枕草子の枕

気になる出来事

なんでこの季節に蜩?

2016年03月06日 | 日記
中学の時の英語のセンセだった、ウッチーからお手紙が届いていた。


なんじゃいな?


奥様と死別して、長い間独身生活を送ってきたウッチーは最近、春がきて

ラブラブ状態、のろけの手紙か、再婚しますの手紙かと思ったら、(いい年こいて、よく私にノロケるんだ)


「退職教職員の会の会報に僕の文が載ったから読んで。」と。

なんでも私の事を書いたから・・・


ってことで、別紙のプリント同封。

へっ??なんのこっちゃ?



ウッチーは見かけによらず?ロマンチスト。

蜩の鳴き声に惹かれると、蜩の声を聴くために遠方までも出かけるんだとか云う。



でも、昨今、ちょっとした郊外では、なかなか聴けないそう。

以前、2年くらい前かな・・・

私、you tubeの蜩の鳴き声サウンドと小川のせせらぎとステキな晩夏の映像のURLを

クリックすればそのまま聴けるよう

「ウッチー、ここクリックして。本物には勝てないけれど、いい感じよ」って

メールに添付して送信。



そのことを書いてらした。

頼もしい教え子だと・・・
              



確か、その時のウッチーからの返信ったら

「へっ、そんなのじゃなくて、僕は本物の蜩の大合唱がききたいんだよぉ」と

だだっ子的返信。


ちっ!!人がせっかく・・・勝手にせい!!  

と心の中で舌打ちしてたんだけどね。



しっかし、なんで今、春まだ浅いこの季節に

タイトル「蜩の声の記憶」なる作文を?



そして、やっぱりウッチーは「がっこのせんせ」、

なぁんか、かっちこちの文科省認定、洗練されてないセンスが、かわいくもある。








くるみのスノーボール

2016年03月06日 | グルメ・食べ歩き・クッキング
数ヶ月に一度、料理研究家?露香さんのベジクッキング教室。

今回、私はお仕事のために、不参加で

腹心友のアンちゃんからお電話で、こんなんだったよ!と楽しい会話。



ざっと、教えて貰った感じで、「エイっ!!」って、レシピに合ってるのか、合ってないのか

作ってみたのがこちら。
              

ホロホロな食感のまん丸クッキー。





本物と似てもにつかない物かも知れないけれど?

でもでも、お~~~いし~~~ぃ。


何となく、栗原はるみさんのレシピ本、私の15年前のバイブル?

                

「私の贈り物」のホワイトボウロを参考にしちゃった。

              
             


いっつも思うけど、露香さんは凄いなぁ~。

バター、卵一切使わず、完璧なるベジレシピ。




本・・・心揺さぶられる・・・

2016年03月06日 | 日記
仕事で出会い、気の合う人の共通点、会話の元が映画や本だったりする。

とある企業で出会った男性とも、映画や本の話で、何が面白かったとか、何がおすすめとか

楽しくお話したんだけど・・・お名前すらもあまり覚えていない・・・



そして、偶然、ホント偶然、再びであったときも、

「わっ!!またお会いしましたね。今何読んでますか?映画は何見ましたか?」とすぐに会話がはずむ。



先月も、お仕事で仲良くしてくれるOさん・・・彼女は偉い!!図書館派なのだ!!

図書館になくて読みたい本はリクエストをだして、その図書館の蔵書にしてもらっているだそうだ。

図書館派の女性=聡明な才女、と言う構造は私の頭の中に絶対値としてある。


そんな知的な彼女から教えて貰った、「土佐堀川・・・広岡浅子の生涯」も面白かった話は

先月のブログでアップしているし、あの、小保方さんの「あの日」はむさぼり読んでしまった。

もの凄く心揺さぶられる内容だったから・・・



こちらも、数年前に銀行のお仕事で仲良くなりメル友かつ読書友となったAさんに

私が「あの日」は感慨深かったとメールで云ったら、彼女も即買って読んで

「感想文」というタイトルで、「あの日」読後の感想をメールでくれた。




さて、過日

密かに「ああいう人に私はなりたい!!」と宮沢賢治風に心の底から思う方に

本をお借りした。


今は、ぎゃはははっ!と読めちゃう田辺聖子さんのエッセイ「女のふともも」を読んでいて

このお借りした本はその後ね・・・と思っていたのだが、

どうも気になって昨晩読み始めた。・・・・ら・・・・深夜2時くらいまで読んでしまった。

しかも、こらえきれない涙を流しながら。

その本とは、姜 尚中さんの「心」    
                      


何も下知識なく読み始め、あ~夏目漱石の「こころ」をベースに書いてらっしゃるのね。

そう言えば、NHKの番組 100de名著の夏目漱石「こころ」は姜 尚中先生がナビゲーターだったし・・・

と思いながら。

ベッドの中で寝る前にちょっとと思ったそれが、読み止める事が出来ず

いっき読み。


心臓を何か大きな手でぎゅーっと握りつぶされるような、そんな感覚に耐えながら・・・

そんな感情を上手に文章に残したいのだけれど、悲しいかな、つたない、稚拙な文章しかかけない私。





しかし・・・

どうして、今、この本を貸して下さったのだろう、

どうしてこの本の至る所のさもない描写が、シンクロするのだろう。

クラムスコイの「忘れえぬ女」・・・この女性のまなざし・・・が突き刺さる。

この絵のことも、以前ブログにアップしている私。
                             
何故、君なんだ・・・という叫び・・・先日の読み返した神谷美恵子さんの言葉「なぜ私ではなくあなたが・・・」

と云う言葉がリフレインする。






3月8日、明後日は兄の命日、私は兄より14歳も年を上回ってしまったけれど

兄のように、何かを残せたか?

     否

私に出来ることは、ただ生きること・・・。