10年以上前だったと思う。
古い飛行機キットの、氷砂糖のようなキャノピーを
ツヤツヤに復活させるのに、海外では床用のワックスに
浸してるらしいと、どなたかの掲示板で話題になった。
それはフューチャーというブランドの水性ワックスだった。
床用ワックスだから、ボトルも大容量だったし、
必要になったら買えばいいや、と思っていた。
この夏頃にそろそろ買おうと、当時小分けに分売していた
模型屋に問い合わせしたら、もう在庫無しという回答だった。
そしたら、つい先日、クラキンさんのブログで
こんな新製品が紹介されていた。
ゴージーグラスコート。
ネットで調べるとほとんどフューチャーの同等品ではないか。
まだ置いてあるところは少ないらしい。
最近、クリアパーツにはいろいろ苦労させられているのだ。
藁にもすがる思いとはこんな感じだろうか。
ネットでポチっ、早速お試し。
送料込みで¥1700位。
いけにえ第1号
オリジナルパーツの原形をとどめないほど削ったウインドスクリーン。
削った後に、ペーパーとコンパウンドで磨いても
異形状で小さいので磨きにくく、曇ってしまった。
こいつに使い古しの面相筆でゴージーをヌリヌリ。
筆は乾く前なら水洗いでOK。
じゃじゃーん!どうよ、これ。成功でしょ!
厚みがあるのでレンズ状だけど、透明度はオリジナルより良いくらい。
第2号はこれ。
ヘッドライトのレンズが、ただの透明で模様がなかったので、
ニードルで縦線を彫った。
超鋭利なニードルでもギザギザになる。当然。
ゴージーをヌリヌリ。
こっちはあんまり効果がわかりにくいかしら。
肉眼では光が戻って、ギザ感がかなり減少したんだけど。
元からこういうモールドのパーツだったように見えます。
蛍光灯が映る位のツヤ。全然OK!
久々のあたり商品だな。
教えてくれたクラキンさんに感謝。
こういう使い方なら全く問題なしですね。
やっぱり基本的に水性なんですね。
ラッカー塗装に耐えられるかどうか、心配になってきました。
最初は砂ぶきから始める方が無難ですね。
ところがですね、昨日タミヤ水性アクリル、タミヤエナメル、コピックペンの3層塗りした、木目のプロペラをゴージーにドブ漬けして余分を拭ったら、この3つのどれかが溶けてティッシュに付いたんです。
フューチャーの時に言われていたのは、乾燥を1日以上掛けること、それと海外は油性ラッカーを基本使用しないので耐性を確認していないんじゃないか、でした。十分に乾燥させて、塗装後にドブ漬けを推奨してましたね。
もう少し試したいと思います。