軍機保護法は、日清戦争直後の1899年(明治32年)制定され、、「軍事上の秘密を探知し又は収集したる者は6月以上10
年以下の懲役」(第2条1項)、「…外国もしくは外国のために行動する者に漏えいしたるときは死刑又は無期もしくは4年以上
の懲役」(第3条2項)などを定めたものです。軍人だけでなく一般国民も対象とし、言論や出版、写生や撮影なども規制。山登
りや旅行好きで外国語を学ぶ意欲に燃えスパイとはまったく関係のない北大生が、当時、一大スパイ事件にデッチ上げられる
ためにはげしい拷問を受け、軍機保護法違反の罪で懲役15年の刑を課せられ網走刑務所に送られました。終戦の為、釈放さ
れたそうですが、衰弱で肺結核となり1947年、27歳で亡くなっています。↓(赤旗新聞様から引用させて頂きました)
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik07/2007-02-15/ftp20070215faq12_01_0.html
理不尽と言う言葉が軽く聞こえるほど、どす黒い底なし沼に引きずり込まれたような気持ちになります。反社会的なものとは全
く無縁で日々真摯に懸命に生きている人が、権力側の鬼畜のような思惑によって「虐殺」されたわけです。安倍政権が出した
「特定秘密保護法」と、酷似しているではありませんか!こんな法案がまかり通ったら、我らは、目も耳も口も塞がれて日々を過
ごさなければならないのです。国民をほんの僅かな時の権力者の総イエスマンにしたいのでしょう。不正を訴える者や幸せを追
求する者、平和を願う者・・を排除して、ただ、ひたすらに「奴隷」の如く権力者である「主人」に仕える者だけを生かす・・・。そ
んな地獄絵図が目に浮かびます。
この特定秘密保護法に反対している団体は、今だけでも全国におよそ70団体あります。この法案は日本社会を根底から覆
し、民主主義が完全に崩壊する危惧があるからです。http://nohimityu.exblog.jp/20934885/
☆「秘密保護法」でこんな社会に・・・その実態は (漫画にしてくれました)
*情報隠し法・・・(軍事演習を監視)「1発、2発・・・何発砲弾を撃ったか」
(ネットで公開)「告発!!こんなにたくさんの砲弾を世界遺産の撃ち込んでいる」
(チェック、チェック)<管理側>「この砲弾数の正しさ・・立ち入り禁止区域に侵入したに違いない!『管理を
害する行為』に当たるな」
「秘密取得容疑だ!!」
*とことん秘密法・・・(民)「秘密など漏らしていません」
(検察)「被告人は秘密を漏らしたのです!懲役10年を求刑します!」
(民)「秘密なんて知りません。いったい、どんな秘密ですか!」
(裁判官)「秘密の中身はヒミツだから、ヒミツです」