模型と魚釣り

インドアはプラモデル。アウトドアなら海釣り。田舎暮らしのジジイの日記。
アイコンはボーダーの愛犬みぃちゃんです。

秋のフルーツ買い出し

2023年09月21日 | お出掛け

大学4年生の秋、卒論調査のため京都府下に滞在していたのですが、ちょうどその時に阪神タイガースが21年ぶりに優勝しました。
吉田監督、バース、掛布、岡田の年です。
翌日、最寄りの駅にスポーツ新聞を買いに行きましたがすべて売り切れでした。
しかたなく後日購入したのがこの雑誌。

その後、星野監督で優勝した年には、ナゴヤドームの取引先の年間契約席に優勝決定の可能性のある日に招待して頂きましたが、その日には決まらず残念な経験をしました。
今年は「アレ」で優勝。実にめでたい。
これからも隠れ阪神ファンとして、静かに人目を忍んで生きていこうと思います。

先週末9/16は、犬連れで奥様と信州フルーツ買い出しデートでした。
ゆっくり出発し、お昼は飯田市でスパイスカレー。

手前はマトンで、奥が台湾キーマとココナツポークの相掛けです。
当日のカレー3種をすべて頂きました。

元々羊肉は嫌いではありませんが、これほどマトンのクセをうまく御したアレンジは初めてでした。
美味しかったです。
このほか飯田では人気店トップでパン類、肉屋で翌日の焼肉用に生ラム肉等を買いました。

さらに伊那谷を北上。
飯島の与田切川で犬の休憩。水を嫌わないので川に飛び込んでビショビショ。

堰堤上から東側を観ています。振り返ると中央道が見えます。

飯島のケーキ屋さんで、シュークリームとチーズタルトをお持ち帰り。

このケーキ屋さん、以前はイートインのコーヒーが無料だったのですが、久々に伺うと有料になっていました。

メインの果物ですが、農家の直売所で二十世紀梨は家庭消費用のB級品が¥350/kg(中くらいのが3個くらい)でした。

青リンゴはトキという品種でこの一袋で¥300。
手前のリンゴはシナノドルチェで一袋¥450です。
リンゴも規格外品で小さいのですが味はとても良い当たりでした。

秋雨前線がだいぶ南下してきていよいよ秋本番ですね。

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神戸で昼呑み

2023年05月08日 | お出掛け

GW後半、ヨメはんが女子大時代の友人と同級会をするというので、六甲山麓までアッシー君を仰せつかりました。
2人以上ならば有料道路を使っても鉄道よりもお得です。
集合時間が5日のお昼なので渋滞を避けるために早朝5時に家を出ましたが、名神の天王山トンネルも混まずに越せたので、茨木ICで高速を降りて寄り道をしながら神戸に向かいました。
阪急の駅近くでヨメはんを捨て、夙川にある飛行機に強いプラモデル屋さんを再訪しようと行ってみましたが、開店が12時だったので断念。
ビールが飲めるなら来るという娘を、三宮で待ち合わせして12時過ぎにピックアップ。
宿泊する元町のホテルに、早着エキストラチャージで車を置いて会場のハーバーランドに向かいました。

5月ですがオクトーバーフェスト(https://harborland.co.jp/event/20230427/42493)を神戸でやっているのです。
今も地ビールにハマっているのは、そもそも2014年のGWの旅行途中にたまたま通りがかりで入ったこのフェスで、大手メーカー以外のビールを飲んで感動したせいなのです。
3月に山陰の地ビール蔵巡りをしましたが、ここがその原点と言えます。

今年は同時にフランスワインフェスタも開催していたので、同じ会場でビールとワインのチャンポンを楽しめました。
屋外で呑むには暑くも寒くもなくサイコーな日和でした。

私はヴァイツェン(白ビール)が好きなので各店のヴァイツェンを。
娘はI・P・A(インデアペールエール)が好みなので、そればかり。

ヴァイスブルスト(白ソーセージ)が2人とも気に入って3皿も頂きました。
ステージ上ではビアソングのプロ歌手(自己紹介で「ひとみ」と聞こえたので多分山口ひとみさんという方だと思います。)が盛り上げてくださいます。

夕方、ヨメはんが合流したころには親子共に完全に出来上がっており、フレンチのランチコースを食べてきたヨメも多くは飲めないというので、元町駅に戻りつつ夕食は広東料理香美園民生支店という町中華風の店に。
調べたら南京町にある民生という店の支店だと、どなたかが書いてらした。


