毎週土曜日は【援農の日】
私が援農させていただく理由は、安心安全な食べ物を確保するための知識を得ること、安心安全な食べ物をつくる人たちとの人脈をつくることです。
例えば今後、食糧危機になった際にも食べ物を確保できる、分けていただけるという道をつくっておきたい、という思いです。
現にこの2年、野菜はほとんど農家さんから頂いた無農薬野菜で過ごしています。
食糧自給自足の家、エネルギー(電気・ガス・水道など)自給自足の家を広めたいと思っております!
ご興味のある方は「ひと・すまい・くらし」で検索してみてください。
毎週のように有機農家さんのお手伝いをしておりますが、このところ投稿しておりませんでした。
毎週学ぶことはありますが。今日はその中でもインパクトの強かったことをみっつほど。
「畑に一度入れてしまったら減らすことはできない」という何気ないひと言。
農薬にしろ、肥料にしろ、その肥料が有機肥料でも化学肥料でも同じことですが、一度畑に入れてしまったら、畑から取り出すことはできない、ということです。
足りなければ足すことはできる、しかし一度入れてしまったらそれを取り除くことはできない、とも仰っておりました。
農薬が身体に与える影響が研究により指摘されることがあります。詳しくは以前のblog参照。
畑へ農薬を使用する前に少しだけそのことも考えていただけましたら幸いです。
この農家さんは有機肥料ではありますが、その有機肥料は何年もかけてつくった完全発酵した有機肥料です。その有機肥料でさえ、この畝には勘違いして入れすぎた、この畝は足りないと成長したじゃがいもの成長具合をみながら話をします。
私から見ますと面白いくらいにじゃがいもの成長が一定で頭が揃ってみえますが、農家さんの目には花の高さと葉の高さをみて、この畝は、という話になります。
奥が深い話です。
この農家さんは「畑に一度入れてしまったら減らすことはできない」という言葉を有機肥料について話をしておりましたが、私は農薬や化学肥料、除草剤などのことを想像してしまいました。
あまり考えもせずに使っている農薬や除草剤などはみなさんのカラダに地球環境にどのような影響を与えるのでしょう?ぜひみなさんもご一考頂けましたら幸いです。
「昔はお徳用がよく売れた。今では生活スタイルが変わったので、多少割高でも1本いくらの商品が売れている」とのこと。
確かに昔は5本198円などお徳用を購入するひとが多かったようです。しかしいまは少人数で生活される方が多いためか1本80円(5本換算すると400円!)のほうがよく売れるという話を聞きます。
サラダに少しだけ入れたいから、や、お徳用で5本購入しても食べきれず結局は捨ててしまいもったいないから、というお客様の声もあるようです。
野菜などがカットされて販売されており、調味料も入っています。混ぜて炒めるだけで本格的な料理ができる。
確かに忙しいご家庭には重宝されそうです。しかし家庭の味というものはなくなってしまいますね。
以前、大地を守る会の会員さんのお宅で食事をご馳走になることがありましたが、どのご家庭でもそのご家庭の味をお持ちでした。
キット商材はとても便利でこれからも広がっていくことでしょう。しかし私は少し寂しい気もします。
もう一つの話は、農家さんのお家事情。
本家の農家さんの話と友人の農家さんの話。本家の農家さんは十数年前に立派な母屋を建てたそうです。建替えたといった方が正しいですね。
その母屋ですが2階建て、親戚が集まったときにも広間として使える続き間もあり、部屋数は何部屋もあるそうです。
その本家のご主人が「もう3年くらい2階には上がったことがない」というのです。
2階は物置だそうです、、、
ご友人の農家さんのお家では息子さん夫婦との同居のため二世帯住宅として母屋を建て替えたそうです。
しかし息子さんご家族は敷地内に別のお家を建ててそちらに住み、結局建替えた母屋はお父さんとお母さんの二人で住んでいるそうです。
やはり2階の二世帯用のお部屋は現在誰も使うこともなく、部屋も閉め切り状態とのこと。
私は建築士ですので、このおふたりに以下のお話をさせていただきました。
使われていない部屋の窓も開けていなかった、二世帯の部屋の水道などはもう何年も流していなかった、などのお話をお聞きしたので、ぜひ窓を開けて空気の入れ替えをくださいと話をしました。またたまにはキッチンやお風呂、洗面、トイレ、そして忘れがちなところが洗濯機の排水溝に水を流してください、とお話をしました。
家は大きな家を建てればそれだけ固定資産税もかかります。掃除なども大変です。建てる前にいろいろと検討しましょう。
ひと・すまい・くらし一級建築士事務所