自民党は15日の総務会で、政務調査会の部会長や代理など党役職の人事を決定した。派閥裏金
事件で政治資金収支報告書に不記載のあった旧安倍派の衆参両院議員計12人を起用した。鈴木俊
一総務会長は記者会見で「適材適所で決められた」と述べた。
石破茂首相(党総裁)は10月28日の記者会見で、裏金議員の登用に当たって「党にとって有為
な方であるか、国民の理解を得られるのか、を考えながら適切に対処したい」と説明していた。
12人はいずれも衆参両院の政治倫理審査会に出席し、弁明していない。(共同通信 11/15 金)
自民党の終わりの始まりかと思わせる記事だ。自民党は2世、3世議員とタレント議員を優遇し
てきた上に、先の選挙で大敗して人材が払底してしまったのだろう。国民の怒りの矛先は裏金問
題だということを認識できないのか?これに統一教会問題が再燃すれば自民党の有力議員は相当
数減るはずだ。
日本には今、変化が必要だ。既得権益に縛られ大企業を遇し、官僚の意のままに政治が動いてき
たために日本経済は沈み、国民は将来に対する不安で消費行動を控えるようになってしまった。
自公議員も財務省も自らの利益、権益だけしか考えてこなかったので、現状がある。国民が声を
上げ続けなければ、何も変わらない。