五目焼きそば、水餃子、エビのオブラート包み揚げを紹興酒で〆。
どれも初めて食べる味付けでおいしかったです。
南京町は若い観光客向けの安くて不味い店が増えてしまって、昔のようにどの店に入ってもハズレ無し、ではなくなったので行かないようになりました。昔からの高級店は大丈夫だと思います。

翌日の朝食は立ち食いうどん屋さん。西のうどんはおいしい。
ホテルのそばのパン屋さん(https://koberu.com/bread/125000)に朝7時から行列ができていました。
女たちは並ぶというので、先にホテルに帰りました。
あとで持ち帰った10個近いパンを味見してビックリ。どれもが想像を数段超える美味しさです。
食感や香り、トッピングの組み合わせなどが細かに計算されて、丁寧に巧妙に設計されて作られている感じがします。
パンなんかに並ぶのはバカらしいと思っていましたが、他では同じレベルのものが得られないほど差別化されているので、並ばざるを得ないのですね。

昼までホテル周辺を散策して、昼食は前日と同じハーバーランドで3人でビールとワインを呑みまくり。

5月6日は昨日と違って船の画像のように曇っており、夕方から雨の予報だったので短期決戦です。

ビールLサイズはほとんどが¥1000で、フード類も割高なのでどんどん財布が軽くなります。
昨日の教訓で、つまみは持ち込み自由だとわかったので、朝買ったパンや大丸のデパ地下で総菜やサラダを買って持ち込みました。
せめてもの自衛策。

15時頃にポツポツ降り出したので、会場から退散。
娘を電車で送り返して、親はホテルでお昼寝。

17時過ぎに起きて、居酒屋へ。

雨ということもありアーケードに面した店は満員だったので、一本裏の路地にある日本酒の在庫が豊富な店に入りました。
つまみで頼んだニラのおひたしというのが思いの外美味しかったので、今晩の晩ご飯で再現してみるそうです。

5月7日9時に出発。山陽道ー新名神というルートが空いていて走りやすいので、三田方面に向かいイカリスーパー有野店で晩の惣菜を買って神戸北ICからほとんど渋滞もなく帰宅しました。
渋滞にハマって夜遅くなった時のことを考えて、本日8日は最初から有給休暇にしてありました。
現役時代に連休明けに休みなんてとった経験はないですけど。今は戦力外ですから。
今朝、この地方は大雨洪水警報で息子の高校の始業が3時間遅れたのですが、休みだったので送って行けました。

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一家で西へ

2023年04月09日 | お出掛け

3月の第4週にひとり旅をしましたが、その翌週は家族全員(義母も飼い犬も。5人と1匹)で旅行しました。
ひとり旅は鉄道で一番西は鳥取県米子まででしたが、家族旅行は車で西端は広島県廿日市でした。
ひとり旅ではもう1泊延ばして、出雲まで行って木次線にも乗りたかったのですが、翌週の家族旅行とカブるので止めたのでした。

一応メインは安芸の厳島神社と出雲の大社です。
3泊4日の行程ですが、東海地方から車で行くと、初日と最終日はどうしても移動日になってしまいます。
鉄道の移動日は車窓を楽しめますが、高速道路の風景はもう少しなんとかならないものでしょうか。

3/30(木)朝6時に出発。
ドッグランのある滋賀県の多賀SAで朝食。
近江ちゃんぽんというご当地メニューがあったのでそれと肉そばに。
ちゃんぽんは具に蒲鉾が無ければ、関東でいうタンメンのようです。
家族で行くと数種類のメニューを試せるので、こういうところは一人より良いかも。


次の休憩もドッグランのある宝塚北SA。

昼には岡山まで来たので、昼食は高速を降りて食べることに。
函館市場という、レーンが回っていない回転ずし。
美味しかったです。普通の回転ずしより高いですから。

岡山からは国道2号をのんびりと、と考えていましたが、土地勘がないとはこういうことなんですね。
走り出して調べたら広島まで180kmもあって、明るいうちには着きそうにないことがわかったので、笠岡近くでまた高速に乗りました。

その甲斐もあって明るいうちに廿日市市の一棟貸しのお宿に到着。
地御前漁港のそばの海に面した住宅街にあります。
牡蛎で有名な漁港みたいで、近所に牡蛎小屋や牡蛎剥きの作業場などが何軒もありました。

