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【#朝鮮日報】【社説】大韓民国の首都の市長執務室で「喜び組」を強要されただなんて

2020-07-19 04:58:03 | 海外の反応
 故・朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長の元秘書が4年間にわたり受けてきた性暴力の実態を追加で公表した。被害者側は「朴市長が執務室でシャワーを浴び、脱いで置いておいた下着を被害者が直接手で取って処理し、新しい下着を持ってくるように強要された」と言った。「昼寝している市長を女性秘書が起こすと機嫌が悪くならない」という理由で、男性の随行秘書の代わりに被害者が「内室」に入って朴市長を起こさなければならず、朴市長が週末の早朝にジョギングをする時も、「女性秘書が一緒に走ると記録がいい」という理由で被害者を出勤させた。朴市長はまた、被害者に血圧測定をさせて、「君(Aさん)が血圧を測ると、私の血圧が上がる」というセクハラ(性的嫌がらせ)発言を続けた。被害者側はこれを「北朝鮮(の金日成〈キム・イルソン〉主席、金正日〈キム・ジョンイル〉総書記、金正恩〈キム・ジョンウン〉朝鮮労働党委員長一族)の『喜び組』のような役割」と言った。大韓民国の首都の市長の執務室で、北朝鮮の平壌の主席宮で起こりそうなことが起こったというのだ。「女性の人権の守護者」という仮面の下に隠された醜い素顔に、開いた口がふさがらない。このような話を聞いても、「清い人」「100兆ウォン(約9兆円)をかけても作ることができない人」という言葉が出るのだろうか。

 朴市長を止めなければならないはずの秘書室組織は、逆にセクハラ(性的嫌がらせ)・性差別をほう助し加害行為に加わっていた。「6階の人々」と呼ばれている彼らは、ほとんどが労働運動・学生運動や市民団体の出身で、朴市長に特別職として起用された最側近たちだ。「グル」になるしかない構造だ。彼らは「市長の機嫌のいい状態を保つため」に被害者に「喜び組」の役割を強要したというのだ。彼らは性的労働に耐えられなくなった被害者の人事異動要求を7回も拒否した。被害者は人事担当者に「性的問題」を言及したのにもかかわらず、担当者は状況把握すらしなかったという。「6階の人々」はまた、被害者が告訴状を提出した後、連絡してきて「女性団体に巻き込まれるな」「記者会見(をするの)は違うと思う」「確実な証拠なしには難しいだろう」と懐柔し、圧力を加えてきたそうだ。そうしておきながら、問題が明るみに出た後は「全く知らなかった」としらを切った。みな共犯だと言っていい。

 被害者側によると、ソウル市の別の女性職員たちもわいせつ行為・セクハラに被害に頻繁に遭っているとのことだ。会食時にカラオケ店で腰に手を回したり、酔ったふりをしてキスしたり、床に手をつくふりをして脚に触るなど、日常的なわいせつ行為・セクハラがあったと主張している。職員の性的暴行事件に口をつぐんでいたものの、メディアで報道されると、遅ればせながら当事者を職位解除したこともあった。人口1000万人の都市の行政を担う人々がこの程度のレベルだとはあきれるばかりだ。男女平等都市を具現するとして「性暴力ワンストライク・アウト制」「ジェンダー特別補佐官」の導入をPRしたのは、すべて詐欺劇だった。このようなソウル市に真相究明を任せれば、自ら免罪符を与えるのは火を見るよりも明らかだ。ソウル市は調査の主体ではなく、捜査の対象だ。検察が徹底的に調べ、すべての疑惑を明らかにして、関係者の責任を厳しく問わなければならない。


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