TBS交通放送で番組の進行を担当するアナウンサーのパク・チヒ氏が、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長をわいせつ行為で告訴した被害者について「4年間一体何をしていて、今になって突然こんな形で世に出ることになったのか気になる」と発言した。被害者の純粋性を問題にして黒幕の存在を疑う、典型的な2次加害だ。被害者はソウル市内部に助けを求めたが、朴市長の側近らが黙殺したという。このように権力と地位に押され、拒否する意欲すら出せないのが「威力による性犯罪」だ。被害者に共感するどころか「なぜ今になって騒ぐのか」という形で攻撃するとは、番組進行役の言うことか。慰安婦被害者のハルモニ(おばあさん)に対しても「解放されてから数十年間何をしていて、今になって出てきたのか」と言うだろうか。徐志賢(ソ・ジヒョン)検事、詩人の崔泳美(チェ・ヨンミ)氏なども「MeToo」を暴露するまで8-10年かかった。政治的傾向以前に、人間性の問題だ。
交通放送はソウル市の交通案内のための放送だ。市民の税金で運営されている。朴元淳市長がこの放送を「政権のラッパ手」に仕立てた。放送の設立目的にも合わない。その放送の進行者がわいせつ行為の加害者である朴市長を擁護している。
YTNラジオで時事番組の進行役を務めている作家のイ・ドンヒョン氏は、朴市長事件に言及しつつ「被告訴人(朴市長)は人生が終わったのに、(被害者は)隠れて何をしているのか」「4年間どうやって我慢したかも十分に問題を提起できる」と発言した。性犯罪において何より重要な「被害者の保護」は眼中にもない発言だ。インターネットで被害者を「官奴」「花蛇(金目当ての女)」になぞらえ、被害者の身元を探る一部のネットユーザーと変わるところがない。
同じくYTNで番組の進行役をしていたノ・ヨンヒ弁護士は、6・25戦争の英雄ペク・ソンヨプ将軍について「わが民族である北朝鮮に向けて銃を撃ち、勝った功績が認められるといって、顕忠院に葬られるのか」と、とんでもない発言を行って非難を浴び、番組から降板した。正常とは到底いえない認識を持った人々だ。こんな異常な人々が、税金で運営されたり政府が株を持っていたりする放送局で時事番組の進行役としてずらりと並んでいるというのは、正常な社会で可能なことなのか。ある評論家の言葉のように、この人々は「社会的凶器」にほかならない。
交通放送はソウル市の交通案内のための放送だ。市民の税金で運営されている。朴元淳市長がこの放送を「政権のラッパ手」に仕立てた。放送の設立目的にも合わない。その放送の進行者がわいせつ行為の加害者である朴市長を擁護している。
YTNラジオで時事番組の進行役を務めている作家のイ・ドンヒョン氏は、朴市長事件に言及しつつ「被告訴人(朴市長)は人生が終わったのに、(被害者は)隠れて何をしているのか」「4年間どうやって我慢したかも十分に問題を提起できる」と発言した。性犯罪において何より重要な「被害者の保護」は眼中にもない発言だ。インターネットで被害者を「官奴」「花蛇(金目当ての女)」になぞらえ、被害者の身元を探る一部のネットユーザーと変わるところがない。
同じくYTNで番組の進行役をしていたノ・ヨンヒ弁護士は、6・25戦争の英雄ペク・ソンヨプ将軍について「わが民族である北朝鮮に向けて銃を撃ち、勝った功績が認められるといって、顕忠院に葬られるのか」と、とんでもない発言を行って非難を浴び、番組から降板した。正常とは到底いえない認識を持った人々だ。こんな異常な人々が、税金で運営されたり政府が株を持っていたりする放送局で時事番組の進行役としてずらりと並んでいるというのは、正常な社会で可能なことなのか。ある評論家の言葉のように、この人々は「社会的凶器」にほかならない。
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