キッチン付きですが、近所の居酒屋で夕食にしました。

3/31(金)散策しながら買い食いするつもりなので、朝食はコンビニおにぎりとサンドイッチで軽く済ませ、車で10分ほどで宮島口へ。
フェリーで宮島に渡ります。船は犬連れOKです。犬は無料。

今回、中国地方はどこも桜が満開で、人生でもっとも多くの桜を見た旅行になりました。
全国旅行支援と世界遺産登録の相乗効果でしょうか、平日なのに原宿竹下通り並みに混雑していました。

拝観料をケチって、ではなく行列で混んでいたので犬連れでは周りに迷惑と思い、神社の外周をぐるっと歩いて散策しました。
高校の修学旅行は宮島の島内で宿泊したように覚えていますが、どこだかまったくわかりませんでした。

干潮がお昼だったので、かなり潮が引いてきました。
中央の桟橋のところが撮影スポットのようで、行列になってます。

長袖のTシャツ1枚で丁度良い位の気温で、いくらでも歩ける感じ。

以前飼っていた雑種犬は脚が濡れるのさえ嫌いましたが、この犬は雨が降っても気に掛けず、水に飛び込むことも嫌がりません。
濡れる程度の細かいことに頓着しないような性質の血を選別して、使役犬として使い易い犬種を作ったんだと想像しています。
犬さえ道具としてとらえる西洋人の合理性ではないかと。


あなごめしという、うな重のような料理が名物のようですが、店の前は大行列でしかも¥2200と良いお値段なので、本土に戻ってから昼食にしました。

最寄りの蕎麦屋を検索して、車で10分ほど西の大野中央にある、達磨というお店にしました。

歩きながら焼牡蠣やカレーパンなどを食べて、おなかが減っていなかったので軽く。
3月いっぱいでおしまいという貼り紙を見て、この季節限定の牡蛎蕎麦にしました。

蒸してもこんなに大きいのはなかなかうれしい。

この日の宿は、安かった昨夜の一棟貸しの宿が連泊で取れなかったので、同じ市内にある宮浜温泉というところのやや値の張るホテルにしました。
旧館(?)を犬連れOKにしている、リゾートホテルです。
宮島って大きいんですね。長手は10Km位ありそうです。

ホテル新館の9階にある展望露天風呂からも、海を隔てて近くに宮島が見えました。

4/1(土) 朝食バイキングで満腹になって、8時に出発しました。
大野ICから高速に乗り、中国道から松江道を経てお昼に出雲市に到着。
途中、木次あたりの盆地で川沿い両岸に満開の桜の列がどこまでも続き、それを山から下りてくる高速から俯瞰したら壮観で感動しました。
あとで調べてみると、三刀屋川河川敷といって桜の名所のようです。
前の週に鉄道旅で木次線を通っていたとしても気づかなかったでしょうね。
車で通っても写真を撮れないので残念です。

出雲大社の駐車場に入るのに20分ほど掛かったでしょうか。
それでも厳島神社に比べると土曜日にもかかわらず、人はそれほど多くなくてゆっくり散策できました。

昼食時で丁度食事をされているので空いているのかな。
有名観光地なのに、華美ではなく落ち着いた良い雰囲気の、感じの良い神社でした。

大国主大神が助けた因幡の白ウサギにあやかって、ウサギの像がいたるとこに置いてあります。
出雲大社なのになぜウサギは因幡?と思って調べたらやっと意味が解りました。
それと特急やくもは、ラフカディオハーンからの命名かと思っていましたが、調べたら出雲国の枕詞が「八雲立つ」なんですね。
信州の快速みすゞと同じ。
教養が浅いなあ。

このウサギは相撲場のそばにあったやつで、まわしを付けています。

自身の干支がウサギなので、兎年の今年に来れたのも何かのご縁かも。

出雲は蕎麦が名物のようですが、大社の周辺の歩いて行ける店はどこも混んでいたので駐車場を出ました。
参道にはIzumoBrewingというクラフトビールが飲める店があります。
ここも前週の旅行で行けるか検討したものの、
諦めたビール醸造所のBARです。
ですが、慣れない土地でミニバンの運転は無理、と同行者が運転する気がないので遠くで眺めただけで断念。


