯の惣菜を購入したりして、ランチの開店時間11時まで時間潰しです。
福岡最後の食事は牡蛎にしました。
駅ビルのレカイエというオイスターバーです。
色々な生ガキやグリル、フライ、パスタなど盛りだくさんのランチペアコース¥4980にして、予め12時までに終えるように頼んで出してもらいました。


シャブリ、シャルドネ、ソービニオンブランを飲み比べて牡蛎はやっぱり白ワインだなあ、と実感しました。
帰りの新幹線もよく寝て借りていた本が読めなかったので、図書館のホームページで期間延長しました。
中央線が遅れたので待っていたら、数が減り珍しくなったEF64-1000番台原色揃いの重連貨物列車が止まりました。

公共交通機関での旅行は昼から飲めるのが良いですね。
春の山陰旅行で失敗した靴選びも、20年前に買って1回しか使ってない山登り用のトレッキングシューズを履いて行ったので、長距離の街歩きが非常に楽でした。
山登りは自分に向いていなくて、もう行く気がないのでそれが有効活用できて良かった。
3日間がアッという間でした。もう来月の予定も練り始めています。
昔から行き当たりばったりに旅してきましたが気づいていないロスもありそうなので、残り少ない人生を無駄にしないためには、予約とか計画を立てる方が良い気がしてきました。

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都会で昼呑み

2023年10月21日 | お出掛け

釣りに行かず、プラモデルも作らず吞んだくれてばかりで、もはや食べ歩きのブログのようではありますが、かなり本来の自分を取り戻しつつあるので、まもなく迷走を終えて元の状態に戻るものと思います。還暦は厄年らしいです。

さて、高校の同級生に昼呑みしたいとラインしたら、案内してやるというのでお互いカミさん同伴で呑んできました。
10/6金曜日、高校に子供を送り届けてそのまま高速で埼玉に向かいました。
受験生は一人で留守番、3日間犬の世話係です。

秋晴れの下、浦和に直行せず圏央道経由で川越へ向かいます。
今回はカミさんがどうしてもウナギを食べたいというので、無理やりルートを曲げました。

コロナで出掛けられなかったストレスを一気に発散している感じですね。
川越にはウナギの名店が多いのですが、15年ほど前に何も知らずに入ったぽんぽこ亭というお店が美味しかったので、それ以来そこばかりに通っています。
値段の差を確認したかったので、¥4300の上うな重と¥3400の並を頼んでみました。
こっちが上うな重。

開き2枚が上で、並は1.5枚のようです。

カミさんは、1.5枚で十分だったとのこと。私も2枚で丁度でした。おいしい。
中京地区の蒲焼はカラメルのように甘いタレを塗って、炭のように焦がすのが主流です。
この店はタレがべたつかずサラッとして甘すぎず、蒸して柔らかいまったくの別の食べ物です。
井戸水で数日泥抜きしているせいか、鰻特有の泥臭さもなく上品なお魚を食べてる感じ。

戸田市のホテルに夕方到着。夕食は海鮮がメインの隠れ家的居酒屋で。
アラのお造りが美味しかったのですが、写真を撮ってませんでした。

10/7(土)朝はホテルの軽食。
いよいよ憧れの都会で昼呑みに出発です。
場所は上野アメ横近くのガード下。正午の開店前から並びました。2組目です。
友人が絶対ここが美味いというお奨めの店です。

仕事明けの帰宅途上ではなく、明らかに昼呑み目的で集まる老若男女。
大学生の頃、井の頭公園近くの立ち飲み屋がもうもうと煙を上げており、主に中年以上のおっさんが群がって昼間から呑んでいました。
そこは学生ごときが気安く近づける雰囲気ではなく、いつかはあそこで呑みたいと憧れていました。
隣は若い女性だけのグループでした。これは新しい文化ですね。


ニンニク味噌を山盛りにした焼き鳥が定番のようです。
それともつ煮込み。

この雰囲気の中、ホッピーを何杯か呑みましたが全然酔う感じがしません。屋外だからでしょうか。
この後上野公園を散歩して酔いを醒ましてから、電車で埼玉への帰り道、今度は赤羽で下車して赤羽トロ箱という店で2次会。

これは焼牡蠣。マグロのカマ焼きとか海鮮ばかりで日本酒を呑んでおなかいっぱい。
これくらい吞んで食べる連中と一緒だと本当に楽しいわ。

都会に住んでれば毎週こんな生活ができるんですね。
やっぱりリタイヤしたら田舎暮らしを止めて、シティボーイに戻りたいなあ。

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ひと足お先にオクトーバー

2023年09月25日 | お出掛け

9/25月曜日は今シーズンもっとも寒い朝になりました。最寄りのアメダスの記録が15.8度。
窓を開けてTシャツで寝ていたので布団を被ったほどです。通勤時7時の車の温度計で17度でした。

近場でビールのフェスがないかと調べていたら、名古屋駅のJRセントラルタワーズにあるドイツ料理店で、オークトーバーフェストに因んだコースメニューを提供しているのを見つけました。
で、先週末に行ってきました。呑み放題90分に軽い料理付きで¥5500というお値段。
東海地区のJRが乗り放題の、ホリデーフリー切符¥2520で最寄駅を9時過ぎに出発。
予約の正午まで東急ハンズなどで時間をつぶしました。飲食店街はどこも入店待ちのお客でいっぱいで、予約して正解でした。

やっぱ大人は昼呑みですね。

当日オンタップだったビールは8種類。
1杯目はこのヴァイツェンとオクトーバーフェスト用ビール。
その他定番のIPAやラガーも頂いて二人で8種類制覇。
最後は赤ワインで締めくくりました。ショットのワインのわりには美味しくて、銘柄を聴いとけばよかった。
ビールを8種類も呑み比べができるとうれしいですね。
どれも個性的でハズレがなくて、お得な気がしました。

屋外の席も選べましたが、土曜日はまだ少し暑かったので屋内で。
ジャガイモ料理、ザワークラウト、生ハム、タンシチュウ、プレッツェル等々。

ジャガイモとポークは社会科で習った、ドイツ混合農業のイメージそのままですなあ。

料理が適量で助かりました。歳をとって食が細くなったので量は食べられません。
これでもドイツ風ピザとプレッツェルは持ち帰りました。
ビールを呑むだけならまだ大丈夫なようです。

酔ったカミさんが蒲郡の水族館でカピバラを見たい、というので東海道線で向かいました。
フリー切符の元を取りたいという貧乏人根性です。
ところが蒲郡の駅を降りたら、港で砕氷船しらせの見学会があり駅から無料シャトルバスが出ているという看板発見。
急きょ水族館見物をしらせ見学に変更しました。

自衛隊が運行している艦なんですね。知らなかった。
艦尾には軍艦旗が掲げられています。
歴代艦長は大佐。キャプテンなんですな。巡洋艦クラス扱いなのでしょうか。

ほろ酔い気分でひと通り艦内を見学してから、名古屋駅に戻りました。
晩ご飯を作りたくない、というヨメの希望でJR高島屋のデパ地下で総菜を大量に買い込み帰宅しました。
19時過ぎに家に帰ると、留守番の受験生は無事生きていました。
近所のスーパーの安い惣菜に比べると、倍くらいの値段ですが、全然上品で美味しいです。
揚げ物の油臭さが特に違うと思いました。
40年近く働いたんだから、この位のプチ贅沢しても良いんじゃないかな。

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