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内部文書入手 NTTが総務大臣、副大臣も接待していた

2021-03-11 06:40:00 | 政治
 総務省事務方ナンバー2の谷脇康彦総務審議官が3月8日に更迭されるなど、波紋を広げているNTTの

総務省への接待問題。今回、NTT側が、官僚を接待していた“迎賓館”で、大臣、副大臣ら総務省に関係

する政治家に対し、繰り返し接待を行っていたことが「週刊文春」が入手したNTTの内部文書からわか

った。現職中に接待を受けたのは計4人、延べ6件。また、NTTは総務省の政務三役(大臣、副大臣、政

務官)を退任した政治家にも接待を繰り返しており、計15人、延べ41回にのぼる。


 NTTは役員の選任や事業計画などについて、総務大臣から認可を受けて経営されている。


 総務大臣在任中に接待を受けていたのは野田聖子衆院議員と高市早苗衆院議員。野田氏は、2017年11

月22日に立川敬二NTTドコモ元社長らから、2018年3月29日に村尾和俊NTT西日本社長(当時)らから

接待を受けていた。いずれも場所は東京・麻布十番にある「KNOX」。NTTグループの関連会社が運営

し、年間の施設利用料(年会費)を支払っている会員企業は4割引きで利用できるNTTグループの接待の

ための施設である。(週刊文春 3/10 水)


普通に考えれば接待とはビジネスで利益を得たり、何らかの見返りがあると見込まれることが成立した

後に、相手側を招き歓待するもので、当然会社の了解があり、相手側も招く側の氏素性は完璧に把握し

ていることが前提である。もし何の見返りも得られないかもしれないのに接待をすれば、会社に領収書

を出すことが出来ずに接待が成立しない。或いは見ず知らずの人から接待を受ければ窮地に陥ることだ

ってある(相手側に反社会的勢力に属している人物が含まれているかもしれない)。接待の場でビジネ

スの話をすることはまずない。すでに商談は済んでいるのだ。


首相の息子が関与する接待で始まった問題は、国会で接待だけを取り上げているが、完全に焦点がずれ

ている。行政が歪められている可能性があるのだ。検察は動く気配がない。今回も騒ぎが大きくなって

も今後に影響は無さそうだ。官僚たちは黙っていれば天下りでいい思いが出来るのだ。
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