通りがかりでテキトーに入ったのはうどん長屋というお店。

頼んだのはごぼう天肉うどんというもの。かなり美味しかったです。
手打ちうどんですが、純粋な讃岐とも違うオリジナリティのあるもの。

この日がお泊り最終日。
犬連れOKの岡山県蒜山高原の貸ロッジです。
ロッジのテラスでバーベキューの準備をしてもらっているので、早めに向かいます。
米子のスーパーで夕食と朝食の食材を調達。
米子からは前の週に伯備線で通った日野川沿いを南下します。
先週は一人旅だったので、車中で先週ここ通ったよねって話せないのが残念。
列車では見えなかった伯耆大山がよく見えました。

大山高原にもクラフトビールの蒸留所があるのですが、駅から遠く先週の鉄道旅では諦めました。
今週は車なので勝手に寄り道しましたが、開店が17時だったのでしかたなくビン入りを購入しました。

先週は桜が咲いていなかった伯耆溝口駅そばの溝口ICから高速道で県境越え。
蒜山高原はこちらから見ると丁度山の裏側です。

各戸にドッグランのついたロッジです。
スーパーや道の駅で買った地元の和牛や蒜山名物ジャージー牛、ジビエの猪肉などをテラスの炭火で焼いて頂きました。
大山Gビールも飲みましたが、樽から注いだものの方が断然うまいはずなので残念でした。

夜はさすがに冷えて、炭の熾火が暖かくありがたいほど。

4/2(日) 蒜山の農協で買った米を炊いて朝食らしい朝食を摂り、月曜日を休養日で有給休暇にしなかったので、早く帰ることに。
それでも昼食は高速のSAではつまらないので、大津ICで降りて目についた「かつくら」というトンカツ屋さんに入りました。
テキトーに知らずに入ったら混んでてしかも高級店。
でも今まで食べた中では一番おいしいカツ重でございました。
天気にも恵まれて、4日間で1400kmほど走りました。あと何回このメンバーで旅行できるのかな、考えてしまいました。
それにしても、85歳になるバアさんがタフで元気でした。
宮島も出雲大社も結構歩いたけど、最終日も車の中で寝ないでしゃべってたもんなあ。

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ひさびさの一人旅行 3日目

2023年04月03日 | お出掛け

3/24(金)旅行最終日。雨はほとんど上がっていました。
早朝にホテルの温泉大浴場に浸かり、朝食バイキングを早々に済ませました。
朝食で大盛ご飯などを食べるとまたベッドで寝ることになるので、軽く。
8時過ぎにチェックアウトし街の散策に出ました。

駅前のホテルの窓から吉井川の対岸にある城山がよく見えました。

桜はもう少しのようですが、足の痛みもひいてきたので時間つぶしに行ってみることにしました。
翌日の3/25から「津山さくらまつり」があるようで、駐車場やその他の準備が始まっています。

旧津山機関区の跡地に扇形機関庫が残っており、博物館として営業しているので見学する計画にしていました。
オープンが9時なので、大回りして商店街も見物してから向かいました。
当日の見学者第1号で入場。

車両の保管には屋根があって良いと思いますが、庫の中は立ち入り禁止なのでお顔しか見物できません。

昨日の倉吉のC11もそうですが、小樽の鉄道博物館なども、屋外展示は車両が痛んでしまい、色褪せ錆びてしまって残念だなあと思います。
大宮のように保管にも見物にも良いような施設を建てられるほど見学者が見込めれば、もう少しお金を掛けられるのでしょうが。


SL時代の末期に1両だけ試作された、DE50という強力なディーゼル機関車が、他では見られない貴重な展示物でしょうか。
この日はここの見学が終わったらそのまま帰る計画です。
姫新線の乗り継ぎが悪くて、他にイベントを盛り込めないのです。
姫路方面行は、津山発956の次は1215まで空きます。

早い昼食にして1215に乗るつもりですが、11時過ぎないとメシ屋も開かないので駅の待合室で休憩。

ビールを飲みながら、勤務中の友人にLINEやメールを送ってヒマつぶし。

本当は蕎麦屋で日本酒にしたかったのですが、駅前の鉄板焼き屋にしました。

昼はランチのみで居酒屋メニューは出せないそうです。
津山名物のホルモンうどんにしました。
昨夜の居酒屋とホテルの朝食バイキングとこの店とで、ホルモンうどんは3回目ですが居酒屋のが一番好みでした。

大手酒造メーカーの日本酒は好きではないのですが、最近の地方の蔵の日本酒は、純米クラス以上を頼めばまずハズレがないと感じています。
津山のお酒もちゃんと真面目に造られているのがわかりました。

