本の中から １

『芸実と歴史の島　シチリア』の本の中からカザーレ荘の部分を紹介します。
ピアッツァ・アルメリーナのカザーレ荘（Villa Romana del Casale / ローマのヴィラ）は、シチリアに残る最大級のローマ時代のヴィラで、３～４世紀頃築かれ、５世紀に異民族が侵入するまで大いなる繁栄を亭受した跡が残っています。床に残るモザイク装飾は世界的に有名。
カザーレ荘の主は大富豪、もしくはローマ帝政末期の皇帝マクシミリアン帝の別荘だったと考えられています。

本の中から ２

１９２０年代に発掘は始まったが、いまだに全容は解明されていません。
壮大な別荘を埋め尽くすモザイクは、北アフリカから呼ばれた職人によるものと推測されています。ローマ時代に広く普及したモザイク装飾の遺品の中でも際だって美しいとされています。

本の中から ３

噴水のある大ペリステリウム（列柱の囲まれた中庭）。

本の中から ４

冷水浴室の海の精ネレイス。

本の中から ５

大ペリステリウムのクマの頭部が表されたメダル状装飾。

本の中から ６

チルコの大サロン。マッシモの戦車競技。

本の中から ７

ローマの戦車競技。

本の中から ８

漁をするキューピット達の間。

本の中から ９

トランペット吹きが競技の終了を告げ、高官が勝利者にヤシの葉を授ける場面。
チルコの大サロン。

本の中から １０

漁をするキューピット達。

本の中から １１

小さな狩りの情景。

本の中から １２

アリーオーンの物語からネレイス。

本の中から １３

アリーオーンの物語から海獣にまたがるキューピット。

本の中から １４

１０人の少女の部屋は、１０人の少女達がスポーツの練習をしている風景が描かれています。当時スポーツをする時は下着姿だったそうです。
これは勝利の冠を被る少女。

本の中から １５

踊る少女。