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Q&A年金の行方 (1) 資産運用の低利回り

2009年06月08日 | 厚生年金基金
Ⅱ. 基金解散と代行返上の真因

(1) 資産運用の低利回り

Q 厚生年金基金から代行返上すると言ってきたが、どうしてそうなったのだろう。加算分も清算したがっているようだが。
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Q 参ったよ。代行返上するんだそうな。

A そうですか。記録を確認しますから年金手帳ありますか?

Q はい、これっ。

A ちょっと、待ってください。・・・・・・・。5Hになっていますから返上されていますねぇ。返上された分は国の厚生年金の中に合算されて振り込まれますから大丈夫ですよ。

Q それはいいんだが、・・・・・・・。加算分はどうなるのかな。

A それは各基金まちまちですが、通常は3つの選択肢が提供されます。

Q それから自分で選ぶんだ。

A ええ。

Q そお。・・・・・・・。なんか、会社は加算分も終わりにしたいみたいなんだが、どうしたんだろう。

A ええ、一般的には基金の資産運用の低利回りというのがあると思います。基金の資産運用は年5.5%の利回りを予定しているんですが、ここ10年ほどとてもその利回りは確保できていないんです。このため、資産が不足になってきて、年金が支払えなくなりつつあります。

Q そお、1%とか2%かせぐのも大変なんでしょう。

A 銀行預金の利回りを考えますと分かりますよね。それに、日本経済の構造変化、つまり終身雇用とか年功序列賃金とかが難しくなってきていますよねぇ。さらに、日本経済が世界環境に合わせていく上で不可欠な時価会計の採用というのも大きなインパクトになりました。

Q 環境が変わって昔のインフラでは用が足せないなんだ!

A ええ、おっしゃるとおりだと思います。

Q でも、自分たちはそのハザマで年金を受けて老後のリスクに立ち向かわなければならないんだから、ドサクサ紛れに年金をカットされるのは避けたいものだねぇ。

A そのとおりですねぇ。年金支払い者の動向には十分監視の目を光らさなければならないということになりますねぇ。

Q どうしたらいいんだろう。

A 政治家や役人・企業経営者、それに労働組合の役員などの発言に注意するとか、ということになりますかねぇ。直接的には、受給の権利のあるものはすべて100%、漏れがないように請求することですねぇ。そのためには、年金制度を熟知して、調査を完全に行って、自分のガードを固めないといけないでしょう。

Q そのようだねぇ。ありがとう!

A もう、ひとがん張りしてください。


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