1215発のこの小さい気動車で行きます。

途中、佐用と播磨新宮で乗り継ぎ。
佐用では1時間半も間が空きます。

ここから播州に入り兵庫県に戻ってきました。
街を歩いていると「災害復興」と書かれていたので検索してみると、数年前にひどい水害に見舞われ多くの犠牲者が出たということ。
夜に川が氾濫し、真っ暗な中、避難しようとして流されたという話が記憶にありましたが、この町での出来事だったようです。

駅に戻っても何もすることがありません。
この日、家に戻ってから確認すると20,000歩以上歩いていましたが、あまり収穫のない日でした。

乗り継ぎが悪いのは、この智頭急行線という第三セクターの新線が、大阪と岡山の両方面から鳥取への短絡線として最速で結んでいるためです。
佐用は姫新線と智頭急行線のジャンクション。
姫新線には、もう都市間連絡の機能は不要となっているので、短区間の乗り継ぎの悪い列車ばかりなのですね。

佐用の桜ももう少し。

このローカル路線は、播磨新宮から様相が変わります。
やってきたのは気動車ながら今風のやつ。
いきなり近郊区間になった感じ。

駅には古い農業倉庫が併設されているのが見られるようになります。
播磨平野まで下りてきたのですね。穀倉地帯なのでしょう。

これはどうも素麺屋の蔵みたいです。
検索したら、「揖保乃糸」っていう素麺の商標は素麺組合のもので、作っているのは1社だけでないとのこと。
どうやって生産量の分配とかしてるんでしょうねえ。そっちの方が興味があります。

姫路1537着。
姫路駅の駅ビルで雨の日でも滑らない靴を買おうと下車しましたが、気に入ったのがなくて買えず。
16時過ぎののぞみで名古屋に向かいました。

あっという間の夢のような3日間でした。
ひとりは自由気ままで楽しいということ、鉄道旅は車と違って酒が呑めて楽しいということ、地方ローカル線は昔と違って都市間連絡は特急にまかせて、各駅停車はローカルサービスに徹しているので乗り継ぎ旅行には向かない、ということを実感した旅でした。


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ひさびさの一人旅行 2日目

2023年03月28日 | お出掛け

3/23(木) 鳥取の駅前ホテルで朝4時過ぎに目が覚めました。
朝食バイキングオープンの630までに間があるので、がら空きの大浴場でゆったりと朝風呂。
バイキングでは旅行時に不足しがちな野菜を中心に、卵料理とジュースなどで軽く済ませました。
麺やご飯などは摂りません。炭水化物を摂ると列車内で眠たくなるので。
部屋にいてもおもしろくないので、7時過ぎにチェックアウトしました。
駅に着いたら726発米子行きが待っており、空いていたので乗車。
こういう咄嗟の思い付きでの行動は、一人旅のもっとも良いところ。
予め出発時刻を決めたり、同伴者が準備するのを待っているのはストレスでしかありません。

2日目はあいにくの小雨。
途中の浜村駅の本屋もペンキ塗りされてはいるものの、国鉄時代の駅舎が使われていました。
車窓からは所々で日本海が望めます。

今日の最初の下車駅は倉吉。8時半には着いてしまいます。
地元の中央西線はロングレールを使っているのか、レール継ぎ目のガッタンゴットンという音がしません。
しかし山陰本線は昔のままのようで、ディーゼルエンジンの大きな音と小刻みなジョイント音がリズミカルで心地よく、懐かしく感じます。

山陰本線は開業時に古くから栄えていた倉吉市の中心部を通らず、4kmほど北に離れた郊外を通り、そこに倉吉口とでもいうような位置づけの上井という駅を設置しました。
後に支線の倉吉線を上井から倉吉の中心部まで開通させましたが、1985年に廃止されています。丹波の篠山口とよく似た状況ですね。
その倉吉の中心部に今回訪問したい地ビールの工房があり、昼呑みする計画にしていました。
4kmという微妙な距離。11時オープンで2時間以上もあるので、1里1時間だろうとゆっくり歩くことにしました。

歩き始めてすぐに大失敗だったと後悔しました。
小雨が強くなり時折、傘をおチョコにするほどの強い風が吹いていました。
その上、履いてきたデザートブーツが雨で濡れた路面でよく滑ります。

