我が家の工作室は、オーディオ機器が東の壁際に置いてあり作業中はかなり大きな音で音楽を鳴らしています。
階下の居間でTVを観ていてもウルサイと言われたことがあるので、以前から何とかしたかったのですがやっと対策ができました。
高気密住宅のため外部には音はほとんど漏れませんが、家中にはよく音が回ります。
全館空調で部屋間の温度差をなくすためドアを閉めても空気の流れを妨げないよう、普通の家よりもドア下に大きな隙間を空けてあるからです。
まずはここを塞がなくてはならないのですが、枠を床に貼り付けてはバリアフリーが台無しになるし、良い案が思いつきませんでした。
TVを観ていたら季節がら冬の寒さ対策グッズを紹介しており、その中にドアのスキマ風ストッパがありました。
早速購入。
発泡素材製でドア下に挟んで設置し、開け閉めの際は床を擦りながら可動します。
開け閉め時に擦る抵抗があるのと、擦る音がするのが欠点ですが、普段ドアは開けっ放しで閉めないので問題ないと思います。
またドアを閉めてもドアが枠に密着しておらず10mmも動くほどガタがあるので、下辺以外の3辺は枠にパッキンを貼ることにしました。
P型のダブル(2本取り)になっており、センターから縦割にして1山で使用します。
強力な両面テープが裏側についているので簡単に貼り付けできます。
しかし10mmもガタがあると、高さが5mmほどのこれでは密着しない箇所が出てきます。
ドアのラッチ受けが噛み合いを調整できるので、より枠に密着するようキツメに調整しました。
四角穴底のネジで調整したのですがガタが解消しなかったので、両面テープで真鍮板の小片を貼り付けました。
その結果ドアは普通に閉めてもラッチが嵌まらず、半ドア状態にしか閉まらなくなりましたが、内側から押して圧をかけパッキンをつぶすとカチッと嵌まるようになりました。
試しに少し大きな音で鳴らして開け閉めしてみましたが、そこそこ効果がありそうです。
客観的に確認するため、騒音測定器のスマホアプリで音圧を測定してみました。
ずっと同じレベルで演奏される曲ということでELOのディスカバリーをかけました。
普段聴いているスピーカーから2m弱の位置の安楽椅子で心地よい音圧を測ると80dbでした。
そのまま工作室のドアを開けた入口位置まで動いて測ると70db、ドアを閉めると50dbにまで下がりました。
50dbは全館空調の換気量を大にするのと同じレベルなので許容範囲でしょう。
下の居間では46db程度で、2階の音よりも他のノイズの影響の方が大きくなりました。
密閉したことにより予想される問題として、階下から呼んでも聞こえにくくなるので、スマホで呼んでもらうことになりそうです。
それと部屋からの空気の流出をシャットアウトすることになるので圧力が上がり、天井のルーバーからの空調の風が室内圧の抵抗で出にくくなるかも。
冷暖房の効きが悪くなるのはしょうがないとしても、換気が滞って空気が濁るのは少し危ないのかな。
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