スリップして2回コケそうになり、足の小指を痛めてしまいました。
また背負いのリュックにしないで、肩掛けのバッグにしたのも失敗で、重くて肩に食い込む始末。
車の時は着替えなどの散策に不要な荷物は積みっぱなしですが、鉄道の場合は全荷物を持って移動するのに、その配慮が足りませんでした。

30分ほど我慢して歩きましたがギブアップ。地図の上灘あたりで大通りに出るとすぐにバスが来て、あっという間。ずいぶん早く着きました。
この天候では¥200くらいなら絶対バスにすべきでした。バスを下車したのは中心部の白壁土蔵群停留所。

「山陰の小京都にアンノン族が押し寄せています」というフレーズで真っ先に頭に浮かぶのは山口の津和野ですが、ここ倉吉も小京都と言われているようです。

江戸時代のような古い街並みで有名な、長野県の木曽街道妻籠宿の同じ町内に住む親せきが「あの地区は昔お金が無くて、古い家を建て替えできなかっただけなのに、それで得した」と言っていました。
全国に鉄道忌避伝説があります。「城下町には陸蒸気は通さない、と武士が拒否した」という類です。
でも実際は、古くから栄えて建物が密集している市街地を買収し鉄道を敷設するのには費用がかさむため、郊外の安い土地を買収したというのが真相のようです。
倉吉も鉄道が郊外に通ったので、この古い市街地が開発されずに残り、白壁土蔵群として観光地になっているのでしょう。

廃止された倉吉線の打吹駅跡(旧倉吉駅)に鉄道記念館があり、それが停留所から近いので見学、というか休憩させて頂きました。
9時から開館しているので、早く着いたらここで時間をつぶせばよい、と最初から考えて早出したのです。
無人、無料で解錠しているだけ。照明のSWをオンにするところからセルフサービスです。
ベンチに荷物を下ろしてコートを脱ぎ、ひとり誰に気兼ねもなくゆっくりと休憩させて頂きました。
倉吉線の歴史もよくわかったし。寄付金の募金箱が置いてあれば寄付してましたね。(本当か)
無人販売所と同様に日本人の良識が現在のレベルであれば成立する運営方法だと思います。
何年も先までこうであって欲しいものです。


展示物がそれほど多くはないので2時間は潰せず、雨も止んだので白壁の街並みを散策して過ごしました。
プラモデル屋があることも調べてあり、記念に何かキットを買うつもりで探しましたが、閉店したようで見当たりませんでした。

元気に鳴く鳥がいたので撮って拡大。イソヒヨドリでしょうか。

今回1眼のD7000には28mmのみ付けてきたので、雨の中や望遠が欲しい時はTG6を使いました。
プラモデル屋の予定が外れたので、残り1時間位は打吹回廊という公共施設のベンチで過ごしました。

11時に倉吉ビールのBREW LAB KURAYOSHIに突撃。

上から順に頂きました。
ペールエール。

そしてIPA(インディアペールエール)

つまみはソーセージ。
ソーセージを何でもウインナーと呼ぶ人が多すぎると思います。なんででしょうね。
最後にゴールデンペールエール。

みんなフルーティでおいしく、スーッと呑めてしまいます。
ご主人に、昨夜鳥取駅前のクラフトビールバーが休みで呑めなかったことを伝えると、「あそこは最近ねえ・・・」と言葉を濁されました。

山陰のクラフトビール工房の本を見せて頂きながら、ゆっくりしたつもりでしたがレシートの会計時刻は1155でした。
勝負が早いというか、せっかちなんですな。
歩いて行けるところにこんな店があれば、通ってしまうなあ。

この店の入り口の画像のように、TG6で撮るとはっきりしない写真になります。
室内のビールグラスはAi-S28mmです。

いつも使っているタムロンの17-50mmf/2.8も優秀なレンズですが、大きくて威圧感があり、仰々しいので小さなMFの28mmにしました。
200mmまで寄れるので狭い場所でも使えるし、40年前のレンズとは思えないほどシャープでよく映ることが今回わかりました。

バスで倉吉駅に戻りました。倉吉発下りの普通列車は12時台は無く、次は1334発なのでもう少し腹ごしらえすることにしました。

駅から歩いて数分の牛骨ラーメンの店。
ラーメンのスープは豚、鶏に決まっとるじゃろ、と思ってましたが侮ることなかれ。
ビックリしました。申し訳ありません。


ビーフの上品な香りのよいスープでございます。たぶん脂を丁寧に取っているんだと思います。
すっげぇうまい。また食べに行きたい。

米子に向かって途中伯備線に乗り換え、この日の泊地である津山を目指します。
WEBの乗換案内で調べた結果は、倉吉1334発で米子まで行き、50分待って1527発の特急やくも22号に乗って新見まで行け、です。
大山は雲がかかっていました。

ここで時刻表の出番。
やくも22号の前に伯備線の岡山方面行き普通列車が、米子のふたつ手前の分岐駅:伯耆大山を1439に出ます。
私が乗った倉吉1334発は伯耆大山に1427に着くので、米子まで行かずに伯耆大山で降りて12分待ち、伯備線の普通列車に乗り換えて、各駅に停りながら次の特急停車駅の根雨まで先行することにしました。根雨には駅員がいるので特急券が買えます。
こういう前後列車の検討などはアナログな時刻表の強いところ。WEBではこういう芸当は難しいです。
「やくも」って小泉八雲のことなんだよね、きっと。

倉吉始発の山陰本線普通列車は女性の運転手さんでした。
車両もキハ40系ではない新しい車両。加速も良いし、前面展望(通称かぶりつき)はこっちの方がよく見えて楽しい。

伯耆大山からは電化区間ですが、来たのはまた別の新しいディーゼルカー。

伯備線は日野川沿いを上っていきます。
桜は咲き始めていました。

使っているひと筆書き切符では区間重複はできませんが、駅を出なければ容認です。
つまり伯耆大山-米子間では駅から出場できないので、米子駅構内で50分潰すか、各停で車窓を見ながら先行するかの二択でした。
特急ならこんな小さな駅は一瞬なので各停で正解。

根雨1526着。ここで駅前を散策しながら1554発のやくも22号を待ちます。
駅前には何もなかったけど、駅舎は昭和でOK。

こうやって各停で先行すると特急の乗車区間が短くなるので、米子-新見間の自由席特急券が¥1200のところ根雨からだと¥760と少しお得になります。
特急車両もJR東海ではすでにお払い箱になった国鉄時代の車両でした。

根雨から新見までは山岳路線らしいくねくね道を飛ばします。
元祖振子電車の面目躍如。JR西は物持ちが良い。


根雨駅のすぐそばを流れる日野川にはオシドリが集まっていると案内が貼ってありました。
根雨を出た最初の鉄橋を渡る際、中洲に休む明るい色の水鳥の群れが見えましたが、あれがオシドリかも。
こんなに近くに見えるならカメラを用意したのに、残念でした。あっという間に通過。
SLブームの頃D51の三重連で有名だった撮影地、布原信号所は気づく間もなく通過。
この区間だけは特急を使わないと津山着が20時過ぎになってしまうので、乗っててもつまらないですがしょうがない。

新見には来たのは初めてですが、姫新線の乗り継ぎが良くてどんな街なのか散策する間もありませんでした。
姫新線の完乗も今回のテーマ。新見から姫路まで乗り通します。
待っていたのはこんな第3セクターのような小さな気動車。
1654発津山行きです。

新見からも小雨降る中国山地を、小さな曲線で縫うように走っていきます。
走行中に何度もかなりの大減速をするので先頭で見てみたら、なんと25km/hの速度制限がそこらじゅうにありました。

カーブが急なので減速しているのかと思ったら直線にも速度制限があります。
車中で検索して理由がわかりました。
維持費がかさむので廃止したいJR西に対し、保線費用を最小限にして経費を減らし、路線を存続してもらうことにしたとか。
保線作業を省くので、安全確保のために速度を落としてそろそろ走っているのだそうです。
天下の国鉄もここまで落ちぶれたのかと寂しい気持ちになりました。
これが地方の鉄道の現実なのですね。

津山1832着。駅前のホテルです。
晩飯は、雨も降っているし、足が痛くて川向うの市街地まで歩きたくないので、ホテル敷地内の居酒屋にしました。
昨日の鳥取県も、津山の岡山県も旅行支援で¥6000の宿代が¥5000になり、飲食店で使えるクーポンも¥2000もらえました。

津山にはクラフトビールの蔵があるのですが、生で呑めるバーが近所に見つけられなかったので、この居酒屋でビンの津山ビールで乾杯。
足の小指が痛いので、フロントでバンドエイドをもらって早々に寝ました。

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